ありがとう三番叟!
ありがとう大阪の町!
ありがとう萬斎さま!!
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萬斎さんの三番叟って、最高級過ぎて、そしてレアでもあるので、
今年1月に観れただけでも猛烈な贅沢なのに。
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それなのに!
同年内に再びこんな幸せが巡ってくるだなんて。
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10月16日、大槻能楽堂へ、
「大阪能フェスタ in 上町 第一部」を観に行ってきました。
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「翁」
翁が観世宗家、
三番叟が萬斎さん、
千歳が観世三郎太くん、
面箱が裕基くん、
大鼓が山本哲也さん、
小鼓頭取が大倉源次郎さん、
脇鼓が大倉伶士郎くん&清水晧祐さん、
笛が竹市学さん、
後見が坂口貴信さん&上田貴弘さん。
狂言後見が、太一郎くん&中村くん。
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シャープかつ、妖艶な三番叟でした!
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10/12から既に狐への変異が始まっている方が三番叟を踏まれると、妖しみが増すのでしょうか。
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そして、面替りでは黒色尉が
反時計回りに螺旋を描く場面は、私も一緒に螺旋状に異空間に昇っていく感が。
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面替りの姿が美しいってだけではなくて、萬斎さまのおられる空間が丸ごと尊く感じられ。
萬斎さまマインドで考えると、大槻能楽堂あたりが尊く、
大阪あたりが尊く、
日本あたりが尊く、
・・・という事になりますね。
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つまり、萬斎さまが生きている時代に居合わせただけで、尊い波及効果を私たちは享受できているのかも。
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萬斎さまと裕基くんの直垂は、オソロの柄で色違い。
問答シーンでは、相似のビジュアルに、相似の声色、と、ゴージャス大放出でした。
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今回は、来場者全員にイヤホンガイド無料貸出と、カラー番組表(能楽入門ガイド兼用)配布のサービスがありました。
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イヤホンガイドは、日英2ヶ国語対応。
場内アナウンスも然り。
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開演15分前からイヤホンで解説が始まり、
「途中で10分くらい無音になりますが、その時間は舞台に集中して頂きたいです」
という旨の説明もあり、
作り手の細やかな思いが感じられました。
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ところで、
萬斎さまが三番叟を踏まれるとなったら、半年とか1年前から照準を定めて、その日を待ち望む、というのが私にとっては定番なのですが。。。
今回は何と、いつの間に静かに発売されていた、という初パターンでした。
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公演1ヶ月ほど前のある日、観世能楽堂のチラシ用ラックの隅っこに、慎ましやかにチラシが挿してあったのです。
で、サイトにアクセスしてみて、かなり前から発売が始まっていた事を知りました。
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そんな経緯だったので、降って湧いた萬斎さんの三番叟に、大狂喜しつつ、仕事の調整にアワアワでした。
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そして今回は、開演11時という遠征者にとっては微妙な時刻。
めちゃくちゃ早起きすればギリギリ間に合うけど、翁のギリギリは避けたいところ。
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そこで前日、会社帰りに移動し、能楽堂の最寄り駅前のホテルに前泊して臨みました。
しっかり快眠できて、なかなか良い作戦だったと思います。
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