萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「第37回 月窓寺 吉祥寺薪能」を観る

10月17日、月窓寺の「吉祥寺薪能」へ行って参りました。
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狂言は「昆布売」。
万作さんの昆布売に、萬斎さんの大名、という贅沢な配役。
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昆布売りソングをレクチャーされると、大名さまはたちまち修得して即、実践。
なんと佳いお声〜
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むしろ教え手よりも上手いし!、とツッコミどころ有り、なのも楽しかったです。
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お能は「巴」。
舞台背後の鏡板があるはずの位置に、直径1メートルくらいあろうかという大木が。
本舞台の上方にミッシリと枝を拡げていて、まるで能舞台の屋根みたい。
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時おり風が吹くと、その樹木屋根の一端がブワッと持ち上がるように揺らぎ、巴の激情が突沸するかのよう。
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後場は、シテもお囃子もキレッキレ。
悲哀をあまり前面に出さずにキレで魅せるっていうのが、カッコよかったです。
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面もキャラにマッチしてたように思います。
面は、解説でのご説明によると"増"とのことでした。
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シテは関根祥丸さん、
ワキが宝生常三さん、
ワキツレが舘田善博さん&梅村昌功さん、
アイが飯田くん、
囃子方が一噌隆之さん&鵜澤洋太郎さん&亀井広忠さんでした。
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広忠さんがビシッと座っておられると、背後の大木を従えてる風で、ハハーッとひざまずきたくなっちゃいます。
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