萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

『第二十三回 よこはま「万作・萬斎の会』を観る

万作さんパパは、「花子」の朝顔の扇を小林古径に描いて貰っていた!大好きなご一家と大好きな画家のご縁を知り、ひゃーっと大興奮です。万作さんパパは面打ちをなさっていたので、色々な芸術家と交流があったそうで。伺ったのは、横浜能楽堂での狂言会。解…

『第二十三回 よこはま「万作・萬斎の会』を観る

万作さんパパは、「花子」の朝顔の扇を小林古径に描いて貰っていた!大好きなご一家と大好きな画家のご縁を知り、ひゃーっと大興奮です。万作さんパパは面打ちをなさっていたので、色々な芸術家と交流があったそうで。伺ったのは、横浜能楽堂での狂言会。解…

「国立能楽堂 定例公演」を観る

5月10日、国立能楽堂へ。チラシのラックが復活していました。コロナが5類に移行したんだなぁ、と実感です。狂言「佐渡狐」奏者が万作さん、越後お百姓が高野さん、佐渡のお百姓が深田さん、後見が石田さん、岡さんが幕。岡さんが、なぜか紋付裃。奏者は、ワ…

「第25回 加藤眞悟明之會」を観る

5月5日、国立能楽堂へ。御挨拶 加藤眞悟さん解説 表きよしさん仕舞 「西行桜 クセ」梅若万三郎さん「遊行柳 キリ」観世喜正さんお能に合わせて、植物つながりというセレクトでしょうか。狂言「長光」すっぱが萬斎さん、田舎者が飯田くん、目代が太一郎くん、後見…

「第25回 加藤眞悟明之會」を観る

5月5日、国立能楽堂へ。御挨拶 加藤眞悟さん解説 表きよしさん仕舞 「西行桜 クセ」梅若万三郎さん「遊行柳 キリ」観世喜正さんお能に合わせて、植物つながりというセレクトでしょうか。狂言「長光」すっぱが萬斎さん、田舎者が飯田くん、目代が太一郎くん、後見…

「銕仙会青山能〈4月〉」を観る

4月26日、銕仙会能楽研修所へ。狂言「飛越」新発意が裕基くん、何某が萬斎さん、後見が中村くん、幕が内藤くん。新発意くんの能力頭巾は、枇杷色の格子。ライトな色調の頭巾が新鮮です。何某サマは、茶の毘沙門亀甲の長裃。このお二人が連れ立って茶会に向か…

「第53回 花影会」を観る

4月16日、観世能楽堂へ。 「翁」翁が松木千俊さん、千歳が武田宗典さん、面箱が野村裕基くん。笛が一噌隆晴くん。 お父様の隆之さんが後見。小鼓頭取が大倉源次郎さん、脇鼓が飯冨孔明さん&大倉伶士郎くん、大鼓が安福光雄さん。 三番叟後見は、高野さん&内…

「第53回 花影会」を観る

4月16日、観世能楽堂へ。 「翁」翁が松木千俊さん、千歳が武田宗典さん、面箱が野村裕基くん。笛が一噌隆晴くん。 お父様の隆之さんが後見。小鼓頭取が大倉源次郎さん、脇鼓が飯冨孔明さん&大倉伶士郎くん、大鼓が安福光雄さん。 三番叟後見は、高野さん&内…

「関根祥雪 七回忌・関根祥人 十三回忌 追善 第五十一回 桃々会」を観る

4月9日、観世能楽堂へ。連吟「小袖曽我」仕舞「笹之段」仕舞「歌占」能「卒都婆小町 一度之次第」シテが観世宗家、ワキが森常好さん、ワキツレが館田善博さん。笛が一噌庸二さん、小鼓が鵜澤洋太郎さん、大鼓が亀井忠雄さん。前シテの青鈍色の水衣の透け感が…

「関根祥雪 七回忌・関根祥人 十三回忌 追善 第五十一回 桃々会」を観る

4月9日、観世能楽堂へ。連吟「小袖曽我」仕舞「笹之段」仕舞「歌占」能「卒都婆小町 一度之次第」シテが観世宗家、ワキが森常好さん、ワキツレが館田善博さん。笛が一噌庸二さん、小鼓が鵜澤洋太郎さん、大鼓が亀井忠雄さん。前シテの青鈍色の水衣の透け感が…

