萬斎さん観賞と日本画修得の日々

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「能を知る会 鎌倉公演 朝の部(5月3日)」を観る

5月3日、鎌倉能舞台へ、「能を知る会 鎌倉公演 朝の部」を観に行ってきました。
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解説「源氏物語と能」中森貫太さん。
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腰帯の解説が面白かったです。
白地に黒い紋は生きている人、地紋がある場合は幽霊なんです、だから今回の後シテは地紋アリになります、と。
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知らなかった!
このルールは、狂言も共通なのかしら?
今度からそれを意識して腰帯をウォッチしたいと思います。
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「樋の酒」
太郎冠者が飯田くん、
次郎冠者が岡さん、
主が金澤桂舟くん、
後見が高野さん。
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太郎冠者がトイ越にお酒を飲むと、見所が和やかな笑いに包まれました。
嬉しそうにお酒を飲む姿から、ハッピー感が感染して
いく波が見えるかのようでした。
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「須磨源氏」
尉&光源氏が中森健之介くん、
藤原興範が大日向寛さん、
その従者が渡辺葵さん、
里人が深田さん。
囃子方が、安福光雄さん&飯田清一さん&林雄一郎さん&熊本俊太郎さん。
地謡は、寛太さんを地頭に5人編成。
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深田さんの長裃が常磐色の細かい菊菱紋が江戸小紋ちっくで、しかも風合が素敵でした。
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ちょうど先日、源氏物語(現代語訳)を読了したところだったので、散りばめられたキーワードも楽しめました。
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今回は、鎌倉能楽堂の脇正面2列目に座ったのですが、地謡の方々と頭の高さが同じで。
そのせいか、地謡がバシバシぶつかってきて、これがめちゃくちゃ快感でした。
お白洲がかなり狭い事もあり、距離も近かったのかもしれません。
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ご出演されてるシテや三役の方々は、私より更に近距離なんだから、とんでもない大音量なのでしょうね。
通常の8人編成の地謡だと、更にすんごい大音量になるのか。。。
いいなぁ。体感してみたいものです。
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