萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「第4回 文の会」を観る(色の読み方の追記版)

11月29日、観世能楽堂へ。最初に武田崇史さんによる解説。武田志房さん&金春惣右衛門さんによる一調「高砂」仕舞4番は、 坂井音晴さんの「生田敦盛 クセ」、 武田志房さんの「芭蕉 キリ」、 観世宗家の「花筐 狂」、 林宗一郎さんの「山姥 キリ」「柑子」 …

「能を知る会 横浜公演」を観る

11月26日、横浜能楽堂へ。最初に、葛西聖司さんによる講演「能の小書 歌枕の力 名所幻想」葛西さんが仰ることには、「酌之舞」の小書は、色々な小書の段階を踏まないと出来ないそうで。貫太センセは、「十三段之舞」とかの小書を経て、やっと、この小書のお…

「第6回 よみうり大手町・狂言座」を観る

11月22日、よみうり大手町ホールへ。最初に萬斎さんによる解説。 このところ、萬斎さんの解説の機会が激減しているので、ありがたさにジーンときます。今回の解説で学習したことは、 「二人袴」の聟と親は、ホントは素襖裃を着ている態である、ということ。…

「十一月 五雲会」を観る

11月14日、宝生能楽堂へ。能「岩船」 シテが高橋憲正さん、ワキが野口琢弘さん、ワキツレが野口能弘さん&吉田祐一さん。 アイが岡さん。颯爽と始まりました。 囃子も、ワキ&ワキツレの謡も。12:00開演って早すぎない?と思ってたけど、シャキッと正午に、…

「万作を観る会」を観る

11月7日、国立能楽堂へ。 まるで、極上のお能の会に行ってきたかのような余韻に浸っています。囃子方のお顔ぶれといい、 能がかりの「法師ヶ母」といい。更に、「茸」は切能のような趣き。 山伏さまの装束が半切だったのも、お能テイストを増強していたように思…

「釣狐を観る会 第二日目」を観る

11月5日、国立能楽堂へ。素囃子「養老 水波之伝」 囃子方が、柿原弘和さん&幸正昭さん&桜井均さん&栗林祐輔さん。狂言「張蛸」 果報者が野村又三郎さん、太郎冠者が野村信朗くん、すっぱが萬斎さん、後見が石田幸雄さん。 囃子方は、さきほどの素囃子メンバ。萬…

「第十二回 東京満次郎の会 FINAL」を観る

11月1日、宝生能楽堂へ。辰巳大二郎さんによる仕舞「三輪」狂言「萩大名」 大名が万作さん、太郎冠者が裕基くん、亭主が深田さん、後見が飯田くん。 ダメダメ大名様に対する、太郎冠者のスマートなサポートぶりが、鮮やか。なんとかしてキレイなお庭を主に見…

「成田美名子 原画展」を観る

先日、行ってまいりました。 なつかしの「エイリアン通り(ストリート)」や「CIPHER」から、「花よりも花の如く」まで。一気に中高生の気分が戻ってくる心地です。 わー このカラー、LaLaから細心の注意で切り離して、下敷きに入れてたやつ! ・・・など、…

「このあたりのもの~禍(わざわい)の時、狂言三代の見つめる遠い未来~」を観る

10月25日、NHK放送博物館へ。万作さん&萬斎さん&裕基くんのドキュメンタリーの8K番組が、こちらで放映されると知って、急遽。撮られたのは、犬童一心監督。 1時間の番組でしたが、とても濃~い内容。裕基くんが奈須の披きに挑むまでの、萬斎さんによる鬼…

「波吉信和 三十三回忌追善 藤雅会」を観る

10月31日、宝生能楽堂で開催された藤井雅之さんのお社中会へ。裕基くんがお能のアイを、 萬斎さんが小舞をなさると知って、 これは拝見しなくては!と。能「紅葉狩」。 アイ(上臈たちのお供の女)が裕基くん。 ワキ(平維盛)が福王和幸さん、 ワキヅレが村…