萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

2022-01-01から1年間の記事一覧

「第53回 相模薪能」を観る

8月15日、寒川神社へ。昨年も一昨年も中止になってしまったため、3年ぶりの訪問でした。今年は来場者に漏れなく番組表配布。以前はパンフレットは有料だった記憶がありますが。能楽上演の前に、まず神事が30分ほど。能「箙」梶原景季(かげすえ)が観世喜正さ…

「第53回 相模薪能」を観る

8月15日、寒川神社へ。昨年も一昨年も中止になってしまったため、3年ぶりの訪問でした。今年は来場者に漏れなく番組表配布。以前はパンフレットは有料だった記憶がありますが。能楽上演の前に、まず神事が30分ほど。能「箙」梶原景季(かげすえ)が観世喜正さ…

「能 狂言『鬼滅の刃』」(東京千穐楽)を観る

東京の千穐楽に行って参りました。なんと、大鼓が広忠さん!そして、善逸の奔放さが増し増しで、お笛の竹市さんに話し掛ける、という暴挙(讃えてます)に!その時の眼福は、なんといっても広忠さん。竹市さんの隣の隣で、笑いをコラえておられる横顔にトキメ…

「能 狂言『鬼滅の刃』」を観る

行ってきました、「能 狂言『鬼滅の刃』」 in 観世能楽堂。面白かった!変に2.5次元に寄せていなくて安堵しました。寄せたりしなくたって、能楽がかねてより取り揃えている要素で、十分に対応できるのですねー能楽ファンとして誇らしかったです。萬斎さんの…

「第35回 久習會」を観る

7/26、宝生能楽堂へ。舞囃子「春日龍神」雲龍櫻子さん。この日がプロとしてのデビュー舞台なのですって。揺るがない芯のようなものを感じました。狂言「大般若」僧が萬斎さん巫女が裕基くん、施主が淡朗くん、後見が月崎さん、途中から、お笛と小鼓も入りま…

「第35回 久習會」を観る

7/26、宝生能楽堂へ。舞囃子「春日龍神」雲龍櫻子さん。この日がプロとしてのデビュー舞台なのですって。揺るがない芯のようなものを感じました。狂言「大般若」僧が萬斎さん巫女が裕基くん、施主が淡朗くん、後見が月崎さん、途中から、お笛と小鼓も入りま…

「能 狂言『鬼滅の刃』」を勝手に予習

「鬼滅の刃」未見の知人から、能 狂言版を観る前に、簡単な解説をして、とリクエストをいただきました。いったん200文字ガイドを書いて知人に送信しましたが・・・うーん語り足りない!という事で、補足1000文字ガイドも書いてみました。下記に200文字版と1…

「第50回 正門別会 二十五世観世左近元正 三十三回忌追善」を観る

6月19日、観世能楽堂へ。「翁」翁が観世三郎太くん。初演だそうです。三番叟が裕基くん、千歳が観世淳夫さん、面箱が太一郎くん。笛が一噌隆之さん小鼓頭取が大倉源次郎さん、脇畳が田邊恭資さん&大倉伶士郎くん、大鼓が亀井広忠さん。 後見は観世銕之丞セ…

「第50回 正門別会 二十五世観世左近元正 三十三回忌追善」を観る

6月19日、観世能楽堂へ。「翁」翁が観世三郎太くん。初演だそうです。三番叟が裕基くん、千歳が観世淳夫さん、面箱が太一郎くん。笛が一噌隆之さん小鼓頭取が大倉源次郎さん、脇畳が田邊恭資さん&大倉伶士郎くん、大鼓が亀井広忠さん。 後見は観世銕之丞セ…

「第50回 正門別会 二十五世観世左近元正 三十三回忌追善」を観る

6月19日、観世能楽堂へ。「翁」翁が観世三郎太くん。初演だそうです。三番叟が裕基くん、千歳が観世淳夫さん、面箱が太一郎くん。笛が一噌隆之さん小鼓頭取が大倉源次郎さん、脇畳が田邊恭資さん&大倉伶士郎くん、大鼓が亀井広忠さん。 後見は観世銕之丞セ…

「青木響平初舞台 青木健一独立十周年 記念 一樹会」を観る

6月12日、国立能楽堂へ。仕舞「 老松」:青木響平ちゃん、3歳。この度が初舞台だそうです。地謡は、青木健一さん&一郎さん。お父様とお祖父様。響平ちゃんは、ニッコニコでご登場。番組表によると、ちょうど35年前には、健一さんが老松で初舞台、一郎さん…

「青木響平初舞台 青木健一独立十周年 記念 一樹会」を観る

6月12日、国立能楽堂へ。仕舞「 老松」:青木響平ちゃん、3歳。この度が初舞台だそうです。地謡は、青木健一さん&一郎さん。お父様とお祖父様。響平ちゃんは、ニッコニコでご登場。番組表によると、ちょうど35年前には、健一さんが老松で初舞台、一郎さん…

「青木響平初舞台 青木健一独立十周年 記念 一樹会」を観る

6月12日、国立能楽堂へ。仕舞「 老松」:青木響平ちゃん、3歳。この度が初舞台だそうです。地謡は、青木健一さん&一郎さん。お父様とお祖父様。響平ちゃんは、ニッコニコでご登場。番組表によると、ちょうど35年前には、健一さんが老松で初舞台、一郎さん…

「第二回 野村太一郎 能楽特別公演」を観る

6月4日、観世能楽堂へ。最初に太一郎くんが登場されてご挨拶。黒の羽織をお召しでした。今回はお父様の17回忌追善特別公演、と銘打たれていたので、その意味を込めての羽織でしょうか。仕舞「小袖曾我」 観世三郎太くん& 観世淳夫さん。この翌日の大河ドラ…

