萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「万作を観る会」を観る

11月7日、国立能楽堂へ。
まるで、極上のお能の会に行ってきたかのような余韻に浸っています。

囃子方のお顔ぶれといい、
能がかりの「法師ヶ母」といい。

更に、「茸」は切能のような趣き。
山伏さまの装束が半切だったのも、お能テイストを増強していたように思います。

番組の2番目に「棒縛」を配したのも、狂言の王道ともいえる曲を真ん中に持ってくることで、
その前後の演目は、お能という位置付けにしてみよう、という意図にも感じられます。

これって、万作さんが仕組まれた作戦?
だとしたら、まんまと私は作戦にはまって嬉々としております!

素囃子「盤渉楽」
大鼓が國川純さん、小鼓が鵜澤洋太郎さん、笛が藤田次郎さん。 

狂言「法師ヶ母」
夫が万作さん、妻が中村くん。

地謡は、萬斎さんを地頭に、高野さん&内藤くん&裕基くん&飯田くん。
囃子方は、先ほどの素囃子メンバ。
後見が深田さん。

前場は、貰聟ちっくなコミカルな展開なんだけど、
後場になると、囃子方地謡が出てきて、一気にお能の風情に。

後シテの万作さんは、掛素襖を片脱ぎにされ、気品ただようお姿。
そして、地謡がとーってもカッコイイ。
こういう演目、いいですねー

狂言「棒縛」
太郎冠者が遼太くん、次郎冠者が淡朗くん、主が飯田くん、
後見が高野さん。

遼太くんが、若かりし頃の万作さんにソックリ。
酒宴で謡うお声も素敵でした。


狂言「茸」
山伏が萬斎さん、何某が石田幸雄さん。
茸が裕基くん&中村くん&内藤くん&飯田くん&竹山さん&岡さん&月崎さん&淡朗くん。
鬼茸が太一郎くん、

後見が遼太くん。

いままで観た「茸」のなかで、最も格調高い「茸」でした。

山伏さま&何某の格式ある佇まいに加え、
ナンバー3までのキノコにキレッキレ要員を配備することは、非常に重要なことだったのですねー

1番手のキノコ(黒色袴)は裕基くん。
2番手&3番手のキノコ(テールグリーン袴&紺色袴)は、中村くん&内藤くん。

動と静のメリハリが効いていて、ピタリと静止したときの姿が美しい。

裕基くんは姫茸でも光るけど、一番手のキノコのほうが、より光ります!

