萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「『能 狂言 刀剣乱舞』妖蜘蛛編」の感想の付け足し

昨日、「『能 狂言 刀剣乱舞』妖蜘蛛編」の感想をアップしましたが、ちょっと付け足し。
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これまでにオフィスオーツキが企画された2次元が原作の演目(「鬼滅の刃」,「日出処の天子」)に比べ、能の斬組の洗練された所作の美しさや、お囃子のカッコ良さがいっそう際立っていたように思います。
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前作の2作はお能の手法を演出に嵌め込んでいく鮮やかさに感嘆しましたが、
今回は、お能そのものをまるっと観せていつつ、難解さを感じさせないのがすごいです。
素材そのものの美味しさを味わって貰おう、という文藏さまの思いが感じられました。
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それと、「鬼滅の刃」→「日出処の天子」→となるにつれて、参加なさるシテ方のお家が増えていってるのも、おおー、となりました。
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「鬼滅の刃」は文藏様ご一門、
「日出処の天子」で、銕仙会が加わり、
今回に至っては、
梅若研能会と、観世九皐会までも。
パンフには、お一人だけ所属会を存じ上げない方もお名前があったので、こりゃもう大変な拡がりです!
しかも、裕一くん世代の方たちが多め。
次の世代を育てようという文藏さまのお心でしょうか。
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それと、若手くんとは一線を画する喜正さんのお名前までもパンフに。
ほえー
もしかして、日によっては頼光あたりの役をなさるのでしょうか。
いや、ひょっとして、蜘蛛の精の可能性も無きにしも非ず。。。
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そして、
裕基くんのお役目が、限りなくシテ方。
裕一くんと一緒の最後の舞とかもあり。
斬組の所作も、シテ方ちっく。
これまでも鬼滅で斬組はあったけど、あくまでもキャラに寄せた所作だったので、今回の方がシテ方感ましまし。
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ちょっとした会話シーンではキャラ的に狂言方らしき味わいを担当していたとはいえ、シテ方のような裕基くんが観れて嬉しい。
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そうそう、今回の裕基くんキャスティングは、文藏様から髭切をやって欲しい、とオファーをいただいたからなのですって。
文藏様ありがとう!
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第二弾、第三弾も非常に楽しみです。
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アップした写真は、今回買ったグッズで、マッチ箱いりポストイットです。
髭切・膝丸・公演ロゴの3パターンの絵柄が、1つの箱に入っていました。
今日からさっそく会社で使います。
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#能 狂言 刀剣乱舞
#妖蜘蛛編
#大槻文藏
#大槻裕一
#野村裕基