「第二回 野村太一郎 能楽特別公演」を観る

6月4日、観世能楽堂へ。最初に太一郎くんが登場されてご挨拶。黒の羽織をお召しでした。今回はお父様の17回忌追善特別公演、と銘打たれていたので、その意味を込めての羽織でしょうか。仕舞「小袖曾我」 観世三郎太くん& 観世淳夫さん。この翌日の大河ドラ…

映画「犬王」を観る

公開初日、観に行ってきました。めちゃくちゃ面白かった!原作を忠実に再現するのではなく、そのスピリットを注入した感じ。世阿弥や犬王が生きていた当時、とてつもなく斬新なパフォーマンスが出現した、というんだから、これくらい振り切れちゃってもいい…

映画「犬王」を観る

公開初日、観に行ってきました。めちゃくちゃ面白かった!原作を忠実に再現するのではなく、そのスピリットを注入した感じ。世阿弥や犬王が生きていた当時、とてつもなく斬新なパフォーマンスが出現した、というんだから、これくらい振り切れちゃってもいい…

映画「犬王」を観る

公開初日、観に行ってきました。めちゃくちゃ面白かった!原作を忠実に再現するのではなく、そのスピリットを注入した感じ。世阿弥や犬王が生きていた当時、とてつもなく斬新なパフォーマンスが出現した、というんだから、これくらい振り切れちゃってもいい…

「喜多流自主公演(5月)」を観る

5月22日、喜多能楽堂へ。4ヶ月半ぶりの来訪です。初見の演目が2つもあって、観たーっ、という充足感で満タンになりました!こちらの会は開演前に解説があるので、張り切って早々と繰り出しました。解説は佐藤陽さん。能「頼政」老人&頼政の霊が中村邦生さ…

「喜多流自主公演(5月)」を観る

5月22日、喜多能楽堂へ。4ヶ月半ぶりの来訪です。初見の演目が2つもあって、観たーっ、という充足感で満タンになりました!こちらの会は開演前に解説があるので、張り切って早々と繰り出しました。解説は佐藤陽さん。能「頼政」老人&頼政の霊が中村邦生さ…

「第97回 野村狂言座 振替公演(14時の回)」を観る

5月6日、宝生能楽堂へ。最初に高野さんによる解説。冒頭に仰ることには、高野さんが解説するのは4演目中3演目で、「とちはくれ」だけは、シテによる解説があります、と。わわわっシテって、シテって、萬斎さん?なんとゆうサプライズ!黒紋付の萬斎さまを観…

「第97回 野村狂言座 振替公演(14時の回)」を観る

5月6日、宝生能楽堂へ。最初に高野さんによる解説。冒頭に仰ることには、高野さんが解説するのは4演目中3演目で、「とちはくれ」だけは、シテによる解説があります、と。わわわっシテって、シテって、萬斎さん?なんとゆうサプライズ!黒紋付の萬斎さまを観…

「第二十四回 加藤眞悟 明之會」を観る

5月5日、国立能楽堂へ。解説 表きよし先生独吟「復曲 和田酒盛」加藤眞悟さん。仕舞「最上川」梅若万佐晴さん「松風」梅若万三郎さ「熊坂」観世喜正さん。狂言「鈍太郎」鈍太郎が萬斎さん、下京の女(本妻)が中村くん、上京の女が裕基くん。後見が内藤くん。…

「第二十四回 加藤眞悟 明之會」を観る

5月5日、国立能楽堂へ。解説 表きよし先生独吟「復曲 和田酒盛」加藤眞悟さん。仕舞「最上川」梅若万佐晴さん「松風」梅若万三郎さ「熊坂」観世喜正さん。狂言「鈍太郎」鈍太郎が萬斎さん、下京の女(本妻)が中村くん、上京の女が裕基くん。後見が内藤くん。…

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5月5日、国立能楽堂へ。解説 表きよし先生独吟「復曲 和田酒盛」加藤眞悟さん。仕舞「最上川」梅若万佐晴さん「松風」梅若万三郎さ「熊坂」観世喜正さん。狂言「鈍太郎」鈍太郎が萬斎さん、下京の女(本妻)が中村くん、上京の女が裕基くん。後見が内藤くん。…

「シネマ歌舞伎 桜姫東文章」を観る

はじめてシネマ歌舞伎観なるものを観ました。ゴールデンウィーク前に駆け込みで上の巻を、そして本日、下の巻を。権助から極悪人の魅力が滴ってる〜!凄みのある色気に参りました。深窓のお嬢様の桜姫が惹かれてしまう、という設定にも、不思議と説得力が。…

「シネマ歌舞伎 桜姫東文章」を観る

はじめてシネマ歌舞伎観なるものを観ました。ゴールデンウィーク前に駆け込みで上の巻を、そして本日、下の巻を。権助から極悪人の魅力が滴ってる〜!凄みのある色気に参りました。深窓のお嬢様の桜姫が惹かれてしまう、という設定にも、不思議と説得力が。…

「没後50年 鏑木清方展」を観る

期待を上回る大量の鏑木清方!築地明石町が、もう美しすぎ。素足に草履、というトコも高ポイント。そして、他の小さなサイズの絵も素敵な作品がいっぱい。特に気に入ったのが、晴れ着よりも縞とか江戸小紋とか、暗めの色調のお着物の女性たち。身八つ口から…

「没後50年 鏑木清方展」を観る

期待を上回る大量の鏑木清方!築地明石町が、もう美しすぎ。素足に草履、というトコも高ポイント。そして、他の小さなサイズの絵も素敵な作品がいっぱい。特に気に入ったのが、晴れ着よりも縞とか江戸小紋とか、暗めの色調のお着物の女性たち。身八つ口から…