そして、極限まで鍛練を積まれてきた、仕上がりに仕上がってる中村くん&内藤くんコンビの投入も大正解だったんじゃないでしょうか。

「釣狐を観る会 第二日目」を観る

11月5日、国立能楽堂へ。

素囃子「養老 水波之伝」
囃子方が、柿原弘和さん&幸正昭さん&桜井均さん&栗林祐輔さん。

狂言「張蛸」
果報者が野村又三郎さん、太郎冠者が野村信朗くん、すっぱが萬斎さん、後見が石田幸雄さん。
囃子方は、さきほどの素囃子メンバ。

萬斎さんは、亀甲ちっくな細かい格子模様の紫色の長裃、淡い抹茶色&ブルーグレー&白の段熨斗目。

太郎冠者は、すっぱの元を立ち去るとき、「さらば さらば さらば」と挨拶。
挨拶の言い回しが、微妙に万作家とは違う。

万作家は、
「さーらーばー さーらーばぁ」
だった気がします。

今回は、萬斎さんも太郎冠者と同じ挨拶を。
シテのおうちのやり方に合わせる、というものなのですね、きっと。

あらすじは「末広かり」に似てるんだけど、買いたいグッズは、曲名になもなっている張タコです。

ということで、すっぱは、張タコと偽って、張ダイコを売りつけるわけです。
なので、果報者のご機嫌を直すための囃し物の小道具も、張ダイコになるわけですね。

リアル太鼓を太郎冠者が持ってるので、もしや囃子方は太鼓方ぬきの編成でなさるのか?
・・・と私は興味津々。

結果は、太鼓方もシッカリご登場されました。

囃し物が聴こえてきて、ついウキウキしちゃう果報者が、心底たのしそうでした。


万作さんによる小舞「住吉」

地謡は、萬斎さんを地頭に、内藤くん&裕基くん&飯田くん&淡朗くん。

万作さんは、とろみのある鈍色の紋付に黄橡色の袴。
地謡は、黒紋付に、5人オソロの袴。
袴の色は、万作さんと同系色ながら、微妙に違う。

謡うのがとても難しそうな節の連続。
ユリのてんこ盛りです。

今回の披きの当人(中村くん&内藤くん)だけでなく、
他の若手くんたちも、この際いい機会だから鍛えとこう!という、
万作さんの愛を感じます。

公演パンフのこの曲の欄には、「若い役者の船出へのエールである」と記載されていました。


狂言「釣狐」
白蔵主&狐が中村くん、
猟師が高野さん、
後見が萬斎さん&深田さん。

後見のおふたりは長裃。

圧倒されました。
2週間ほど前に内藤くん版を拝見していて、展開は知ってたはずなのに、

ふぬぬぬぬぅ
このキツネは罠の誘惑に負けちゃうのか?
はたまた、罠の誘惑を振りはらって、毅然と立ち去れるのか?
うわ~ どうなる どうなる?

と、固唾をのんで見入ってしまいました。
ストーリー展開へのドキドキと、この披きに挑む中村くんのひたむきとな姿を見る、というドキドキが重なって、息苦しくなるほど。

息苦しさでいったら、中村くんの比ではないですが。
中村くんの息遣いは苦し気で、終始、ハッ ハッ ハッ と切羽詰まったような呼吸音が響いていました。

それが中村くんご当人の息遣いなのか、危ない橋を渡っているキツネの息遣いなのか、わからなくなってくる。

あの暑苦しそうなキグルミは、演者を究極まで追いつめてスパークさせることを意図しているのかしら?

後見の萬斎さんが頭巾を整えるかのような態で、ハタンッ ハタンッと捌いてらした。
中村くんに風を送り込んでらしたのでしょうか。

六世万蔵さん(万作さんのお父様)の著書「狂言の道」には、「釣狐」の項が16ページもあるのですが、そのなかで「演者としては始めから苦しみ続けで、終わりまで緊張し通し」と言及されていました。f:id:jizo2109447:20201108142502j:plain

