
8月8日、国立能楽堂で、「国立能楽堂夏スペシャル ◎素の魅力」を観てきました。
-
小舞「住吉」
万作さん。
地謡は、萬斎さんを地頭に、
高野さん&中村くん&飯田くん。
-
今回は午前中の事前講座を受講してみたのですが、
その際に氷川まりこ先生が仰ることには、最奥の小舞なのだとか。
-
ユリに次ぐユリで、地謡も高難度らしく思われます。
最奥の曲を許された万作さんと、難しい謡を統率する萬斎さんが揃わないと観れない演目なのかも。
-
そういえば、ちょうど1年ほど前に万作さんの同小舞を観た時も、地頭は萬斎さんがなさってました。
-
脇仕舞「春栄」(高安流)
飯冨雅介さん。
事前講座での解説によると、
これはワキ方が舞う仕舞なので、とてもレアなのだとか。
-
ワキである高橋権頭のパートを仕舞でなさる、という趣向。
-
お能として観たのが10年近く前で、その時のシテの先生ご自身もこんな曲があるという事を最近になって知った、と仰っていた記憶があります。
-
ご自身が出演なさった他家主催の会でこの曲を観て、ご自身でもやってみたくなった、というお話だったかと。
-
そもそも、この曲が掛かる事がレアなのに、それを脇仕舞で、というのは、レア中のレアだったのですね。
-
仕舞「鉄輪」(宝生流)
金井雄資さん
-
袴能「通盛」
老人&平通盛が観世銕之丞さん、
小宰相局が鵜澤光さん、
旅僧が殿田謙吉さん、
従僧が大日方寛さん。
所の者が石田幸雄さん。
-
笛が一噌隆之さん、
小鼓が吉阪一郎さん、
大鼓が亀井広忠さん!
榛色の袴。
太鼓が桜井均さん。
-
ワキは浅葱色の紋付に、グレーの袴。
ワキツレは白緑色の紋付にライトグレーの袴
枯れた風情がサマになるお二人です。
-
前シテは黄朽葉色の紋付にサンドベージュの袴。
後シテは袴をグレーにチェンジ。
-
前ツレは鉄納戸色の紋付にグレーの袴。
後ツレは紋付を白にチェンジ。
-
船の作り物に立てられた篝火が、袴能だと殊に映えるように感じられました。
-
アイは、榛色の紋付に同系色の袴。
アイは、通盛が小宰相局を射止めるまでに送った和歌のエピソードが語ります。
-
事前講座では、この和歌の解説もしてくださり。
短いフレーズにそこまでの意味が込められているのかぁ、で、それを受け取った側も、それを汲む事ができたのかぁ、と感嘆しました。
-
事前講座のおかげもあり、通盛が小宰相局と別れ難かったのも無理無い、と共感です。
しかも小宰相局が後を追ってしまう、というのがやりきれなくて、これぞ平家物語の吸引力なのかな、と思いました。
-
#国立能楽堂
#夏スペシャル
#素の魅力
#住吉
#万作
#萬斎
#脇仕舞
#春栄
#鉄輪
#通盛
#平通盛
#観世銕之丞
#小宰相局
#鵜澤光