「『能 狂言 刀剣乱舞』妖蜘蛛編」を観る

7月29日、「『能 狂言 刀剣乱舞』妖蜘蛛編」(12時の回)を観に国立能楽堂へ。
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原案:「刀剣乱舞ONLINE」(DMM GAMES/NITRO PLUS)
作詞:大槻文藏
監修:野村萬斎
作調:亀井広忠
膝丸:大槻裕一
髭切:野村裕基
僧&蜘蛛の精:大槻文藏
源頼光:梅若志長
時間遡行軍&蜘蛛の眷属
:武富康之&齋藤信輔
胡蝶:赤松禎友
独武者:福王和幸
笛:竹市学
小鼓:飯田清一
大鼓:亀井広忠
太鼓:林雄一郎
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原作に暗い私でも、十分に楽しむ事ができました!
それもそのはず、お能の「土蜘蛛」の中に、刀剣男士である髭切&膝丸が時を渡り入り込む、という趣向だったのです。
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髭切&膝丸は、ちゃんと名乗りをしてくれるので、そこで基本情報は把握できたし。
名乗りの時の立ち位置が見所、というのが変則的なだけで。
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オフィスオーツキが企画された漫画原作の能・狂言は、今作を含め3作を拝見しましたが、その中でも今回は特に、ベーシックな能に近いと感じました。
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今回のような、時を渡ってその現場へ行く、という作り方なら、沢山の能の演目が刀剣乱舞にマッチしそう。
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殺生石とか紅葉狩とか安達ヶ原とか葵上とか、舟弁慶や熊坂や烏帽子折もいいな。
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世阿弥が夢幻能の形式を作り上げた時って、
ひゃーっ、この方式なら平家物語のエピソードでいくらでも能を作れるじゃないか!
と嬉しくなったと思われますが、
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文藏さまも、今回の上演をなさってみて、刀剣男子に時を渡らせる方式なら、能の現行曲のエピソードで、いくらでも新作能を作れるじゃないか!
と確信されたのではないかと妄想しています。
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この時を渡らせる方式は、広い意味で「夢幻能」の形式ともいえそうですが、文藏さまが生み出された新たな方式として、名前があっても良いように思います。
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「時渡り能」とか、「時超え能」とか。
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そうそう、今回の作詞は文藏さまなのです。
パンフには、文藏さまによる詞章(初稿)が載っており、その下段の解析まで文藏さまが書かれた、という豪華っぷり。
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そして、何より素晴らしいのは、本家の「土蜘蛛」よりも、
敗者の痛みを印象づける演出になっていた事です。
本家の「土蜘蛛」以上に能のスピリッツを感じさせてくれた気がします。
それでいながら、斬組の華やさやキレッキレの囃子のカッコよさも、髭切&膝丸のアイドル的な魅力も味わえる、という全方位に大サービスな曲でした。
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終演後には、裕基くんによる髭切モードの放送があり、
「今から写真タイムがあるので、SNSとやらいうものに投稿して」
と。
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見所を裕基くんと裕一くんが巡回してお写真を撮らせてくださる、という夢のような時間でした。
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しかも、その巡回タイムの間中、囃子方が生演奏を!
裕基くんや裕一くんの背後に、あえて広忠さんが映り込むように撮影しちゃいました。
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とはいえ、「我々以外の人の写り込みのないように」と裕基くんが仰っていたので、アップする写真は囃子方が写り込んでいないものを厳選しております。
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さて、今回の萩尾望都さんのチラシ公開当初、腰帯がなぜ「小袖曽我」チックなのか、と疑問だったけど、観終わってみて納得です。
「小袖曽我」の時の腰帯は、兄が千鳥、弟が蝶と決まっている、と以前に聞いた事があり。
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で、まさしくチラシでは、千鳥の腰帯の方が兄の髭切で、蝶の腰帯の方が弟の膝丸だったのだな、と遅ればせながら気付いたのでした。
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#妖蜘蛛編
#大槻文藏
#大槻裕一
#野村裕基

 

 

「長谷川潔展 ―パリに生きた銅版画家の軌跡」を観る

パナソニック汐留美術館へ「長谷川潔展 ―パリに生きた銅版画家の軌跡」を観に行ってきました。
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竹取物語の挿絵の数々にうっとり。
挿絵なんだけど、1つ1つが単独の作品として美しく。
源氏雲とか古典的なモチーフが散りばめられていながら、スタイリッシュで、デザイン性があり。
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そして、風景画も仄かなデフォルメがすてき。
克明に細部まで描かれていつつ、木の枝とか葉っぱとかには、模様のパターンのような繰り返しの美が。
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会場の入り口前では、長谷川潔の作品を交えつつインタビュー映像が上映されていました。
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インタビューのなかで、
当時は廃れつつあったメゾチント技法を使い始めた理由を、その技法に「喝を入れるため」と。
神様のような孤高の視点がカッコいい。
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美術館に汐留って冠されていると、アクセス大変そうと思い込んでましたが、新橋駅から徒歩6分で意外に行きやすかったです。
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#長谷川潔
#銅版画
#メゾチント
#パナソニック汐留美術館

