萬斎さん観賞と日本画修得の日々

能楽や展覧会の観賞の感想を書いています

「国立能楽堂 定例公演」を観る

2月5日、国立能楽堂へ。

「鶯」。

梅若殿の家来(って番組表に書いてある)が萬斎さん、
鶯の飼主が万作さん。

万作さんの肩衣がかわいい。
黄色みのグレー地に大胆に白梅が配されています。

萬斎さんは、獅子と牡丹が配された、サーモンピンク系の厚板。
エキゾチックなアウターを羽織り、黒塗りの笠をつけ、ピカピカの太刀を帯びています。

この太刀は梅若殿なる主の物なんだけど、萬斎さんはコレを懸け物にしようと、太刀の紐を解く。
この所作がうつくしい。

鶯とか、梅若殿とか、小人とか、梅が枝とか、出てくるワードからも春が香ります。


フンワリ和やかな、なんと言ったらよいのか、ファンタジックな空気感。
万作&萬斎さんコンビならでは、じゃないでしょうか。

ドッカンと笑わせるんではなく、プフッととさせてくれる、この感じ。
珠玉の空間でした。


「草薙 (くさなぎ)」。

シテが藤井雅之さん、ツレが髙橋憲正さん、
ワキが安田登さん、アイが内藤くん。

今月の国立能楽堂の公演は、《月間特集 近代絵画と能》と銘打たれたラインナップ。

このお能に対応して選ばれた絵画は、「草薙の剣」。
ダイスキ安田靫彦~!

今月は他にも4点の絵画が選ばれていて、計5点の絵がカラーで公演パンフに収録されているのも嬉しい。


前ツレの唐織の姿にほれぼれ。
髙橋憲正さんてば、女性の役がお似合いになるスタイルなんだー

お能の女性のコーデのなかでは、唐織がいちばん好きかも。

後シテのヤマトタケルの面は、想定外のコワイ顔立ちでした。
合わせ狩衣(かな?)も、黒地に金糸という強めの色調でした。

神話の世界の人物だし、三種の神器となる、とてつもなく重要なグッズを操るお役だし、尋常ならざるビジュアルじゃないと!ってことなのでしょうかねー