萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「代々木果迢会 夜公演後」を観る

5月18日、 代々木能舞台へ、「代々木果迢会 夜公演」を観に行ってきました。
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能楽堂の「脇正面」エリアが中庭になっていて、そこは完全に屋外。
中庭&本舞台に向き合うように、見所が設えられています。
中庭に面した壁は無いので、見所は屋根ありの半屋外といったことろでしょうか。
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本舞台の屋根越しには中庭の上空が見えて、水色から夕闇へと推移していく様が風情たっぷり。
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完全な住宅街の中にあるので、雨戸を閉める音が演能中に聞こえてきたりするのも楽しい。
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見所の前方が座布団席、
その後ろが座高低めの椅子、更に後ろは折りたたみ椅子、
最後列は折りたたみ椅子&クッション(映画館とかで子供用に貸し出すようなタイプ)でした。
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ちょうど私は怪我していて膝が深く曲げられず、折りたたみ椅子に座りましたが、さして舞台は遠く感じず不思議な一体感が。
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小田幸子先生によるミニレクチャー。
源氏物語を題材にしたお能がかなりある、というお話しの中で、新作能然り、と。
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源氏物語にちなんだ新作能は3曲あり、
「紫上(むらさきのうえ)」
「小野浮舟(おののうきふね)」
「夢浮橋(ゆめのうきはし)」
が作られているのだそうです。
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新作能も含めると、浮舟が登場するお能が3曲も!
他の登場人物たちは多くて2曲なので、浮舟が人気ナンバーワンて事になりますね。
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仕舞「源氏供養」小早川泰輝さん、
仕舞「須磨源氏」小早川康充さん。
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「浮舟」
里女&浮舟ノ霊が浅見慈一さん、
旅僧が御厨誠吾さん、
所ノ者が野村万之丞さん、
笛が杉信太朗さん、
小鼓が曽和伊喜夫さん、
大鼓が柿原孝則さん。
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後シテは、キリリと目尻が吊り上がった凄みの美女。
東郷青児の描く女性のよう。
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瓶覗色&白練色の段替の摺箔に、緋の大口。大口には、金糸の変則的な市松模様
変則的な触覚ヘアというか、もみ上げの髪を長く垂らした、自己主張の感じられるヘアスタイル。
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運命をキッと見据える強さがあるような。
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2人の男性の狭間で運命に翻弄される女性、というイメージを抱いていましたが、気持ちよく覆されました。
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