『「萬斎からのメッセージ」石川県内学校公演2026〈高校生鑑賞教室特別編〉 山月記・名人伝ー人生長いか短いか? 今伝えたい「生きる」とは・・・』を観る

7月7日、『「萬斎からのメッセージ」石川県内学校公演2026〈高校生鑑賞狂疾特別編〉 山月記・名人伝ー人生長いか短いか? 今伝えたい「生きる」とは・・・』を観に、石川県立音楽堂邦楽ホールへ。
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原作 中島敦
構成・演出 野村萬斎
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【山月記】
李徴 野村萬斎
袁傪 高野和憲
敦  野村萬斎
敦  野村裕基
敦  中村修一
敦  内藤連
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【名人伝】
紀昌・敦       野村裕基
紀昌の妻・飛衛・主人 高野和憲
敦・都人士1       深田博治
敦・都人士2       内藤連
敦・都人士3       中村修一
甘蠅・老紀昌     野村萬斎
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両作共通として、
 尺八 長谷川将山
 大鼓 原岡一之
 作曲 藤原道山
 作調 亀井広忠
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最初に萬斎さんが出ていらして、中島敦の態でありつつ、萬斎さんご当人テイストの軽やかなトークを織り交ぜながらおしゃべりを。
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・・・と思っていたら、いつの間にか「山月記」が始まってた!
なんとスムーズな導入。
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李徴って、敦が自分の事を投影した存在だったのかな、という気がしました。
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これって、導入のお喋りタイムに、モノカキとしての葛藤のような事を萬斎さんテイスト敦がこぼしていたため?
萬斎さんの思うツボにまんまとハマったのかも。
なんか嬉しい。
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今回の公演は、能登の高校生たちをご招待という企画で、前方先は全て高校生たちで占められており。
「山月記」のあとに休憩時間になると、私の前列の高校生くん群から「けっこう面白かったよ」という声が聞こえてきました。
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その声の響きが、
"不覚にも面白かった"という風。
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ふっふっふっ
そーでしょう、
そーでしょう、
君たちは課外授業の一環か何かで強制的にここへ連れて来られたかもしれないけど、
退屈じゃない授業だってあるのだよぉ、
・・・と、内心でつぶやいてしまう。
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「名人伝」
裕基くんの紀昌、とーっても良かった!
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裕基くんの身体のキレって、小舞とか三番叟のカッコよさで十分に認識していたけど、
キレがあるとアニメちっくな動きをすると、二次元ぽさ増し増しの効果もあるのですねー
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萬斎さんは、なんて素晴らしいサイボーグを作り上げたのでしょう!
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紀昌のキャラとしての魅力だけでなく、裕基くんご当人がイキイキ躍動してる様子が、とても頼もしく、嬉しく。
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そして、両作を通じて、あの原作がこんな風に舞台化できちゃうんだ、と感動。
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セタパブで上演された際に拝見していたのに、改めて唸ってしまいます。
視覚的にインパクトのある演出がいっぱいあるけど、文章の硬質な味わいは崩していないとこも好きだぁ、と再認識しました。
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また東京でもやってほしいです。
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#萬斎からのメッセージ
#山月記
#名人伝
#裕基
#石川県立音楽堂

