萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「国立能楽堂 狂言の会」を観る

12月23日、 国立能楽堂へ。「◎千利休生誕五百年」と銘打たれた会で、お茶に因んだ演目づくし。まず、大蔵流の「御茶の水」。「御茶の水」と「水汲」はタイトル違いの同じ曲と、何かで目にした事があったのですが、ぜんぜん違ってました。過去に観た万作家の…

「テムとゴミの声」を観る

30数年ぶりに下北沢の小劇場に行きました。観たのは、「テムとゴミの声」。現代劇だったのだけど、お能のような要素も感じられ、沸き立つような楽しさも頂きつつ、終演後は静かな余韻に浸っています。まず、目付柱を5倍くらい太くした柱がドーン、と! その…

「萬斎 イン セルリアンタワー 22」を観る

12月16日、セルリアンタワー能楽堂へ。 最初に萬斎さんによる解説。萬斎さんは、茄子紺の紋付に、京紫の細縞の袴、シルバーの角帯、鮮やかな空色の長襦袢。おお!この袴は、広忠さんからのプレゼントではありませんか!!去る9月19日に、「七代目杵屋和吉襲…

「第11回三曜会「融」」を観る

12月3日、国立能楽堂へ。最初に佐久間二郎さんによる解説「本日の見どころ」 仕舞「賀茂」奥川恒治さん仕舞「草子洗小町」観世喜之さん仕舞「土蜘蛛」 長山耕三さん& 佐久間二郎さん狂言「六地蔵」シテの徒者が万作さん、田舎者が萬斎さん、 アドの徒者が深…

「第100回 野村狂言座」(木曜日)を観る

12月1日、宝生能楽堂へ。最初に萬斎さんによる解説。今日の演目のうち「飛越」と「簸屑」は、どっちも相撲の話が出てきて殆ど同じ事を言うので、「簸屑」では相撲のくだりは割愛します、とのこと。なるべく、こういう被りがないよう番組を組むようにしている…

「国立能楽堂 企画公演 ◎聖徳太子1400年遠忌によせて(11/30)」を観る

11月30日、国立能楽堂へ。狂言「太子手鉾」太郎冠者が野村又三郎さん、主が野村信朗くん。又三郎さんの肩衣がコオロギ!本物は苦手なのに、絵になると何故か心惹かれます。守屋なんぞというワードが出てくると、もうそれだけで「日出処の天子」の中の顔が脳…

「万作を観る会-野村万之介十三回忌追善-」を観る

11月27日、国立能楽堂へ。小舞「祐善」太一郎くん「蝉」裕基くん地謡は、萬斎さんを地頭に、内藤くん&竹山さん&月崎さん&飯田くん。萬斎さんのお声が深く美しい。地頭をなさる萬斎さんが大好きです!裕基くんはグレーの袴に、シルバーの扇。クールな色調が、…