萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「第三回 狂言このあたり乃会」を観る

8月22日、矢来能楽堂へ 最初に登場された原瑠璃彦さんが、「千鳥」の解説のなかで 「酒屋は僕イチオシ岡聡史さんですが」 と仰り、いきなり嬉しくなってしまう。 あらすじのご説明が進んでゆくと、ご説明なかばで、 「そこで、先ほどから申し上げている、僕…

永青文庫の財設立70周年記念「翁-大名細川家の能の世界-」を観る

猛暑のあまり躊躇していましたが、意を決して永青文庫へ行ってきました。江戸川公園の遊歩道を通っていったので、ずっと木陰に守られ、 しかも遊歩道に沿って足元にはミニ渓流が流れており、 恐れていたほど過酷な暑さではありませんでした。小さかった裕基…

「狂言ござる乃座61st」(第2日目)を観る

8月12日、宝生能楽堂へ。 第1日目の興奮さめやらぬまま、中1日を経て、ござる第2日目です。この日は、ふかたかコンビの小舞「八島」で幕開け。 深田さんが「八島 前」、 高野さんが「八島 後」。第1日目では後見に徹しておられたお二人に、最初にスポットがあたる…

「狂言ござる乃座61st」(第1日目)を観る その2

その1の続きです。最初の演目は「隠狸」 太郎冠者が萬斎さん、主が万作さん。 後見は高野さん。太郎冠者さまは、テールグリーン地に3匹の兎が背中に染め抜かれた肩衣、薄卵色と白のグラデーションの地にグリーン&胡桃色の小格子の縞熨斗目、紺の襟、納戸色…

「狂言ござる乃座61st」(第1日目)を観る その1

8月10日、宝生能楽堂へ。 この度は、裕基くんが奈須の披きということで、ドッキドキでした。 そして、聴き終えたいま、満ち足りた思いでいっぱいです。 煌めきを放つ、すごい語りでした。もし射損じたら、自分の命を絶つ、と決意するところは、 まるで、この…

「二子玉川ライズ薪能」(8月7日)を観る

8月7日、二子玉川ライズ 原っぱ広場へ。原っぱといっても、ビルの屋上にあるのですが、木々が揺れ、池の水面がきらめいて、風情があります。山中玲子先生の解説につづいて、 長山凜三くんの仕舞「箙」。また背が高くなられたような。 地謡の中でいちばん背…

「能楽公演 2020 ~新型コロナウイルス終息祈願~」(8月5日)を観る

8月5日、国立能楽堂へ。狂言「茸」で、楽しく笑わせていただきました。山伏が萬斎さん、何某が高野さん、 姫茸が裕基くん、 鬼茸が井上松次郎さん、その他の茸たちは、 中村くん&内藤くん&飯田くん&月崎さん&淡朗くん&竹山さん&岡さん。後見が石田幸…