萬斎さん観賞と日本画修得の日々

能楽や展覧会の観賞の感想を書いています

「還暦記念 第17回 櫻間右陣之會る」を観る

7月30日、国立能楽堂へ。狂言「樋の酒」 太郎冠者が萬斎さん、 次郎冠者が深田さん、 主人が高野さん、 後見が月崎さん。太郎冠者サマは、 花緑青色の地に、波頭&橋の肩衣、 白地に紺&黄の格子の縞熨斗目、 瓢箪の腰帯、 洗朱色の狂言袴。 扇には、紺碧色の…

「第9回 狂言 やっとな会」を観る

7月25日、宝生能楽堂へ。いきなり前置きもなく、ショートコントらしきものがスタート。 「蚊相撲」のワンシーンだな、ということは直ぐに気付くも、 頭のなかで、?????がぐるぐる。このあとに深田さんが解説でお話しさることには、 実は、「やっとな」…

「銕仙会 7月定期公演」を観る

7/9、宝生能楽堂へ。とんでもない「水汲」を観てしまった! 聴いてしまった!!萬斎さんがシテの「水汲」では、 これが最高峰では?萬斎さんの謡が美しいのは知ってたけど、今回のは次元が違う。 いったい何があったの? 萬斎さん??さて、今回の配役は、 …

「狂言劇場 その九 Bプロ(6/25)」を観

6月25日、世田谷パブリックシアターへ。「舟渡聟」 船頭&舅が万作さん、 聟が裕基くん、 姑が岡さん。裕基くんは、スラリと華やか。 船頭にお酒を注ぐ際に、腕を長く前に伸ばす所作が美しい。この演目って、船中シーンと舅宅シーンの2パートと思っていまし…

「第49回 正門別会 特別公演 観世宗家独演 翁付キ五番能(第一部)」を観る

6月20日、観世能楽堂へ。「翁」 翁が観世宗家、 千歳が三郎太くん、 三番叟が萬斎さん、 面箱が裕基くん。三番叟後見が深田さん&中村くん。 狂言方の幕は、飯田くん。笛は杉信太朗さん。 小鼓頭取が大倉源次郎さん、 脇鼓が大倉伶士郞くん&田邊恭資 さん。…

「狂言劇場 その九 Aプロ(6/18)」を観る

6/18、久々に世田谷パブリックシアターへ。「武悪」 武悪が万作さん、 主が石田幸雄さん、 太郎冠者が太一郎くん。万作さんのゼンマイ&笹の葉の肩衣が素敵。 荒涼とした鳥辺野の景色が、雰囲気がありました。 「法螺侍」 原作:W.シェイクスピア「ウィンザ…

「第1回 野村太一郎の会」を観る

6月13日、観世能楽堂へ。最初に太一郎くんのご挨拶。続いて萬斎さんによる解説。 黒紋付きに空色の長襦袢。わーい! 能楽堂で萬斎さんが解説してくださるなんて、なかなか無いことです。太一郎くんへのはなむけのお言葉に、おおきな愛情が充ちていました。 …

「第40回 朋之会」を観る

6月12日、観世能楽堂へ。最初に、武田祟史さんによる”おはなし”。能「箙(えびら)」梶原源太景季が武田祥照さん。 旅僧が野口琢弘さん、 従僧が、舘田善博さん&大日方寛さん。 里人が裕基くん。笛が小野寺竜一さん、 小鼓が清水和音さん、 大鼓が原岡一之…

「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」を観る

観たかった展覧会が再開したと聞きつけ、 東京ステーションギャラリーへ行って参りました。展示スタートは4/24でしたが、始まってすぐ緊急事態宣言のため休館になってしまい、再開を心待ちにしていました。入ってすぐに、いきなりドーンと鏑木清方!情念がゆ…

映画「ブックセラーズ」を観る

面白い映画を観ました。 稀少本を扱う本屋さんや、ディーラー、コレクターたちのドキュメンタリーです。自店の本が売れると、ムッとしてしまう本屋さんやら、運命の古本との出逢いを天啓のように語るディーラーやら、探し求めている本をネットで忽ち発見でき…