「第52回テアトル・ノウ[東京公演]」を観る

7月4日、「第52回テアトル・ノウ[東京公演]」を観に、宝生能楽堂へ。
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舞囃子「敦盛」
敦盛が味方梓さん、
大鼓が柿原孝則さん、
小鼓が吉阪倫平さん、
笛が竹市学さん。
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狂言「武悪」
主が万作さん、
武悪が裕基くん、
太郎冠者が内藤くん、
後見が高野さん。
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裕基くんは黒鳶色地に雁が飛びかい、ターコイズブルーの観世水が流れる肩衣。
焦茶に丸紋の狂言袴、
女郎花色地に藍媚茶の子持ち格子の縞熨斗目。
肩衣と狂言袴がダークな色味で統一感があるためか、中世の甲冑みたい。
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そして、第一声から、マグマを内包したような低く重いお声。
何かの出来事が、ズ・ズ・ズと動き始める予兆をはらんでいて、
うわうわ
なんか来るぞ来るぞぉ、と嬉しくなってしまう。
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武悪が生簀の隅に追い詰められてからの、武悪と太郎冠者の問答は、シェイクスピア演劇のよう。
武悪のストーリー展開とともに、それを演じるお二人の輝きを堪能しました。
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そして、後場は主が可愛らしい。
太郎冠者を成敗してしまったのは早計だったのかも、という仄かな苦味が根底に感じられます。
単に面白おかしいだけにならないのが、万作さんの魅力でしょうか。
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仕舞 「千手」
片山九郎右衛門さん
仕舞「船弁慶 キリ」
観世淳夫さん
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能「重衡」
尉&平重衡が味方玄さん、
旅の僧が宝生欣哉さん、
里の男が萬斎さん、
大鼓が國川純さん、
小鼓が吉阪一郎さん、
笛が竹市学さん、
地頭が片山九郎右衛門さん、
後見が味方團さん&浅見慈一さん。
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萬斎さんは、雲丹ちっく模様のテールグリーンの長裃、
裏柳色&ブルーグレー&白の段熨斗目。
それ、私の大好きなコーデです!
ありがとうございますー
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場面は桜の咲いている場所という設定のためか、
いつもは私の目には雲丹に見えていた長裃の模様が、八重桜に見えてきました。
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後シテの狩衣の丸紋が面白い模様でした。
八藤紋の藤の代わりに菊を置き換えたような意匠。
でも、八菊紋で検索してみても違うデザインがヒットしてしまう。
あれは何という紋なのでしょう。
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後シテが、扇を右背後に飛ばす場面にびっくり。
フリスビーのように、目付柱の向こうの橋掛りを横切るように滑走してゆきました。
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あれが定常の軌跡なのか分かりませんが、重衡の気性の激しさを物語っているような。
「千手」の重衡は、感情を押し殺すタイプに思えるけど、重衡の別の一面を知ってしまいました。
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#テアトル・ノウ
#味方玄
#武悪
#重衡
#萬斎

「能を知る会 東京公演」を観る

6月28日、「能を知る会 東京公演」を観に、 国立能楽堂へ行ってきました。
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講演「読経の功徳 眼前の奇瑞」
葛西聖司さん
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仕舞「老松」駒瀬直也さん
仕舞「右近」観世喜正さん
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能「輪蔵 鉢叩」
傳大士(ふだいし)が中森貫太センセ、
尉&火天が中森健之介さん。
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傳大士の両脇に付き従う普建(ふげん)童子& 普成(ふじょう)童子が、井出陽人くん&中山純之介くん。
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旅僧が宝生常三さん、
縦僧が舘田善博さん&梅村昌功さん。

