1月4日、3年ぶりに大槻能楽堂 へ。
伺ったのは、「大槻能楽堂 創立九十年記念公演 1月4日」。
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万作さんと萬斎さんと裕基くんで、3人の三番叟をなさる、と知り、これは観なければ、と。
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「翁 弓矢立合 三人之舞」
翁が
観世宗家
&観世銕之丞さん
&大槻文蔵さん。
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小書のうち「三人之舞」というのが、三番叟を三人で舞う、の意味だそうです。番組表によると、本邦初公開とのこと。
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三番叟が
万作さん
&萬斎さん
&裕基くん。
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千歳が大槻裕一くん。
面箱が太一郎くん。
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笛が竹市学さん。
小鼓頭取が成田達志さん、
脇鼓が古田知英さん、
手先が成田奏さん。
大鼓が広忠さん。
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後見が
観世三郎太くん
&坂口貴信さん。
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狂言後見が、
深田さん&中村くん&内藤くん。
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烏帽子だらけで壮観！
26烏帽子プラス3烏帽子でした。
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プラス分は、三番叟トリオが途中で侍烏帽子から剣先烏帽子にチェンジされた分。
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小鼓と大鼓にも1人づつ後見がついておられましたが、そのお二方は烏帽子なしの裃でした。
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舞台上の人の数が、安宅と同レベルに多くて壮観でした。
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そして、三番叟が凄かった！！
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万作さんは、萬斎さん&裕基くんと同じ動きをなさる訳ではなく、ワンテンポ遅らせて動き始めたと思った時には、お囃子の音の上を水切りしていくかのように鮮やかにワープして、ピタッとお三方の動きが合う瞬間もあり。
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そして、萬斎さんと裕基くんのシンクロがすごい。所作もお声も。
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このお二方がカッチリ揃っているからこそ、万作さんの草書っぷりが映えるのでしょうねー
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そして、三人の三番叟の背後に広忠さんが居られるのが、もう尊すぎました。
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「三本柱」
果報者が萬斎さん、
太郎冠者が太一郎くん、
次郎冠者が中村くん、
三郎冠者が内藤くん。
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笛が竹市学さん、
小鼓が成田奏さん、
大鼓が原岡一之さん、
太鼓が中田弘美さん。
後見が深田さん&飯田くん。
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果報者から出されたお題に挑む冠者くん達は、チームプレーでゲームをクリアするのを楽しんでいるかのよう。
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テレビもYouTubeも無かった昔は、ちょっとしたイベントは、自分たちが作り出すものだったのかも。
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そんな風にフトやってみたイベントが、お祭りに発展したり、なんてパターンもありうるのではないでしょうか。
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「望月 古式」
友房が観世銕之丞さん。
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その元上司の忘形見・花若が福王登一郎くん。福王知登さんのご子息だそうです。
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花若ママが観世淳夫さん。
望月秋長が福王知登さん。
その下人が裕基くん。
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笛が斉藤敦さん、
小鼓が久田舜一郎さん、
大鼓が守家由訓さん、
太鼓が中田弘美さん。
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裕基くんがカーッコイイ！
この曲のアイで、萬斎さまを超える者なし、と思っていたのに、萬斎さまと同じくらいカッコイイ。
花若が「いざ討とう」と口走った時の身構え方もパパとそっくりで。
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新年から大満足の能楽堂初めとなりました。
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