11月10日、宝生能楽堂へ、銕仙会の定期公演を観に行ってきました。
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「粟田口」
大名が萬斎さん、
太郎冠者が高野さん、
すっぱが太一郎くん、
後見が内藤くん。
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萬斎さんは、すっぱを2つの名前で交互に呼びます。
謡のように節をつけて、ドラマチックに。
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「法師ヶ母」のシテのような切なげな謡!
萬斎さんが謡うと、いかなるワードでもドラマチックにできてしまうのですね。
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今年の4月にも同曲を観ましたが、その時は、大名が万作さん、太郎冠者が高野さん、
すっぱが萬斎さんでした。
この曲に限っては、萬斎さんは、すっぱの役の方がより魅力的な気がします。
異界の生命体ちっくで。
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「摂待」
佐藤継信のママ(老尼)が観世銕之丞さん、
継信の息子・鶴若が谷本康介くん。
源義経が観世淳夫さん。
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義経の郎等たちが、
西村高夫さん
&柴田稔さん
&坂真太郎さん
&松山隆之さん
&坂井音晴さん
&坂井音隆さん
&川口晃平さん
&小早川泰輝さん
&安藤貴康さん
&坂井音雅さん、
弁慶が宝欣哉さん、
佐藤ノ下人が裕基くん。
笛が松田弘之さん、
小鼓が観世新九郎さん、
大鼓が國川純さん。
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義経の身分がバレたら、即、弁慶が義経を上座へと席替えしたのが面白かった。
いっぺん座っちゃったんだから、まぁいいか、とはならないらしい。
義経本人も、まぁいいじゃないか、とは言わずにスッと移動。
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下座のままだと、義経の郎党達も落ち着かないし、見所から観た絵としても収まりが悪いって事でしょうか。
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この演目、はじめて観ましたが、最初に登場したのがアイでした。
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裕基くんは声色も口調も、狂言の時よりイカメシめで、それがめちゃくちゃカッコいい!
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装束は太郎冠者ルックだけど、狂言の時とはガラリと違う雰囲気。
裕基くんが「子午線の祀り」に出たら、世界観にピッタリかも。
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佐藤継信は、"子午線"に出てくる佐藤四郎兵衛忠信のお兄さんに当たるので、その連想から、また"子午線"を観たいなー、という思いに至ったのでした。
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5年後くらいに萬斎さま知盛で再演して、
その5年後くらいに、
裕基くんの知盛&萬斎さま民部で如何でしょうか。
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