萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「能を知る会 東京公演(3月14日)」を観る

3月14日、観世能楽堂へ、「能を知る会 東京公演」を観に行って来ました。
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講演「盛者必衰 会者定離葛西聖司さん。
大原御幸の登場人物の相互関係を丁寧に説明してくださり、大半の登場人物に固有名詞がついている事にナットクです。
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「清水座頭」
座頭が萬斎さん、
瞽女が太一郎くん、
後見が中村くん。
萬斎さんは、紫紺色の編綴、練色地に黒&枇杷色の格子の厚板、金&ブルーグレーの墨流しの地文の角帽子、同色の緞子の腰帯。
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萬斎さんが盲目の役をなさると、手が特別に魅力的に見えます。
視覚が閉ざされている分、手が雄弁になるためでしょうか。
瞽女にお酒を注ぐために手探りで膝行していく時も、手が相手の扇に行き当たる場面が印象的で、物語が大きく動き始める感があります。
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酒宴のシーンで萬斎さんが平家を謡うと、あまりに美しいお声に、ハッとなりました。
お声の美しさは知ってるはずなのに、衝撃を受けてしまう。
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そして、杖がコツ、と触れあった事で、相手が参籠の時のあの人だ、と分かるくだりが、すてきでした。
フレーズはちゃんと覚えてないけど、それを短い言葉で間接的に表現するのがいいなぁ、と思います。
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「大原御幸」
建礼門院が中森貫太さん、
後白河法皇が味方玄さん、
阿波ノ内侍が永島充さん、
大納言局が石井寛人さん。
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万里小路中納言が館田善博さん、
大臣が野口能弘さん、
輿舁が梅村昌功さん&野口琢弘さん。
供人が裕基くん。
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大鼓が亀井広忠さん、
小鼓が飯田清一さん、
笛が杉信太朗さん。
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三島由紀夫の「天人五衰」のラストを思い出しました。
月修寺で尼僧となった聡子を、本多が60年ぶり訪ねる場面です。
季節の設定は違うけど、山門の周辺の木々が陽射しにキラキラ輝くような雰囲気や、清浄な空気間がシンクロするように感じられました。
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