「第102回 野村狂言座」を観る

4月6日、宝生能楽堂へ。石田さんによる解説小舞「貝尽し」岡さん「八島 後」飯田くん地謡は、深田さん&中村くん&福田成生さん&内藤くん。狂言「粟田口」大名が万作さん、太郎冠者が高野さん、すっぱが萬斎さん、後見が岡さん。そのすっぱは、特別なオーラを…

「第102回 野村狂言座」を観る

4月6日、宝生能楽堂へ。石田さんによる解説小舞「貝尽し」岡さん「八島 後」飯田くん地謡は、深田さん&中村くん&福田成生さん&内藤くん。狂言「粟田口」大名が万作さん、太郎冠者が高野さん、すっぱが萬斎さん、後見が岡さん。そのすっぱは、特別なオーラを…

「故櫻間金太郎三十三回忌追善 櫻間會別会」を観る

4月1日、国立能楽堂へ。仕舞「二人静 曲」北山春彦さん&阪本昂平さん。仕舞「花月 切」伊藤眞也さん。能「卒都婆小町」小町が櫻間右陣さん、高野山の僧が森常好さん、笛が松田弘之さん、小鼓が大倉源次郎さん、大鼓が広忠さん。前シテは、黄唐茶のヨレ水衣、…

「故櫻間金太郎三十三回忌追善 櫻間會別会」を観る

4月1日、国立能楽堂へ。仕舞「二人静 曲」北山春彦さん&阪本昂平さん。仕舞「花月 切」伊藤眞也さん。能「卒都婆小町」小町が櫻間右陣さん、高野山の僧が森常好さん、笛が松田弘之さん、小鼓が大倉源次郎さん、大鼓が広忠さん。前シテは、黄唐茶のヨレ水衣、…

「狂言 ござる乃座 67th」を観る

3月26日、国立能楽堂へ。2ヶ月ぶりの能楽堂。最初に萬斎さんの解説〜!ござるは解説なしの事が多いので、嬉しいサプライズでした。膏薬煉のご説明に、デトックスやら樹液シートを挙げてくださり、伝統芸能がグッと身近に。狂言「膏薬煉」上方の膏薬煉が深田…

「狂言 ござる乃座 67th」を観る

3月26日、国立能楽堂へ。2ヶ月ぶりの能楽堂。最初に萬斎さんの解説〜!ござるは解説なしの事が多いので、嬉しいサプライズでした。膏薬煉のご説明に、デトックスやら樹液シートを挙げてくださり、伝統芸能がグッと身近に。狂言「膏薬煉」上方の膏薬煉が深田…

「万作の会 狂言の世界」を観る

3月23日、有楽町朝日ホールへ。解説は萬斎さん!黒紋付き、淡い水色の長襦袢。「柑子」の解説の中で、下々の者同士でも宴会になっていたんでしょう、というような事をサラリと仰り、ああそうだったのか、腑に落ちました。これまでこの演目を観るたびに、宴会…

「ハムレット」を観る

萬斎さん演出のハムレットを観に、世田谷パブリックシアターへ行って参りました。伺ったのは、3/11,14,16,19のマチネ。上演時間は休憩を含め3時間半でしたが、体感的には、もっと短く感じました。面白かった!ストーリーが面白い、というのとはちょっと違っ…

「立春!能・狂言の世界」を観る

2月18日、やまと芸術文化ホールへ。素謡「神歌」翁が片山九郎右衛門さん、千歳が安藤貴康さん。地謡は、柴田稔さん&角当直隆さん&武田祥照さん&中森健之介さん。狂言「佐渡狐」奏者が萬斎さん、越後の百姓が飯田くん、佐渡の百姓が内藤くん。後見が高野さん…

「新春 萬斎の芸能玉手箱」を観る

1月28日、石川県立音楽堂 邦楽ホールへ。素囃子「春の寿」笛が田中傳十郎さん、小鼓が田中傳左衛門さん、大鼓が亀井広忠さん!太鼓が田中傳次郎さん。舞踊「長唄 七福神」立方が市川猿之助さん。唄が、今藤政貴さん、杵屋和三朗さん、杵屋勝英治さん。三味線…

