2022-01-01から1年間の記事一覧
12月23日、 国立能楽堂へ。「◎千利休生誕五百年」と銘打たれた会で、お茶に因んだ演目づくし。まず、大蔵流の「御茶の水」。「御茶の水」と「水汲」はタイトル違いの同じ曲と、何かで目にした事があったのですが、ぜんぜん違ってました。過去に観た万作家の…
30数年ぶりに下北沢の小劇場に行きました。観たのは、「テムとゴミの声」。現代劇だったのだけど、お能のような要素も感じられ、沸き立つような楽しさも頂きつつ、終演後は静かな余韻に浸っています。まず、目付柱を5倍くらい太くした柱がドーン、と! その…
12月16日、セルリアンタワー能楽堂へ。 最初に萬斎さんによる解説。萬斎さんは、茄子紺の紋付に、京紫の細縞の袴、シルバーの角帯、鮮やかな空色の長襦袢。おお!この袴は、広忠さんからのプレゼントではありませんか!!去る9月19日に、「七代目杵屋和吉襲…
12月3日、国立能楽堂へ。最初に佐久間二郎さんによる解説「本日の見どころ」 仕舞「賀茂」奥川恒治さん仕舞「草子洗小町」観世喜之さん仕舞「土蜘蛛」 長山耕三さん& 佐久間二郎さん狂言「六地蔵」シテの徒者が万作さん、田舎者が萬斎さん、 アドの徒者が深…
12月1日、宝生能楽堂へ。最初に萬斎さんによる解説。今日の演目のうち「飛越」と「簸屑」は、どっちも相撲の話が出てきて殆ど同じ事を言うので、「簸屑」では相撲のくだりは割愛します、とのこと。なるべく、こういう被りがないよう番組を組むようにしている…
11月30日、国立能楽堂へ。狂言「太子手鉾」太郎冠者が野村又三郎さん、主が野村信朗くん。又三郎さんの肩衣がコオロギ!本物は苦手なのに、絵になると何故か心惹かれます。守屋なんぞというワードが出てくると、もうそれだけで「日出処の天子」の中の顔が脳…
11月27日、国立能楽堂へ。小舞「祐善」太一郎くん「蝉」裕基くん地謡は、萬斎さんを地頭に、内藤くん&竹山さん&月崎さん&飯田くん。萬斎さんのお声が深く美しい。地頭をなさる萬斎さんが大好きです!裕基くんはグレーの袴に、シルバーの扇。クールな色調が、…
11月23日、国立能楽堂へ。 「翁」 翁が長山桂三先生、 三番叟が萬斎さん、 千歳が長山凜三くん! 面箱が裕基くん。 三番叟後見は 内藤くん&飯田くん。 笛が松田弘之さん、 小鼓頭取が大倉源次郎さん、 脇鼓が清水和音さん &大倉伶士郎くん、 大鼓が広忠さん…
11月20日、矢来能楽堂へ。最初に小島英明さんご本人による見どころ解説。今回の子方ちゃんは4歳。2歳で鞍馬天狗の稚児をなさって以来、2度目のお舞台だとか。そして、親子共演は今回が初なのですって。「櫻川」駒瀬直也さん。「鐘之段」観世喜之さん。解説で…
11月18日、国立能楽堂へ。狂言「樋の酒」太郎冠者が高野さん、主が中村くん、次郎冠者が深田さん、後見が月崎さん。主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れること…
11月18日、国立能楽堂へ。狂言「樋の酒」太郎冠者が高野さん、主が中村くん、次郎冠者が深田さん、後見が月崎さん。主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れること…
11月18日、国立能楽堂へ。狂言「樋の酒」太郎冠者が高野さん、主が中村くん、次郎冠者が深田さん、後見が月崎さん。主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れること…
11月18日、国立能楽堂へ。狂言「樋の酒」太郎冠者が高野さん、主が中村くん、次郎冠者が深田さん、後見が月崎さん。主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れること…
11月16日、小田原文化財団 江之浦測候所へ。まず、硝子能舞台にて「三番叟」〜!三番叟が萬斎さん、千歳が裕基くん、笛が竹市学さん、小鼓頭取が大倉源次郎さん、脇鼓が飯冨孔明さん&清水和音さん、大鼓が広忠さん。 地謡が、高野さん&太一郎くん&内藤くん&…
10月30日、国立能楽堂 へ。「重喜」住持が萬斎さん、重喜が三藤なつ葉 ちゃん地謡は、深田さんを地頭に、高野さん&中村くん&内藤くん&飯田くん、後見が岡さん。なつ葉ちゃんが可愛い。見た目の愛らしさとは裏腹に、所作や発生はキリリとしてる。番組表による…
