萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

2019-01-01から1年間の記事一覧

こちらに引っ越しました

今までお世話になってきた「ヤプログ!」が、2020年1月31日にサーピス終了となるそうです。 そのため、こちらの「はてなブログ」に引っ越すことにしました。まだ使い方が理解できていませんが、少しずつを習得していきたいと思います。 よろしくお願いします…

「第88回 野村狂言座」を観る

12月6日、宝生能楽堂へ。 石田幸雄さんによる解説。 「二九十八(にくじゅうはち)」。 男が内藤くん、女が月崎さん。 男が、観世音のお告げで示された場所へ向かうと、はたして佇む女性が。 照れつつ喜びに溢れる様が、内藤くんに良くお似合いでした。 「萩…

「第八回 佐久間二郎能の会 三曜会」 を観る

12月1日、国立能楽堂へ。 最初に佐久間センセが出てらして、「私は野村萬斎さんではありません」と。 なんと秀逸な第一声なんでしょー! 佐久間センセの御挨拶のあとに萬斎さんによる解説。 「首引」の解説では、鎮西八郎為朝のことを、シュワちゃんに例えら…

「青山能MIRAI」を観る

12月21日、銕仙会能楽研修所へ。 世にも麗しい和製の天使を観ました! ほんとーに天使の翼があったのです!! 拝見したのは、長山凜三くんの舞囃子「敦盛」。 凜三くんは翡翠色の紋付き。 その両肩からは、ろくしょう色の翼が大きくフワリと拡がっており。 …

主に萬斎さん公演メモ 2019年11月

●11/2、「白洲正子展イベント、友枝雄人×青柳恵介『正子とお能』」、町田市民文学館ことばらんど。 ? 正子さんと親交のあったお二人の対談。 正子さんと青柳恵介さんは友枝喜久夫さんに心酔してしまって、ご自分たちで企画して友枝喜久夫さんの仕舞を観る会…

「MUGEN∞能 〜五周年記念〜」を観る

11月30日、観世能楽堂へ。 ? 「屋島」。 「弓流」「那須語」の小書つき。 シテは林宗一郎さん、ツレは坂口貴信さん、ワキは宝生欣哉さん、ワキツレは則久英志さん&梅村昌功さん、アイは逸平ちゃん。 囃子方は、松田弘之さん&大倉源次郎さん亀井忠雄さん。…

「第十二回 桂諷會 −源平屋島合戦−」を観る

11月23日、国立能楽堂へ。 「屋島」。 「大事」と「奈須余市語」の小書つきです。 ? シテは長山桂三先生。 囃子方は、広忠さん&源次郎さん&松田弘之さん。 前場で、漁翁が語り始めようと、腰の後方に挿した扇へ手を延ばした時、後見の銕之丞先生が、すっと…

「朝日教育会議 vol.9 明治大学 人間とロボット―融合の可能性」を観る

11/13、観世能楽堂へ。 第一部???? 講演(萬斎さん) 第二部???? プレゼンテーション(土屋恵一郎さん&黒田洋司さん) 第三部???? パネルディスカッション(萬斎さん&土屋恵一郎さん&黒田洋司さん+コーディネーター・井原圭子さん) ? 萬斎さんは、錆納…

「よこすか能 観世喜正プロデュース 蝋燭能 鷹姫」を観る

11/9、よこすか芸術劇場へ。 最初に喜正さんによる解説。 「鷹姫」新作能の範疇なんだけど、もはや古典と呼んでもよいくらいに繰り返し上演されてきた、とのこと。 当初、萬斎さんに空賦麟をお願いしたところ、「王子の役なので、もっと若い方がやった方がい…

主に萬斎さん公演メモ 2019年10月

??10/3、「第33回 月窓寺 吉祥寺薪能」 会社を早めに脱出したけど、今にも雨が落ちてきそうな空模様。 こりゃ雨天会場に違いない、と思いつつ念のため問い合わせると、屋外で決行とのこと。 不安を抱きながら会場へ。 到着したそばから、早くも雨がパラつき…

「戯曲リーディング アテネのタイモン」を鑑賞する

10/31、シアタートラムにて、「戯曲リーディング アテネのタイモン」を鑑賞しました。 河合センセ訳をAmazonで購入しましたが、途中まで読みかけの状態で公演当日を迎えることに。 実は、そんなに引き込まれる、というわけでは無く、なかなか読みが捗らなか…

主に萬斎さん公演メモ 2019年9月

??9/1、「能の会」、国立能楽堂。 永島忠侈さんによる「檜垣」。 アイ(所の者)は萬斎さん。 鉄紺色の地にウニみたいな模様がびっしり配された長裃、水色&白の段熨斗目、ブルーグレーの襟。 いちばん好きな長裃! 格調高い語りのお声と、長すぎるくらいの…

主に萬斎さん公演メモ 2019年8月

??8/3、「軽井沢夏の宵の狂言」 https://yaplog.jp/2109447/archive/1046 ??8/15、「第50回 相模薪能」 https://yaplog.jp/2109447/archive/1051 ??8/17、「第2回 狂言このあたり乃会」 https://yaplog.jp/2109447/archive/1052 ??8/25、「よこはま『万作・…

「このあたり乃会」を観る

8月17日、矢来能楽堂へ。 暑い日は、駅チカの能楽堂が、ことのほか有難い。 「棒縛」 岡さんが楽しそうで、こっちも嬉しくなってしまう。 縛られても「それでも酒が飲みたいな」って笑ってるトコとか、滲み出る愛嬌があります。 8月アタマに合宿があり、岡さ…

「第50回 相模薪能」を観る

8月15日、寒川神社へ。 今回は、50回記念ということで、最初に、功労者(これまでの、この薪能への功労?)の表彰式が。 橋掛かりに木彫りの椅子10脚が設置され、10人の功労者が。 わわわ 萬斎さんがおられるーー 黒紋付に、オリーブ色の細縞の袴姿。 能楽界…

