7月15日、矢来能楽堂へ、「第十九回 狂言ざゞん座」を観に行ってきました。
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解説 三浦裕子先生
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「福の神」
福の神が万作さん、
参詣人が裕基くん&中村くん。
地謡が、石田さん&太一郎くん&岡さん&飯田くん。
後見が福田成生さん。
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「千鳥」
太郎冠者が月崎さん、
主が竹山さん、
酒屋が破石晋照さん、
後見が岡さん。
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「花子」
夫が高野さん、
妻が萬斎さん、
太郎冠者が深田さん、
後見が万作さん&内藤くん。
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この曲は班女の後日譚といわれているので、高野さんは吉田少将という事でしょうか。
少将って会社で考えると重役クラスっぽいから、それで妻が特別に麗しいのかも。
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妻の萬斎さんは、昨年の深田さんの披キの時にお召しになった濃紫色の縫箔。
金糸の繊細な模様ビッシリの地に、雪輪文や松皮菱文が配されていて、その中に四季の花々が刺繍されています。
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狂言によく出てくる「ワワシイ妻」とは一線を画す、洗練された美しいお姿!
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高野さんは、我が妻は雨に濡れたこけ猿、なぞと言ってましたが、全く説得力がありません。
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番組表には、謡の詞章と現代語訳が併記されていました。
響きや言葉の連なりが綺麗だなぁ、とは思っても、100%は理解できないので、強い味方になってくれました。
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今回の公演は、まるで初番目物のような格調高い雰囲気で始まったのが良かったです。
そのためか、「花子」もお能チックな趣が漂っていた気がします。
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終演後には、月崎さん、破石晋照、高野さん、深田さんが黒紋付で再登場されました。
高野さんの披キなのに、深田さんの方が感極まって言葉を詰まらせておられ、フカタカコンビの絆を感じました。
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