10月23日、国立能楽堂へ。能「三輪 白式神神楽」里の女&三輪明神が加藤眞悟さん、玄賓僧都が安田登さん、三輪里人が深田博治さん、笛が栗林祐輔さん、小鼓が久田舜一郎さん、大鼓が亀井広忠さん、太鼓が小寺真佐人さん。面の下からのぞく顎がハッとするくら…
10月16日、石川県立音楽堂コンサートホールへ。コロナ禍が始まって以来の初の遠征でした。いきなり最初から萬斎さんがご登場!しかも、解体新書コーデ。うわーそのコーデって、セタパブの特別支給服ではなかったのですねー芸術監督を退任された時に、セタパ…
10月1日、国立能楽堂へ。舞囃子「高砂」観世三郎太くん笛が一噌隆之さん小鼓が大倉源次郎さん大鼓が広忠さん太鼓が林雄一郎さん狂言「末広かり」果報者が三宅右近さん太郎冠者が佐藤友彦さんすっぱが石田幸雄さん笛が一噌隆之さん小鼓が大山容子さん大鼓が亀…
9月24日、観世能楽堂へ。1.基調講演千宗屋さん(この講演の時から、シンポジウムのメンバも登壇されていて、講演を聴講なさいました。)今年は、千利休生誕から500年にあたるのだとか。萬斎さんは、見所をキョロキョロしたり、とフリーダム。2.シンポジウ…
9月23日、観世能楽堂へ。講演 「男のドラマ 女の運命~安宅~」 葛西聖司 さん狂言「今参」大名が萬斎さん、太郎冠者が太一郎くん阪東方の者が中村くん後見が内藤くん。冒頭の講演での葛西さんのご説明によると、"今参"とは、"今、参りました"という新参者を…
9月19日、国立劇場大劇場へ。私には未知なる長唄の会だったのですが、大トリに萬斎さんが三番叟を踏まれると知り、これは行かねば、と。袴三番叟でした!茄子紺の紋付に、京紫の細縞の袴、京紫&シルバーのウロコ模様の角帯。袴は、広忠さんブラザーズとオソ…
9月17日、観世能楽堂へ。お話リンボウ先生。能楽では、悲壮感を出したい時は、だいたい漢詩を使うんです、とのこと。パターンとして捉えるという発想が面白いです。今後はお能に漢詩が出てくる度に、リンボウ先生説が当てはまるか検証してみるという楽しみが…
9月10日、観世能楽堂へ。 おはなし 武田文志さん 舞囃子「高砂」松木崇俊さん。紺&青の青海波の長襦袢が華やか。 笛が藤田貴寛さん、小鼓が森澤勇司さん、大鼓が安福光雄さん、太鼓が桜井均さん。能「鶴亀」皇帝が武田宗典さん、鶴が武田祥照さん、亀が武田…
9月10日、観世能楽堂へ。 おはなし 武田文志さん 舞囃子「高砂」松木崇俊さん。紺&青の青海波の長襦袢が華やか。 笛が藤田貴寛さん、小鼓が森澤勇司さん、大鼓が安福光雄さん、太鼓が桜井均さん。能「鶴亀」皇帝が武田宗典さん、鶴が武田祥照さん、亀が武田…
9月10日、観世能楽堂へ。 おはなし 武田文志さん 舞囃子「高砂」松木崇俊さん。紺&青の青海波の長襦袢が華やか。 笛が藤田貴寛さん、小鼓が森澤勇司さん、大鼓が安福光雄さん、太鼓が桜井均さん。能「鶴亀」皇帝が武田宗典さん、鶴が武田祥照さん、亀が武田…
9月4日、宝生能楽堂へ。スペシャルトーク佐野登さん&会津の大川荘の社長さん&佐賀の矢野酒造の会長さん。司会は本田勝之助さん。佐野登さん以外の御三方は、佐野さんの素人のお弟子さんという御関係とのこと。矢野酒造が所在する地域には、趣味が高じて自分…
8月28日、めぐろパーシモンホールへ。深田さんによる解説。 宗論の中で交わされる論争の中身を詳しく話してくださり、ありがたや。「佐渡狐」 佐渡の百姓が裕基くん、越後百姓が内藤くん、奏者が石田さん、後見が飯田くん。ついムキになって嘘をついてしまう…
8月28日、横浜能楽堂へ。 最初に櫻間右陣さんによる解説。 ちゃんと狂言の解説までしてくださいました。 平家節を付けて呼ぶ場面がありますよ、などと。 こちらの公演の狂言は、いつも平家物語にリンクする演目がセレクトされているようで、そういうコダワリ…
8月25日、宝生能楽堂へ。石田さんによる解説「秀句傘」大名が万作さん、太郎冠者が高野さん、新参の者が太一郎くん、後見が深田さん。太一郎くんのコーデに見惚れました。深緑の地にナマズと瓢箪。ボルドー色の瓢箪の紐が、朱塗の傘とリンクし、更に、狂言…
8月21日、観世能楽堂へ。3週間ぶりの能楽堂。「卒都婆小町」小野小町が山中一馬さん、高野山の僧が森常好さん、従僧が舘田善博さん、笛が藤田次郎さん、小鼓が大倉源次郎さん、大鼓が柿原弘和さん。10年前に観た松井冬子さんの九相図を思い出しました。面に…