萬斎さん観賞と日本画修得の日々

能楽や展覧会の観賞の感想を書いています

「第94回 野村狂言座」を観る

4月16日、宝生能楽堂へ。

最初に高野さんによる解説。

「文相撲」
大名が裕基くん、
太郎冠者が萬斎さん、
坂東方の者が太一郎くん、
後見が淡朗くん。

萬斎さんは、笹の葉&雀が配された淡黄色の肩衣、瓢箪の腰帯、柳色の小格子の縞熨斗目、空色の狂言袴。

大名と太郎冠者が
「えーーーーーいっ」
「ほぉーーーーーーいっ」
と呼応するお声が最高。

なんとよき響きなんでしょー
うつくしい新種のオオカミが、鳴き交わしているかのよう。
ずっと聴いていたくなります。


「茶壺」
すっぱが中村くん、
中国の者が内藤くん、
目代が深田さん、
後見が月崎さん。

連舞のシーンが華やか。
内藤くんは勿論なんだけど、それをマネッコする中村くんも、颯爽としてる。

かといって、マネッコ設定が破綻するかっていうと、そんなことはありませぬ。

すっぱに舞のセンスがあるから、すぐさま習得できちゃうんだね!と思わせてくれる。
アイドルユニットみたいにも見える連舞でした。


「見物左衛門」
見物左衛門が万作さん、
後見が裕基くん。

笠を小脇に抱えてる姿が、かっちり綺麗。
人混みの中でも笠が押し潰されないよう、ガードしてるの。
無造作に脇に挟み込んだりはしないのね。
豪放磊落キャラかと思いきや、持ち物にはこだわりアリ、な お洒落な人なのかも。


「骨皮」
新発意が飯田くん、
住職が石田幸雄さん、
檀家が岡さん&竹山さん&高野さん、
後見が内藤くん。

なかなか際どいオチで、びっくり。
しかし洒落がきいています。
これ、最初に高野さんの解説を聴いていなかったら、洒落が理解できなかった。

際どいんだけど、飯田くんの端正な所作のおかげで、品格が保たれていました。