1月5日、鎌倉芸術館へ。
解説 葛西聖司さん。
"神秘の島 祈祷の響き「江野島」"
「江野島」の解説の中で葛西さんが仰ることには、
江ノ島へ勅使を派遣した欽明天皇というのは、聖徳太子のお祖父様なのだとか。
解説の最後には、鎌倉殿の13人の義時に似ている方が、今日の囃子方の中におられる、と。
消去法でいくと広忠さんでしょうか。
葛西さんは、私、大好きなんです、と仰っていました。
義時のこと?
それとも広忠さんのこと?
「鐘の音」
太郎冠者が萬斎さん、
主が高野さん、
後見が深田さん。
萬斎さんは、水仙が大胆にデフォルメされた肩衣、紅梅の扇。
擬音で奏でられる鐘の音色が美しい。
一軒目のお寺の鐘から、典雅な音色!
一軒目の音色は普通レベル、という設定のはずが、いきなり聴き惚れてしまいます。
が、太郎冠者がナンバーワンに決めたお寺の鐘の音色は、もーっと美しかった!
鎌倉から戻って得々と報告する太郎冠者に、主が呆れ返る様子が楽しい。
アイツは何をほざいているのか?、とかブツブツ言いつつ、怒り爆発までにジワジワと時間を掛けてくださり。
見所から
「ちゃんと最後のお寺の鐘まで聴きたい。
主は怒ってもいいけど、怒るのはラストの鐘の再生後にして〜」
と念を送ったのを、受け止めてくださったと思われます。
ありがとうございます!
今年のお正月は何処にも出掛けず、地味〜に年が始まりましたが、萬斎さんと鎌倉寺院めぐりができて、一気に華やいだ気分になりました。
「江野島」
シテ(漁翁&五頭竜王)が中森貫太さん、
前ツレ(漁夫)が中森健之介くん、
後ツレ(辯才天)が小島英明さん。
子方(十五童子)が手島福太郎くん&大川眞央ちゃん。
解説 葛西聖司さん。
"神秘の島 祈祷の響き「江野島」"
「江野島」の解説の中で葛西さんが仰ることには、
江ノ島へ勅使を派遣した欽明天皇というのは、聖徳太子のお祖父様なのだとか。
解説の最後には、鎌倉殿の13人の義時に似ている方が、今日の囃子方の中におられる、と。
消去法でいくと広忠さんでしょうか。
葛西さんは、私、大好きなんです、と仰っていました。
義時のこと?
それとも広忠さんのこと?
「鐘の音」
太郎冠者が萬斎さん、
主が高野さん、
後見が深田さん。
萬斎さんは、水仙が大胆にデフォルメされた肩衣、紅梅の扇。
擬音で奏でられる鐘の音色が美しい。
一軒目のお寺の鐘から、典雅な音色!
一軒目の音色は普通レベル、という設定のはずが、いきなり聴き惚れてしまいます。
が、太郎冠者がナンバーワンに決めたお寺の鐘の音色は、もーっと美しかった!
鎌倉から戻って得々と報告する太郎冠者に、主が呆れ返る様子が楽しい。
アイツは何をほざいているのか?、とかブツブツ言いつつ、怒り爆発までにジワジワと時間を掛けてくださり。
見所から
「ちゃんと最後のお寺の鐘まで聴きたい。
主は怒ってもいいけど、怒るのはラストの鐘の再生後にして〜」
と念を送ったのを、受け止めてくださったと思われます。
ありがとうございます!
今年のお正月は何処にも出掛けず、地味〜に年が始まりましたが、萬斎さんと鎌倉寺院めぐりができて、一気に華やいだ気分になりました。
「江野島」
シテ(漁翁&五頭竜王)が中森貫太さん、
前ツレ(漁夫)が中森健之介くん、
後ツレ(辯才天)が小島英明さん。
子方(十五童子)が手島福太郎くん&大川眞央ちゃん。
ワキ(勅使)が舘田善博さん、
ワキツレ(従者)は、則久英志さん&梅村昌功さん。
アイ(鵜ノ鳥ノ精)は飯田くん。
笛は杉信太朗さん、
小鼓は飯田清一さん、
大鼓は広忠さん!
太鼓は小寺真佐人さん。
地謡は、観世喜正さんを地頭に8人編成。
鵜ノ鳥の面は、クチバシの突起が控えめで、鳥より寧ろ犬ちっく。
万作家がお持ちのはずのカラスの面の方が、鵜のフォルムには近い気がします。
こういう時は、リアルよりも伝統を重んじるという事でしょうか。
五頭竜王は、濃紺に金糸で稲妻&龍が配された狩衣。
稲妻の模様を雷紋(らいもん)と称するのだとか。
この日の葛西さんの解説にて学習しました。
装束は王道のカッコよさで、そこに面の不気味さが加わると、カッコ良さ倍増です。
ダークヒーロー的な魅力は健在だったのですねー