主に萬斎さん公演メモ 2019年7月

??7/13、解体新書。昼の部と、夜の部を拝見。 なんと、萬斎さんが客席の中を歩かれ、無作為に客席にカメラとマイクを向ける!という恐怖のサービスが。 自分の席との距離が縮まってくると、嬉しいを通り越して、恐怖。 いや、しかし、やはりアレは、まだとて…

主に萬斎さん公演メモ 2019年6月

??6/1、「京都 ござる乃座」 京都観世会館 裕基くん 小舞「道明寺」。 しなやかで強靭 萬斎さん単身による「見物左衛門 深草祭」。 蓑笠が配された狐色の肩衣、結び雁金の腰帯、生成地に紺&グリーンの格子の縞熨斗目、濃紺に網目模様が染め抜かれた狂言袴の…

「山口蓬春展 新日本画創造への飽くなき挑戦」を観る

日本橋のタカシマヤへ。 日本橋駅から直結なので、地上に出なくて済むのがありがたい。 ポスターにもなってるシロクマちゃんの絵もさることながら、初期の作品もイイ。 なんと、松岡映丘に師事していたのだとか。 そういわれてみると、「春秋遊宴」とかは、…

武田修能館の虫干へ。

虫干している装束やお道具を見学させていただける、というイベントに行って参りました。 約20人のチームを能楽師さんが率いて、1時間半かけて、案内&説明してくださる、という贅沢な企画。 複数のチームが、30分づつ時間差で出発する仕組みです。 私のチーム…

軽井沢に出現した名馬と、名馬を得た太郎冠者さま

8月3日、「軽井沢夏の宵の狂言」。 この夜、「止動方角」の太郎冠者サマは、すばらしい名馬を得ました! 太郎冠者サマは萬斎さん、お馬の役は裕基くん。 せっかく軽井沢まで裕基くんを帯同なさるのに、お役は馬だけ? 由緒正しい御曹司を、そんな扱いなさ…

主に萬斎さん公演メモ 2019年5月

●5/6、「文の会 第二回 社中発表会」 観世能楽堂にて。 広忠さんてば、お社中でも、袴の色をチェンジなさることがわかりました。 ●5/9、「野村萬斎 狂言の夕べ 立川公演」 自分んチのすぐ近くまで萬斎さんがいらしてくださるって、すごいことです。 今年に始…

主に萬斎さん公演メモ 2019年4月

●4/2、「ござる之座 59th 追加公演」 宝生能楽堂にて。 なんと「ござる」ではレアなことに、萬斎さんが解説を。20分も。 萬斎さんは「附子」では、太郎冠者を。 白地にグリーン&辛子色の格子の縞熨斗目、紺の襟、波&兎&月が配された紺色の肩衣、三日月紋…

「二子玉川ライズ薪能」(7/5)に感動したヒト

7月5日、とても素敵な薪能に行ってきました。 薪能とはいっても、天候により室内になってしまったけど、帳消しになる素晴らしさでした。 が、blogを書く時間がないよぉー ・・・というジレンマの中、同公演を観た友人から感動バクハツのメールが。 コレ、…

三宅晶子センセがご登壇されるシンポジウム

三宅晶子センセがご登壇されるシンポジウム情報を入手しました。 「国語教育の将来」 8月1日 13時〜 日本学術会議講堂 http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/279-s-0801.pdf 参加は無料で、予約も必要ないそうで。 以前、薪能で三宅センセの解説を拝聴して以…

「野村万作 米寿記念狂言の会」を観る

仕事が慌しくなってしまって中々blogが更新できなくなり、しばらく前から、1ヶ月で単位でまとめてアップする方式に変えてたのですが・・・ この公演に限っては、単独で書く! あまりに特別な公演だったので。 全てがスペシャル過ぎて、何から書いたらよいの…

プレゼンで耳にしたお名前

昨日、社内プレゼンの場にて、他の地区から来ていた方の言葉が嬉しかったので、メモ。 「オリンピック自体については、野村萬斎さんをはじめとした方々が成功させてくださるでしょうから、我々は・・・というプロジェクトを・・・」 いつも心で呼び掛けている方のお…

萬斎さん公演メモ 2019年3月

●3/2 「大槻文蔵 裕一の会」 「屋島」。 シテは文蔵さん。 太一郎くんによる奈須与一語のアイ、心うたれる語だった。 大役のアイを務められる重責と、与市の重責がオーバーラップするかのよう。 「鈍太郎」。 萬斎さんがシテ。 前シテは、コウモリ紋の腰帯、…

萬斎さん公演メモ 2019年2月

●2/2 「未来につながる伝統 ―能公演―」 この日は、観能デビューの知人3人が初参戦。 仕舞1番、狂言1番、能1番というボリュームでt丁度よかったみたい。トークも付いていて分かりやすかったようで、好評。 「望月」。 アイの萬斎さんは、ブラック地に枯葉色の…

萬斎さん公演メモ 2019年1月

1月後半から仕事が慌しくなり、ブログが更新できずにいました。 年度が替わって一段落するかと思いきや、更に慌しい状況に。 このままだとブログが凍結状態になりそうなので、この10連休中に手書きのメモを頼りに4ヶ月分の振り返りをしとこうと思いま。 1月…

「七つの会議 初日舞台挨拶」を観る

2月1日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズへ。 ヒジョーに面白かった! そして、ハッカクさまの何と魅力的なこと。 自宅に帰宅して背中を丸める姿に、いとおしさが爆発です。 ハッカクさまを演じる萬斎さんを愛でるつもりで観始めたのに、 ここらへんから、純粋に…