
8月24日、国立能楽堂へ
「〈能〉〈狂言〉〈平曲〉による平家物語の世界 語りの伝承 ー巻二十八ー」を観に伺いました。
-
平曲「那須与市」
須田誠舟さん
-
狂言「文蔵」
主人が裕基くん、
太郎冠者が高野さん、
後見は裃の萬斎さま!
-
裕基くんは、憲法染&漆黒色の毘沙門亀甲の長裃に、鈍色の段熨斗目。
ひえー
カッコよすぎ。
-
こんな良いコーデ、次の八島のアイにとっとかなくて大丈夫?
と心配になります。
-
裕基くんがこの曲のシテをなさるのを観るのは、私は今回が初。
-
石橋山の合戦の語り、めちゃくちゃ良かった!
知らないワードが混じってはいるんだけど、百戦錬磨ファイター登場!といった雰囲気が
ビシッ ビシッと立ち上がっていく様子にワクワクしました。
-
しかし、奈須の語りが組み込まれている番組に、語りメインの「文蔵」をぶつけてくるとは、攻めた選曲!
-
狂言は萬斎さんが選曲されたと推察しますが、
語りばかりで飽きる、と見所に思わせない自信がなければ、なかなか出来ないのではないでしょうか。
-
能「八島 奈須與市語」 漁翁&義経の霊が櫻間右陣さん、
漁師の男が阪本昂平さん。
-
旅の僧が宝生常三さん、
従僧が、館田善博さん& 梅村昌功さん。
-
浦の者が萬斎さま、
狂言方後見は飯田くん。
-
笛が松田弘之さん、
小鼓が飯田清一さん、
大鼓が亀井広忠さん。
-
極上の奈須の語りでした!!!
萬斎さまは、濡羽色に白抜きの毘沙門亀甲の長裃、
滅紫色&藍御納戸色の段熨斗目。
さきほどの裕基くんコーデを軽々と超えてくる最強コーデ!
-
私は万作さんちの長裃の中では、ウニちっく模様のやつが一番好きだったのですが、この度、一位が入れ替わりました。
長裃の裾がパリッパリだったので、新しく誂えられたのでしょうか。
-
そして、萬斎さまが描く絢爛絵巻に、度肝を抜かれました。
魂を揺さぶるお声に、
なんとゆー所作のキレ!
緊迫感も凄いんだけど、
扇の的に的中したあとの源平両軍のドヨメキは、ほんとに空気が激しく震えているかのような体感で。
-
文蔵の語りX奈須の語り、最高でした。
語りだけでなく、長裃の柄までブツけてくる攻めの構成は、
むしろ相乗効果で、
美しいお二人のお姿とともに、強烈なできごととして心に焼き付けられました。
-
ところで、今回の公演の3曲は、いずれも武士のコーデを細かく描写している共通点があったのが、面白かったです。
鎧や武器や、鞍を含めてお馬さんに至るまで、微に入り細に入り。
-
それって、平家物語が語られはじめた当時は、そういう需要が強かったという事でしょうか。
お相撲さんの土俵入りみたいに、
戦闘シーンの前には、まずコーデ描写でしょ!というのが世論だったのかも。
そして、その需要は、いまを生きる私にも脈々と流れていたようです。
-
来年の同会は、令和8年8月30日、国立能楽堂との事でした。
-
#国立能楽堂
#平家物語の世界
#語りの伝承
#巻二十八
#文蔵
#裕基
#石橋山の合戦
#八島
#奈須與市語
#櫻間右陣
#萬斎
#亀井広忠