11月6日、国立能楽堂へ。
最初に村上湛さんによる解説。
能 「乱 双之舞」
シテは、梅若紀佳さん&梅若志長くん。
ワキは野口琢弘さん。
囃子方は藤田貴寛さん&久田舜一郎さん&佃良太郎さん&小寺真佐人さん。
シテのお二人の唐織は色違いのオソロ。
紀佳さんの唐織の段替の繊細な金色が素敵。
最初に村上湛さんによる解説。
能 「乱 双之舞」
シテは、梅若紀佳さん&梅若志長くん。
ワキは野口琢弘さん。
囃子方は藤田貴寛さん&久田舜一郎さん&佃良太郎さん&小寺真佐人さん。
シテのお二人の唐織は色違いのオソロ。
紀佳さんの唐織の段替の繊細な金色が素敵。
そして面も、紀佳さんの方の物が、特別に素敵でした。
志長くんは背が高く、背中に長く垂らした赤頭と、ボリューミーな半切のバランスが絶妙。
休憩を挟んで、再び村上湛さんによる解説。
仕舞
「駒之段」梅若万佐晴さん
「玉之段」観世喜正さん
「枕之段」梅若紀長さん
狂言「清水座頭」
座頭が万作さん、
瞽女が萬斎さん、
後見が中村くん。
至福の時間でした!
前半の、常に神経を張り詰めているかのようにピリピリした瞽女サマも、
座頭に打ち解けて鎧が氷解してゆく瞽女サマも、麗しいのなんのって!
座頭の方へ片耳を向け、お顔を傾けてお酒を注いでもらう所作には、清楚な色気が漂います。
そして謡には憂いと癒しがあり、岩清水のように汚れのない心根が感じられ。
座頭は瞽女のビジュアルは見えていないのだけど、お声から気高いお姿も想像できていたんじゃないでしょうか。
座頭さん、御明察です!
お声と完全にリンクする美しーいビジュアルでしたよぉ。
この公演の3日前に奈須を聴いた時は、このお役こそ萬斎さんの最高峰!
この公演の3日前に奈須を聴いた時は、このお役こそ萬斎さんの最高峰!
と思っていたんだけど、
この日も最高峰を観てしまった。
更に前月は前月で、三番叟をみて、これぞ最高峰〜、と確信したはずなのだけど。
最高峰が、ありすぎて悩ましい。
能「道成寺」
シテが梅若久紀さん。
披きだそうです。
ワキが野口能弘さん、
ワキツレが舘田善博さん&則久英志さん。
能力が高野さん&飯田くん。
囃子方が栗林祐輔さん&鵜澤洋太郎さん&柿原弘和さん&林雄一郎さん。
後シテの三ツ鱗の摺箔がめちゃくちゃオシャレ。
逆三角形は白&ブルーグレーのツートンで、上向き三角形は灰色味のイエロー。
こんな柄のワンピースがあったら、ぜったい可愛いと思う。