萬斎さん観賞と日本画修得の日々

能楽や展覧会の観賞の感想を書いています

2020裕基くんベスト15

先日の萬斎さんのベスト15に引き続き、今日は裕基くんのベスト10を ・・・と、思って選び始めたら、どれも捨てがたい。うぬーう こうなったら、 裕基くんもベスト15にしちゃいます。●1位 「狂言ござる乃座61st」(第1日目)(8/10、宝生能楽堂)での 「屋島 …

2020萬斎さんベスト15

2019年は、古典曲と非古典曲に分類してみたのですが、 どうもシックリこないので、 今回は区別なく一本化して選出してみたいと思います。 ●1位 「大槻能 リニューアル公演 日賀寿能 第二日目」(1/4、大槻能楽堂)での 「翁 大黒風流」の三番叟 https://jizo.ha…

「第二回 士乃武能」を観る

2月7日、国立能楽堂へ。ロビーには、今回の公演チラシのイラストを描かれた天野喜孝さんの原画が。私は黒ガシラのフォルムが大好きなんだけど、そのテイストを汲みつつも、 でも、写実寄りになりすぎず、 しっかり天野喜孝さんワールドになってました。座席…

「田中一村展‐千葉市美術館収蔵全作品」を観る

ついに憧れの、田中一村を観た! 伺ったのは、千葉市美術館。往復5時間かかりましたが、 奄美大島までの所要時間に比べたら、なんのその。奄美といえば、私にとっては田中一村記念美術館の所在地。田中一村を観るために、いつか奄美に行かねば、と思っていた…

「国立能楽堂 1月 狂言の会」を観る

1月22日、国立能楽堂へ。コロナ渦の余波により、20時までに終演とすべく、少々の番組変更がありました。 素囃子がカットされ、休憩時間も無しとなり。狂言「餅酒」。 越後国のお百姓(シテ)が松田髙義さん、 加賀国のお百姓が奥津健太郎さん、 奏者が野口隆行さ…

「梅若研能会 1月公演」を観る

1月16日、国立能楽堂へ。 「翁」翁はの梅若万佐晴さん。 当初、翁は万三郎さんがつとめられることになっていたのですが、ロビーに貼り出された案内によりますと、万三郎さんはお怪我のため、代演となったのだとか。千歳が梅若万佐志さん。 三番叟が飯田豪く…

「梅若研能会 1月公演」を観る

1月16日、国立能楽堂へ。 「翁」翁はの梅若万佐晴さん。 当初、翁は万三郎さんがつとめられることになっていたのですが、ロビーに貼り出された案内によりますと、万三郎さんはお怪我のため、代演となったのだとか。千歳が梅若万佐志さん。 三番叟が飯田豪く…

「佛淵静子 展 ーshellー」を観る

大好きな日本画家さんの個展に行って参りました。その画廊 Gallery Suchi は、 茅場町駅から徒歩1分のレトロな建物の2階にあります。 女性の皮下脂肪を、こんなにも魅力的に描く方を、私は他に知りません。特に、関節まわりのような、あまり脂肪が付きにくい…

「宝生月浪能 特別会」を観る(その2)

(その1の続き)狂言「鶯」 シテが万作さん、アドが深田さん、後見が月崎さん。万作さんが鶯を献上したい「梅若殿」は、 姿は登場しないんだけど、なんとなく美少年ぽいイメージを彷彿とさせます。そういうイメージといい、 鶯のかごの作りの繊細さといい、全体…

「宝生月浪能 特別会」を観る(その1)

今年初の宝生能楽堂へ。「翁 烏帽子之祝儀」 翁が和久荘太郎さん、 千歳が藤井秋雅さん、 三番叟が裕基くん、 面箱が石田淡朗くん、 狂言後見は萬斎さん&高野さん。笛が藤田次郎さん、 小鼓頭取が幸信吾さん。この方の素襖裃が、ウィリアムモリスちっくな模様…

