萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

映画「犬王」を観る

公開初日、観に行ってきました。
めちゃくちゃ面白かった!

原作を忠実に再現するのではなく、そのスピリットを注入した感じ。

世阿弥や犬王が生きていた当時、とてつもなく斬新なパフォーマンスが出現した、というんだから、これくらい振り切れちゃってもいいでしょ、とでも言わんばかり。
にしても、「これくらい」が凄すぎる〜

原作を読んだのは数ヶ月くらい前なので細部は覚えていませんが、原作で感じた疾走感がまざまざと蘇ってきました。

それと、登場人物たちのビジュアルも気に入りました。
可愛いさをキッパリ拒絶してるようなラインが潔い。

エンディングは、目を皿のようにしてチェックしました。

能楽実演監修として、亀井広忠さん。
囃子演奏には、広忠さんをはじめ、竹市学さん他のお名前。
古い面として、片山九郎右衛門さん、他シテ方の数名の方のお名前も。
古い面の声をつとめられた、ということでしょうか。
なんと贅沢な。

これはリピートして観たくなるやつです!