「野村万作・萬斎・裕基 狂言三代の夕べ」を観る

1月26日、文京シビックホールへ。最初に萬斎さんによる解説。三番叟の解説をとても丁寧にしてくださり、私は今回、"三角"なる型のネーミングを学習いたしました。面替のご説明も。これは、面を三方向に切っているのだそうで、三方向は天地人の意識なのだとか…

「国立能楽堂 定例公演」を観る

1月20日、国立能楽堂へ。「隠狸」太郎冠者が石田さん、主が萬斎さん、後見が高野さん。萬斎さんは、鈍色&胡桃色&象牙色の段熨斗目、金茶地に繊細な松林模様の長裃。この長裃は初見の気がします。パリッとした質感だったし、新たに誂えられたのでしょうか。質…

「新作能 媽祖  -劇場版-」を観る

1月15日、小田原三の丸ホール大ホールへ。 ロマンスカーに乗ったのは、35年ぶりくらいかも。演目は新作能「媽祖」、一曲のみ、という潔い公演。巫女&媽祖(シテ)が片山九郎右衛門さん。 春日明神が萬斎さん。目隠し=千里眼&鬼神が(ツレ)が味方 玄さん、耳覆い…

「第101回 野村狂言座」を観る

1月12日&13日、宝生能楽堂へ。木曜・金曜で三番叟の小書が違う、との事だったので、両日伺いました。「三番叟 三上山」(1/12)「三番叟 田歌節」(1/13)三番叟が萬斎さん、千歳が裕基くん、地謡が、太一郎くんを地頭に、中村くん&内藤くん&飯田くん&岡さん。後…

「観世九皐会1月定例会 第1部」を観る

1月8日、矢来能楽堂へ。「翁」 翁が小島英明さん。披きだそうです。千歳が桑田貴志さん。三番叟が岡さん。岡さんも披き〜!面箱が飯田くん。笛が竹市学さん、小鼓頭取が曾和正博さん、胴脇が住駒充彦さん、手先が曽和伊喜夫さん、大鼓が柿原孝則さん。狂言後見…

『日本全国 能楽キャラバン! in 神奈川 神秘の島 祈祷の響き「江野島」』を観る

1月5日、鎌倉芸術館へ。解説 葛西聖司さん。"神秘の島 祈祷の響き「江野島」"「江野島」の解説の中で葛西さんが仰ることには、江ノ島へ勅使を派遣した欽明天皇というのは、聖徳太子のお祖父様なのだとか。解説の最後には、鎌倉殿の13人の義時に似ている方が…

『日本全国 能楽キャラバン! in 神奈川 神秘の島 祈祷の響き「江野島」』を観る

1月5日、鎌倉芸術館へ。解説 葛西聖司さん。"神秘の島 祈祷の響き「江野島」"「江野島」の解説の中で葛西さんが仰ることには、江ノ島へ勅使を派遣した欽明天皇というのは、聖徳太子のお祖父様なのだとか。解説の最後には、鎌倉殿の13人の義時に似ている方が…

「国立能楽堂 狂言の会」を観る

12月23日、 国立能楽堂へ。「◎千利休生誕五百年」と銘打たれた会で、お茶に因んだ演目づくし。まず、大蔵流の「御茶の水」。「御茶の水」と「水汲」はタイトル違いの同じ曲と、何かで目にした事があったのですが、ぜんぜん違ってました。過去に観た万作家の…

「テムとゴミの声」を観る

30数年ぶりに下北沢の小劇場に行きました。観たのは、「テムとゴミの声」。現代劇だったのだけど、お能のような要素も感じられ、沸き立つような楽しさも頂きつつ、終演後は静かな余韻に浸っています。まず、目付柱を5倍くらい太くした柱がドーン、と! その…

「萬斎 イン セルリアンタワー 22」を観る

12月16日、セルリアンタワー能楽堂へ。 最初に萬斎さんによる解説。萬斎さんは、茄子紺の紋付に、京紫の細縞の袴、シルバーの角帯、鮮やかな空色の長襦袢。おお!この袴は、広忠さんからのプレゼントではありませんか!!去る9月19日に、「七代目杵屋和吉襲…