萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

福神漬から能装束を連想する

夫の実家に帰省し、義母とスーパーへ行った時の事です。
「そこの福神漬、カゴ入れてくれる?赤いのと白いの両方。」と義母。
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どうやら、俗に"カレー用"と称される茶色系の福神漬が、「白い」福神漬である模様。
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スーパーから帰ってフト気付いたのですが、
義母の赤・白は、能装束の紅入(いろいり)・紅無(いろなし)と、同じ使い分けなのかも。
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つまり、赤くない色を白、と表現する風土なのかな、と。
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義母が薄味のお味噌を「甘い」と表現するのを常々不思議に感じていましたが、「しょっぱくない」が「甘い」に変換されると解釈すると筋が通ってます。
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義母は先祖代々、屋号を受け継いできた那須のおうちに生まれ育ちました。
材木なども商っていたらしいので、色んな地域の言葉が流通していたのかしら?
と考えると楽しいです。
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#カレー用
#能装束
#紅入
#紅無