萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「いもづる文庫」からのお知らせ(2024年7月)

本日(7月20日)、吉祥寺の「ブックマンション」のお店番に入ります。
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いもづる文庫の棚では、引き続き源氏物語に関連したお能の本を中心に並べております。
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また、奥の特設コーナーでは、前回のお店番の時と同様に源氏物語フェアをやりたいと思います。
お近くをお通りの際には、ご来場頂けましたら幸いです。
本日の営業時間は、13時〜17時です。
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本日のラインナップの一部をご紹介します。
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●「夢の通い路」(倉橋由美子)
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主人公が、死後の世界の人々と交流する短編集です。
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六条御息所は死後の世界でも誇り高く、魅力的です。
死後の世界でも鬼に変身する場面が出てきますが、これがかっこよくて。
鬼になるのは負組ではなく、特権階級に昇格する事のかなって気がしてきます。
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紫式部も登場し、道長が訪ねてきても、「あわてて開けることはないんです。せいぜいじらして差し上げなければ」なーんて言ったり。
紫式部道長の、共犯者どうしの連帯感みたいなものが感じられます。
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源氏物語に限らず、式子内親王やら、蝉丸やら、お能の登場人物が大量に出てきて、玉手箱のよう。
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主人公が時々つぶやくお能の詞章は、能楽堂で耳にするのとはまた違った輝きがあります。
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そして、それぞれの短編は主人公が死後の世界から戻ってきて終わるのですが、この構成こそ正に、お能そのもの!という気がします。
主人公は女性なのですが、お能ワキ方のように思われてなりません。
読後の余韻もお能を観終わった後に近いものがあります。
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「ブックマンション」は、オーナーが異なる多数の棚が集合しているシェア型書店です。 棚オーナーが持ち回りでお店番をしています。
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