本日は、横浜能楽堂で、萬斎さんの狂言「膏薬煉」を観ました。
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黒鳶色に瓢箪が染め抜かれた肩衣がすてき。
ビンテージっぽく色褪せた群青色の格子の縞熨斗目、京紫色の襟、洗朱色の狂言袴、というトータルコーデにも、惚れ惚れでした。
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伺ったのは、「平家物語の世界 -語りの伝承 巻二十六-」。
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お能の演目は「千手」。
千手が平重衡と出逢う場面の詞章がきれい。
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「その時 千手 立ちよりて、
妻戸をきりりとおしひらく、
御簾の追風 匂いくる」
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前半は重衡の視点で、ビジョ登場!という感じででしょうか。
後半は千手の視点で、香から雅やかな公達を起想したのかしら?
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そして、お囃子がめちゃくちゃカッコいい。
重衡と千手の別れ哀しみのシーンでも、湿っぽくしないでエキサイティングに打つ囃すのが最高でした!
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この写真は以前に、萬斎さんが重衡、若村麻由美さんが千手の役で朗読劇をなさった時のグッズです。
今回の公演とは関係ありませんが、演目繋がりで今日はこのクリアファイルを使っています。
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