「国立能楽堂 五月 狂言企画公演」(14時の部)を観る

5月25日、国立能楽堂へ。「梟」 山伏が善竹忠亮さん、 兄が茂山忠三郎さん、 弟が善竹大二郎さん。兄の肩衣は、女郎花色に墨で大きく描かれたカニ。 掠れ具合といい、ユーモラス感の抑制加減といい、好みのタイプ。 こんな夏帯が欲しい!この演目、万作家バ…

「梅流会」を観る

5月16日、梅若能楽学院会館へ。最初に仕舞4番。 「玉ノ段」高橋栄子さん、 「船橋」三吉徹子さん、 「西行桜」鈴木矜子さん、 「藤戸」富田雅子さん。地謡は、梅若紀彰さんを地頭に、梅若長左衛門さん& 松山隆之さん& 山中景晶さん。 狂言 「入間川」。 大名…

「えどがわ能」を観る

5月15日、新小岩駅から、江戸川区総合文化センターへ。 アーケード商店街があって、住むのが楽しそうな街!私は江戸川区生まれで、隣の駅が最寄り駅だったのに、こちらの駅に降り立ったのは初。最初に「鼎談・解説」鼎談メンバは、 梅若実センセ、萬斎さん、…

"よこはま「万作・萬斎の会」"を観る

5/8、横浜能楽堂へ。 このところ能楽堂を渇望していました。 この公演が延期 になってたら、暴動を起こすところでした。最初に高野さんによる解説。 親子3代っていうのは、100年ですよ、100年続くというのは、凄いことなんですよ、と。はい、ほんとに。 しか…

能楽タイムズ5月号のインタビュー"TBS系金曜ドラマ「俺の家の話」と能への思い"を読む

とても読み応えのある記事でした!ドラマ後半で「隅田川」がクローズアップされていきますが、「隅田川」の他に何の演目が候補に挙がっていたのか、とか、 なぜ隅田川に絞り込まれたのか、とか。興味をそそられる話が盛りだくさん。あと面白かったのが、お能を取…

「第49回 花影会」を観る

4月18日、観世能楽堂へ。「翁」 翁が武田宗典さん、 三番叟が萬斎さん、 千歳が武田崇史さん、 面箱裕基くん。笛が斉藤敦さん、 小鼓頭取が鵜澤洋太郎さん、 脇鼓が田邊恭資さん&飯冨孔明さん、 大鼓が安福光雄さん。萬斎さんは、鶴亀&松の葉が配されたろく…

「第94回 野村狂言座」を観る

4月16日、宝生能楽堂へ。最初に高野さんによる解説。「文相撲」 大名が裕基くん、 太郎冠者が萬斎さん、 坂東方の者が太一郎くん、 後見が淡朗くん。萬斎さんは、笹の葉&雀が配された淡黄色の肩衣、瓢箪の腰帯、柳色の小格子の縞熨斗目、空色の狂言袴。大名…

「国立能楽堂 4月 普及公演」を観る

4月10日、国立能楽堂へ。最初に、小田幸子さんによる 解説「能楽あんない 闇のうつつ」。夕顔は、頭中将の元カノです、と解説くださり、おお、そうだった、と私は一気に記憶が甦りました。私の源氏物語の知識は、高校生の時に読んだ「あさきゆめみし」がベース…

「銕仙会 4月定期公演」を観る

4月9日、宝生能楽堂へ。 めちゃくちゃ豪華な、万作家の替間を観ました!「賀茂 素働 御田」 シテ(里女&別雷神)が清水寛二さん、 前ツレ(里女)が北浪貴裕さん、 後ツレ(御祖神)が安藤貴康さん。ワキ(室明神ノ神職)が福王和幸さん、 ワキツレ(従者)が村瀬提さん&慧さん。オモアイ(…