「観世会定期能 1月」を観る

1月3日、観世能楽堂へ。「翁 父尉延命冠者之式(ちちのじょうえんめいかじゃのしき)」翁は観世宗家、 三番叟は太一郎くん、 千歳は三郎太くん、 面箱は飯田くん、 狂言後見は深田さん&中村くん。笛は松田弘之さん、 小鼓頭取は大倉源次郎さん、 脇鼓は鵜澤…

新作能「白雪姫」のブルーレイを観る

12月のアタマにブルーレイを観ました。 その翌日から仕事が噴火して、更に年末の諸々もあり、この話題を書きそびれているうちに大晦日を迎えてしまいました。ということで、観てから日数が経ってしまいましたが、面白かったです!観る前は、失礼ながら、学芸…

「第四十回テアトル・ノウ東京公演 天下泰平 国土安穏 ーコロナ終息祈願ー」を観る

12月27日、国立能楽堂へ。素謡「神歌」 翁が片山九郎右衛門さん、 千歳が観世淳夫さん。翁は、年明けのマスト曲という印象がありましたが、1年の締めくくりにも、ふさわしい曲でした。地球規模で大変なことが起こった今年、という年に聴くと、 この曲がつく…

「青山能 MIRAI」を観る

12月19日、銕仙会能楽研修所へ。仕舞「玄象」 安藤継之助くん。 4歳。 地謡は、安藤貴康さんを地頭に、谷本健吾さん&観世淳夫さん。継之助くんは、手をピシッと膝に揃えて静止したときのお顔が、眉間にシワを寄せ、真剣そのもの。「渾身の静止を繰り出した…

「第92回 野村狂言座」を観る

12月18日、宝生能楽堂へ。最初の解説は、石田幸雄さん。狂言「膏薬煉」 上方の膏薬煉が裕基くん、 鎌倉の膏薬煉が淡朗くん、 後見が飯田くん。色違いのオソロの装束すてき。 鼻に貼り付けた長い短冊が、ニュータイプのマスクのようです。身体を反らせたり、…

「「萬斎インセルリアンタワー 20」を観る

12月16日、セルリアンタワー能楽堂へ。 見所に、杉本博司さんのお姿。最初に萬斎さんによる解説。 茄子紺の紋付きに袴。時々、お言葉が出てこなくなってフリーズなさる。 そのご様子がかわゆくて、フリーズなさろうとも、十分に間が持ちます。「賽の目」 採…

「第九回 佐久間二郎能の会 三曜会」を観る

12月5日、国立能楽堂へ。最初に、落語立川流 立川談四楼さんによる「おはなしー曽我物語」 続いて仕舞「小袖曽我」 十郎祐成(兄)が永島充さん、 五郎時致(弟)が佐久間二郎センセ。このあとに上演される「夜討曽我」と同じ配役にしたんですね。 ・・・と…

「第4回 文の会」を観る(色の読み方の追記版)

11月29日、観世能楽堂へ。最初に武田崇史さんによる解説。武田志房さん&金春惣右衛門さんによる一調「高砂」仕舞4番は、 坂井音晴さんの「生田敦盛 クセ」、 武田志房さんの「芭蕉 キリ」、 観世宗家の「花筐 狂」、 林宗一郎さんの「山姥 キリ」「柑子」 …

「能を知る会 横浜公演」を観る

11月26日、横浜能楽堂へ。最初に、葛西聖司さんによる講演「能の小書 歌枕の力 名所幻想」葛西さんが仰ることには、「酌之舞」の小書は、色々な小書の段階を踏まないと出来ないそうで。貫太センセは、「十三段之舞」とかの小書を経て、やっと、この小書のお…

「第6回 よみうり大手町・狂言座」を観る

11月22日、よみうり大手町ホールへ。最初に萬斎さんによる解説。 このところ、萬斎さんの解説の機会が激減しているので、ありがたさにジーンときます。今回の解説で学習したことは、 「二人袴」の聟と親は、ホントは素襖裃を着ている態である、ということ。…