都の者が太一郎くん。鉢叩き僧は、萬斎さん&裕基くん&
ふかたかコンビ&飯田くん&金澤桂くん。
瓢(ふくべ) の神は中村慶一くん。
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狂言方の後見(それとも働キ?)は、
月崎さん&中村修一くん&松川美韻希くん。
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囃子方は、安福光雄さん&鵜澤洋太郎さん&小寺真佐人さん&藤田貴寛さん。
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地頭は観世喜正さん。
後見は奥川恒治さん&小島英明さん&遠藤喜久さん。
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小書の「鉢叩」は、狂言方の小書です。
めちゃくちゃ面白かった!
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中入りになると、地謡の後列が奥側(鏡板側)にずれて、その空いたスペースに、ワキとワキツレの計3人が移動しました。
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地謡の後列と同じ並びですが、身体の向きは、地謡とは直角。
ワキツレのお二人は見所側を向き、
ワキはワキツレと向き合う場所に。
つまりワキは見所に背中を向けて。
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後で気づいたのですが、この不思議なフォーメーションは、替間タイムに大人数がパフォーマンスするスペース確保のためだったと思われます。
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なにしろ、最初から本舞台には、大藁屋と"輪蔵"と、2つの作りものがあるのに、登場人数は「安宅」より多いんだから、なかなかのもんです。
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そして、替間はダンスバトルのようでした。
六人それぞれが手にしたグッズで、管楽器やら打楽器を模したリズムを奏でつつ、
謡いつつ、ダンスする、という。
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萬斎さんパートの謡は、ユリのオンパレードで、物哀しい気配を内包した、何とも豊かな響。
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ダンスがどんどんノリノリになり、ヒートアップしていく感じに、ワクワクしました。
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鉢叩き僧の役は、リズム感とダンスの素養もないと難しいのではないでしょうか。
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若手くんの中から、飯田くんと金澤桂舟くんが選ばれたのは、そこんとこの素養も見込まれての事なのかも。
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「yoiya2!ファンクラブの集い2026」の際に、萬斎さんが"2億4千万の瞳"を歌い踊っている時のバックダンサーの中で、際立ってキレキレだったのが、飯田くん&金澤桂舟くんだった事を思い出しました。
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そして、瓢の神をつとめられた慶一くんは、中村修一くんジュニア。
ちっちゃいのに精巧に動くお人形のよう。かつ、お声が明晰でよく通るのです。
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慶一くんは、8月の野村狂言座では「しびり」にご出演するようなので、楽しみです。
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終演後の質疑応答も盛況で、へーっ、というお話がたくさん飛び出し、色んな情報がわーっと入ってきた刺激的な日となりました。
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#能を知る会
#輪蔵
#鉢叩
#中森貫太
#萬斎

「-能狂言- 『日出処の天子』」(6/26,名古屋)を観る

6月26日、名古屋能楽堂へ、「-能狂言- 『日出処の天子』」を観にいってきました。
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萬斎さんの王子は、ビジュアルが王子そのもの、というだけでなく、孤独で、孤高で、激しい気性を秘めてる気配まで王子でした。
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言葉を発していない無言の時も、おおー
王子〜と唸りたくなる気配なのです。
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そして、お囃子がスタイリッシュで、えらくカッコよく。
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王子と毛人で雨雲を呼び寄せるようとする場面から、
ポツポツ雨が落ちだし、
ついにザーッと降るまでは、
映像とお囃子だけで
惑星がスパークするような事が起こった、、、という事が表現されていて。
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広忠さんの咆哮も、ノリに乗っておられたような。
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場面転換は、昨年夏に拝見した時より、更にキレ味するどく、
これぞ能楽!
これぞ萬斎さん演出!
王子が可哀想すぎるんだよぉ、という哀しみもありつつ、それと平行して、
喝采の思いも心を駆け巡ってました。
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私は地方公演版を観たのは今回が初。
先月の公式Instagramで、来目王子と思しき淳夫さんがアップされていたので、どんな風になってるのか楽しみにしていました。
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原作とはちょっとキャラが違ってなぜか体育会系だったけど、ママの愛を浴びるように受けている存在の象徴として、バツグンの存在感でした。
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それと、王子と毛人と間人姫の多くの装束が一新されていました。
王子の八藤文の装束が、私は特に気に入りました。
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あと、前回は王子の腰紐?に使われてたピンク格子の紐が、毛人の腰紐になってるのも、何やら嬉しく。
あっ王子の装飾品を毛人が身につけてる、、、と、錯覚してしまう。
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しかもその紐は、万作さんちの「鍋八撥」で登場するタスキとして、万作さんご一門ファンにはお馴染みのグッズなので、狂言方の装束をワキ方が付けておられる、というのも新鮮でした。
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待ち望んでいたお祭りが終わってしまった、という喪失感が今はありますが、
8月の東京公演も楽しみにしております!
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#能狂言日出処の天子
#日出処の天子
#萬斎
#山岸涼子
#毛人
#厩戸王子
#福王和幸