萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「第七回 武田宗典之会」を観る

6月23日、観世能楽堂へ「第七回 武田宗典之会」を観に行ってきました。
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仕舞「兼平」林本大 さん
仕舞「松風」武田文志さん
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地謡のお一人は、武田章志くん!
すっかり大人のお顔立ちになっておられ、月日の流れに目を見張りました。
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舞囃子「弱法師」
俊徳丸が武田宗和さん、
大鼓が原岡一之さん、
小鼓が田邊恭資さん、
笛が栗林祐輔さん。
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「栗焼」
太郎冠者が万作さん、
主が高野さん、
後見が飯田くん、
幕が内藤くん。
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仕舞「西行桜」観世宗家
仕舞「野守」観世三郎太くん
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能「道成寺 赤頭」
白拍子&蛇体が宗典さん、
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道成寺僧都が大日方寛さん、従僧が野口能弘さん&小林克都さん、
オモアイの能力が萬斎さん、アドアイの能力が裕基くん。
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大鼓が広忠さん、
小鼓が大倉源次郎さん、
小鼓後見は大倉怜士郎くん、
笛が斉藤敦さん、
太鼓が小寺真佐人さん。
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鐘後見が、
坂口貴信さん、
木月宣行さん、
武田祥照さん、
関根祥丸さん、
久田勘吉郎さん。
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狂言方鐘後見が、
太一郎くん、
内藤くん、
中村くん、
飯田くん。
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内藤くんが滑車通しをなさり、
滑車を通ってきた綱のキャッチを太一郎くんが務められました。
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萬斎さんは鐘供養の告知をした後、地謡の前辺りに控えるのですが、何やらタダナラヌ気を発しておられ。
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鐘・萬斎さん・広忠さんの3体の距離がある範囲まで近づくと、強烈な磁場が発生するのかも。
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磁界におられる萬斎さんは、凄みのある美貌で最高でした!
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そして、その萬斎さんの前に現れた白拍子は、可憐な少女の風情。
首がスッと長い為か、肩から上の空間が清らかに見えます。
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ここにやってきたのは怨恨とかじゃなくて、純粋に供養の為だったのね、少なくとも舞い始めるまでは、、、という気がしました。
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後シテは一転して、妖婉な美女風。
細身なので、赤頭のボリューム感が際立ちます。
前衛的なファッションモデルのよう。
鬼の面なのに、見目麗しく感じられる、という不思議な体験でした。
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