「狂言ござる乃座 63rd」を観る

4月3日、国立能楽堂へ。最初に、なんと萬斎さんによる解説が! 常のござるの座は解説は無しなのに、嬉しいサプライズです~初めて狂言をご覧になる方が多いようだったので、ちょっとご説明した方がよいかとなと思い、出て参りました、と。続けて、狂言を今日…

「子午線の祀り」を観る

ついに熱狂の日々が終わってしまいました。日を重ねるごとに、 萬斎さんはどんどん知盛さまになってくし、 村田さんはどんどん民部になっていくので、 私も子午線ワールドに絡めとられてゆきました。私は民部の GoTo宋の国プレゼンが、 何故かとても好きです…

「華の碑文ー世阿弥元清」(杉本苑子著) を読む

今更ながら、杉本苑子さんの作品を初めて読みました。 面白かった!3/19放映の「俺の家の話」に、 「家、家にあらず、継を以て家とす」という世阿弥の言葉が出てきたけど、 まさに、このことが体現されている作品。晩年の世阿弥って、なんとなく不遇の人、と…

「万作の会 狂言の世界」を観る

3月16日、有楽町朝日ホールへ。年度末なのに、なんと今月は毎週お休みを貰う、という不届きな所行を予定しております。だって萬斎さんが、そのようにスケジュールを組まれたのだから、もうそれに合わせるしか無いのです。 もちろん全公演を網羅するわけには…

「日本博皇居外苑特別公演 祈りのかたち(初日)」を観る

3月12日、皇居外苑 皇居前広場へ。入口にて、手荷物検索と、金属探知機によるボディチェックがあり、 なにやらモノモノシイ。「翁」 翁が観世宗家、 三番叟が萬斎さん、 千歳が観世三郎太くん、 面箱が裕基くん。笛が松田弘之さん、 小鼓頭取が鵜澤洋太郎さ…

「大槻文藏裕一の会東京公演」を観る

3月6日、観世能楽堂へ。 1ヶ月ぶりの能楽堂です。まず、 「伝承ということ」というテーマで、大槻文藏さまと萬斎さんによる対談。 聞き手は、なんと亀井広忠さん!「神3」による夢のトークタイムでした!!! お三方ともに、舞台をおつとめになる時は神々し…

2020裕基くんベスト15

先日の萬斎さんのベスト15に引き続き、今日は裕基くんのベスト10を ・・・と、思って選び始めたら、どれも捨てがたい。うぬーう こうなったら、 裕基くんもベスト15にしちゃいます。●1位 「狂言ござる乃座61st」(第1日目)(8/10、宝生能楽堂)での 「屋島 …

2020萬斎さんベスト15

2019年は、古典曲と非古典曲に分類してみたのですが、 どうもシックリこないので、 今回は区別なく一本化して選出してみたいと思います。 ●1位 「大槻能 リニューアル公演 日賀寿能 第二日目」(1/4、大槻能楽堂)での 「翁 大黒風流」の三番叟 https://jizo.ha…

「第二回 士乃武能」を観る

2月7日、国立能楽堂へ。ロビーには、今回の公演チラシのイラストを描かれた天野喜孝さんの原画が。私は黒ガシラのフォルムが大好きなんだけど、そのテイストを汲みつつも、 でも、写実寄りになりすぎず、 しっかり天野喜孝さんワールドになってました。座席…

「田中一村展‐千葉市美術館収蔵全作品」を観る

ついに憧れの、田中一村を観た! 伺ったのは、千葉市美術館。往復5時間かかりましたが、 奄美大島までの所要時間に比べたら、なんのその。奄美といえば、私にとっては田中一村記念美術館の所在地。田中一村を観るために、いつか奄美に行かねば、と思っていた…

「国立能楽堂 1月 狂言の会」を観る

1月22日、国立能楽堂へ。コロナ渦の余波により、20時までに終演とすべく、少々の番組変更がありました。 素囃子がカットされ、休憩時間も無しとなり。狂言「餅酒」。 越後国のお百姓(シテ)が松田髙義さん、 加賀国のお百姓が奥津健太郎さん、 奏者が野口隆行さ…