萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「十七世観世流太鼓宗家 観世元伯師御追贈記念 第一回観世流太鼓職分会」を観る

2月12日、観世能楽堂へ、「十七世観世流太鼓宗家 観世元伯師御追贈記念 第一回観世流太鼓職分会」を観に行ってきました。
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気迫と気品の「道成寺」でした!
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シテが観世宗家。
ワキが宝生常三さん、
ワキツレが舘田善博さん&梅村昌功さん。
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オモアイが萬斎さん、
アドアイが裕基くん。
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狂言鐘後見が、
深田さん&高野さん&中村くん&内藤くん。
滑車通しは高野さん、それを受け取る側が深田さん。
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笛が一噌隆晴くん、
隆之さんのご長男との事。
笛後見は、隆之さん。
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小鼓が大倉源次郎さん。
小鼓後見は、前場が鵜澤洋太郎さん、後場が大倉伶士郎くん。
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大鼓が広忠さん。
大鼓後見は、前場が原岡一之さん、後場が亀井洋佑さん。
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太鼓が、観世結子さん。元伯さんのご長女です。
太鼓後見は、前場林雄一郎さん、後場が小寺真佐人さん。
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小書は付いていなかったのだけど、後シテでは、装束オールチェンジされていました。
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前シテは、黒地に大きめの亀甲文&丸文が配された縫箔、糸巻&枝垂桜の唐織、白藍&銀の鱗模様の摺箔の着付。
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後シテは、白系のボリューム多めコーデで、可憐さの中に凛とした気品が。
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象牙色に大きめ丸文がみっしり配された縫箔、紅&金の鱗模様の摺箔の着付。
腰に巻き付けていた方の摺箔は、白&金の大きめ鱗模様。
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この摺箔の鱗のサイズ感のためか、ウロコ落トシの場面では、分厚い皮から本当に脱皮したように感じられました。
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隠していた毒性をアラワにした、というよりは、がんじがらめになっていた自分の怨念から、解き放たれた、という風で。
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この女性は、最初に萬斎さんに話しかけた時から、この時を突破口にして、長い怨念ライフをお終いにしたい、と思っていたのかも。
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ちょっと隙のある寺男サマが、そんな気持ちにさせてくれたのですねー
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他に、
舞囃子高砂 八段之舞」
太鼓による一調が9曲、
太鼓による連調「誓願寺」が上演されました。
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公演タイトルに、「太鼓職分会」と冠されているだけあって、全ての演目に太鼓が入っていました。
ィヤーーッの掛け声がかっこよかったです。
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