「十一月 五雲会」を観る

11月14日、宝生能楽堂へ。能「岩船」 シテが高橋憲正さん、ワキが野口琢弘さん、ワキツレが野口能弘さん&吉田祐一さん。 アイが岡さん。颯爽と始まりました。 囃子も、ワキ&ワキツレの謡も。12:00開演って早すぎない?と思ってたけど、シャキッと正午に、…

「万作を観る会」を観る

11月7日、国立能楽堂へ。 まるで、極上のお能の会に行ってきたかのような余韻に浸っています。囃子方のお顔ぶれといい、 能がかりの「法師ヶ母」といい。更に、「茸」は切能のような趣き。 山伏さまの装束が半切だったのも、お能テイストを増強していたように思…

「釣狐を観る会 第二日目」を観る

11月5日、国立能楽堂へ。素囃子「養老 水波之伝」 囃子方が、柿原弘和さん&幸正昭さん&桜井均さん&栗林祐輔さん。狂言「張蛸」 果報者が野村又三郎さん、太郎冠者が野村信朗くん、すっぱが萬斎さん、後見が石田幸雄さん。 囃子方は、さきほどの素囃子メンバ。萬…

「第十二回 東京満次郎の会 FINAL」を観る

11月1日、宝生能楽堂へ。辰巳大二郎さんによる仕舞「三輪」狂言「萩大名」 大名が万作さん、太郎冠者が裕基くん、亭主が深田さん、後見が飯田くん。 ダメダメ大名様に対する、太郎冠者のスマートなサポートぶりが、鮮やか。なんとかしてキレイなお庭を主に見…

「成田美名子 原画展」を観る

先日、行ってまいりました。 なつかしの「エイリアン通り(ストリート)」や「CIPHER」から、「花よりも花の如く」まで。一気に中高生の気分が戻ってくる心地です。 わー このカラー、LaLaから細心の注意で切り離して、下敷きに入れてたやつ! ・・・など、…

「このあたりのもの~禍(わざわい)の時、狂言三代の見つめる遠い未来~」を観る

10月25日、NHK放送博物館へ。万作さん&萬斎さん&裕基くんのドキュメンタリーの8K番組が、こちらで放映されると知って、急遽。撮られたのは、犬童一心監督。 1時間の番組でしたが、とても濃~い内容。裕基くんが奈須の披きに挑むまでの、萬斎さんによる鬼…

「波吉信和 三十三回忌追善 藤雅会」を観る

10月31日、宝生能楽堂で開催された藤井雅之さんのお社中会へ。裕基くんがお能のアイを、 萬斎さんが小舞をなさると知って、 これは拝見しなくては!と。能「紅葉狩」。 アイ(上臈たちのお供の女)が裕基くん。 ワキ(平維盛)が福王和幸さん、 ワキヅレが村…

「第23回 長島茂の会」を観る

10月24日、喜多六平太記念能楽堂へ。最初に、金子直樹先生による解説。 ツレの人丸(景清の娘)の従者の配役に関する話が面白かったです。今回は喜多流なのでワキツレがなさるけど、ある大きな流派(観世流派とは口にされず。)は、トモ(つまりシテ方)がな…

「能を知る会 鎌倉公演【昼の部】」を観る

10月21日は、朝の部が終わり、 長谷の裏路地散策&ランチなど楽しんだあと、 再び鎌倉能舞台へ。昼の解説は、朝と同じく「能の小道具・作物」をテーマとされつつも、朝とは別のグッズについて。数珠の珠の形は2種類あり、ソロバン型の珠が山伏用、丸い珠がお…

「能を知る会 鎌倉公演【朝の部】」を観る

10月21日、鎌倉能舞台へ。 最初に、貫太センセによる解説。 “能の小道具・作物”というテーマでお話なさいました。 小道具の1つにお手紙があり、男文と女文があるのだとか。 実物も持参されてのご説明。男文と女文では、折りたたむ回数が違っていて、 たたん…