萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「高砂」の謡蹟・高砂神社を訪問する

いきなり高砂神社に行くチャンスに恵まれました。
あの「高砂」の謡蹟の高砂神社です。

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実は、姫路に出張する事になり、前泊して姫路城にでも行こう、くらいのプランだったのですが、
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新幹線に乗ってからフト思いついて調べてみたら、姫路から電車15分で行ける事がわかり。
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面白かった!
行ってよかった!
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高砂神社の境内は、見どころが盛り沢山でした。
私には、特に右エリアが興味深かったので、右エリアのスポットをいくつか書いてみます。

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境内に入ると、すぐ右手には、野外の能舞台

能舞台の裏側も見れるようになってて、鏡の間から切戸口のルートが見れちゃいました。
通常の能楽堂では秘められている禁断のエリアが見れて嬉しいです。

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そして、「高砂」に出てくる相生松が、立派な石造の囲の中に。今は五代目なのだとか。

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五代目よりも印象的だったのが、三代目の相生松の「保存屋」。
横倒しになった松のお家です。

幹は白っぽい苔に覆われて、メタリックな龍のようにも見え。
このようにして保管しておく、という発想にも、ビジュアルにも、圧倒されました。
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更に境内の奥に進むと、「高砂」に出てくる老人&姥のモザイク画らしきもの。

更に、その奥には、そのカップルのご神像が奉られた尉姥神社。

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その右隣には、3つのオソロの小さなお社。

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右が、住吉社(海の守護をしてるらしい)。

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中央が、明神社(天照大神&春日大神&八幡大神が祀られているらしい)。
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左が、稲荷社(農業と商売繁盛の神様らしい)。
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向き合った阿吽の動物たちが、それぞれ違っていて、とくに龍が可愛い。

ここまでで、右エリアです。これでも少し端折っています。
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すごーく見応えがありました。
それなのに、殆ど来訪者が居ないのが、勿体ない。
私の中では、知名度バツグンだったんだけど、世間一般では、そうでもないのでしょうか。
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境内には、近所の人ちっくな人が、時おり犬の散歩などに現れるくらいで、観光客らしき人の姿は、私だけで。
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入場無料でしたが、有料にした方が、来訪者が増えるのかも。
そんな事は狙ってない、というスタンスっぽい風情も、好ましいですが。
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私がアクセスした方法を記載しておきます。
山陽姫路駅から
山陽電鉄本線にて、
高砂駅で下車
徒歩15分
(駅前にタクシーが待機してるのでタクシーなら5分くらいと思います。)
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他のアクセス方法として、JR加古川駅からバスもしくはタクシーという手段もあるようです。
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