萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「二月 宝生会定期公演(午前の部)」を観る

2月17日、宝生能楽堂へ、「二月 宝生会定期公演(午前の部)」を観に行ってきました。  
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西王母
西王母が今井基さん、
侍女(子方ちゃん)が宗形龍之介くん、
帝王が舘田善博さん、
大臣が則久英志さん&野口能弘さん、
官人が野村太一郎くん、
笛が槻宅聡さん、
小鼓が曽和伊喜夫さん、
大鼓が大倉栄太郎さん、
太鼓が林雄一郎さん。
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囃子方登場&作り物設置に始まり、作り物搬出&囃子方退出までが、蜃気楼のように出現した都の中のできごとのようでした。
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帝や女神や臣下たちが語ったり舞ったりするのも、長い時の流れの中で森や湖ができて緩やかに地形が変わっていくのと同じように、地球の営みの一部という気がしてきます。
前場の謡がきれいでした。
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「鬼瓦」
大名が萬斎さん、
太郎冠者が月崎さん、
後見が福田成生さん。  
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萬斎さんは、藍鉄色地にヤツデの素襖裃、萌葱色&枇杷茶色&紺色の段熨斗目。  
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鬼瓦が奥さんに似てる、と気付いたのって、訴訟が首尾よく完了して緊張が解けたからこそ、なのでしょうね。
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大名&太郎冠者が声を合わせて笑った後、スンッと終演する素っ気なさがストイックです!
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花月
花月が広島栄里子さん、
旅僧(実は生き別れになっていた花月パパ)が村瀬慧さん、
清水寺門前の者が裕基くん、
笛が八反田智子さん、
小鼓が大山容子さん、
大鼓が原岡一之さん。
シテのお声の音域に合わせるためか、地謡も全員女性。
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花月が「恋は曲者」を謡う場面が美しかった。
この時、門前の者は扇を広げて口元を隠し、その背には花月が手が添えていて、ちょっと意味深な感じ。
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僕たち付き合ってます、の匂わせデモストレーションのよう。
二人して、旅僧に牽制してるみたい。
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僧と花月が親子と判明してからは、門前の者も祝福してる態ではあるけど、そこはかとなく喪失感が漂ってて、そこが良かったです。
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写真は、宝生能楽堂のロビーに展示されていた法被の模様です。
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