「第十二回 東京満次郎の会 FINAL」を観る

11月1日、宝生能楽堂へ。

辰巳大二郎さんによる仕舞「三輪」

狂言「萩大名」
大名が万作さん、太郎冠者が裕基くん、亭主が深田さん、後見が飯田くん。 

ダメダメ大名様に対する、太郎冠者のスマートなサポートぶりが、鮮やか。

なんとかしてキレイなお庭を主に見せてあげたい、と奔走するところは、健気で好感がもてます。

最後に太郎冠者は怒って居なくなっちゃったけど、このあとすぐに戻ってきたと思うなー

で、その時には、いやーごめんごめん、と大名の方が謝って、
太郎冠者は、まったくですよぉ、とか言って、仲直りしたことでしょう。

朗読劇「邯鄲」
能語りが榎木孝明さん、琵琶が須田隆久さん。

琵琶の主張つよめで面白い。
朗読の"マ"に、琵琶が響くのが心地よかった。

能「邯鄲 傘之出」
盧生が満次郎さん、舞人が辰巳和磨さん。

呂仙王(宿の女主人)が 萬斎さん。

勅使が森常好さん、
大臣が舘田善博さん&梅村昌功さん、
輿昇が大日方寛さん&小林克都さん。

囃子方が竹市学さん&源次郎さん&広忠さん&澤田晃良さん。

後見が宝生ご宗家&佐野登さん&和久荘太郎さん。

地謡は、前列2名&後列3名からなる全5名。
後列のみ透明のシールドマスク。

アイに始まり、アイに終わるのがいいですねー
しかも、アイは、重要なアイテム・枕の持主でもある。

更に今回は、小書つきのおかげで、更に傘というアイテムにも、アイが絡んでくるのです~

自分が経営する宿に、盧生がチェックインする時に、女主人サマが傘を受けとります。

なんとなく、人質ならぬ、モノ質って風にもみえてくる。
枕を使って寝ないことには、コレは返さないもんね、という。

そして、思惑どおりに事が運んだので、何事もなかったように最後に傘を返してくれたけど、

そうでなかったら、ぎらり、と豹変してたんじゃないかしら?
そう思わせる謎めいた美女でした。

ぎらり豹変も見てみたくなります!

会の冒頭に満次郎さんがご挨拶に出てこられて仰ることには、
時々、盧生が「これ夢なのかな?」と疑う場面が何度かあります、と。

なので、それを意識して拝見してみたら、ほんとだー
確かに!

盧生の面って、今まで私は、宿に着いた時の、悩める青年のお顔なんだと思ってたんだけど、
これは夢なのかな?と、疑うお顔にも思えてきました。

大小鼓が乱れ打ちに、笛の狂い吹き(こんな言葉あるのかな?)が凄かったです。

「成田美名子 原画展」を観る

先日、行ってまいりました。
なつかしの「エイリアン通り(ストリート)」や「CIPHER」から、「花よりも花の如く」まで。

一気に中高生の気分が戻ってくる心地です。
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わー
このカラー、LaLaから細心の注意で切り離して、下敷きに入れてたやつ!
・・・など、など。

今の私の能楽堂がよいのキッカケとなった「花よりも・・」の絵も多数。・
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特に黒紋付の絵がきれい。袴の縞々までがうつくしい。
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グッズの大半が完売で、空の棚に品切れを示す赤札がズラリ。
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会場内は写真OKとのことでした。

有楽町マルイ、8階にて、11/9まで開催中です。

「このあたりのもの~禍(わざわい)の時、狂言三代の見つめる遠い未来~」を観る

10月25日、NHK放送博物館へ。

万作さん&萬斎さん&裕基くんのドキュメンタリーの8K番組が、こちらで放映されると知って、急遽。

撮られたのは、犬童一心監督。
1時間の番組でしたが、とても濃~い内容。

裕基くんが奈須の披きに挑むまでの、萬斎さんによる鬼の特訓に胸を打たれました。
といっても愛の滴る鬼です。


腕を上げるちょっとした高さや、セリフの間や緩急など、めちゃくちゃ細くダメ出しある。

私はこれまで、
裕基くんのお声はもちろんのこと、膝に置かれた手に至るまで、萬斎さんに酷似していることに感嘆しておりましたが、
それは単にポヤ~ッと手に入ったモンじゃなかったのね。

神の芸をお持ちの万作さんの元に、萬斎さんのような天才がお生まれになったことも奇跡で、

その萬斎さんのご子息に、これまた煌め満ちた裕基くんが育たれたことも奇跡で、

奇跡が3回も続くって、どゆこと?って思ってたけど、
大変な鍛錬と努力のもとに、奇跡は作られてきたのだなあ、とシミジミ。

ビジュアルとか身体能力とか、もともとハイスペックな素養はあったにしても。

それと、プライベートのお着物のお姿が見れたのも嬉しかった。

裕基くんの紺の小地谷縮っぽいお着物、
萬斎さんの亀甲絣の白いお着物、
万作さんの蚊絣の黒いお着物など。

お舞台でお召しになる装束も素敵ですが、それらとはまた異なった味わいにトキめいていました。

この番組が、ごく一部の人の目にしか触れていないのは、勿体なさすぎる。
地上波でも放映されますよう強く願っています。

「波吉信和 三十三回忌追善 藤雅会」を観る

10月31日、宝生能楽堂で開催された藤井雅之さんのお社中会へ。

裕基くんがお能のアイを、
萬斎さんが小舞をなさると知って、
これは拝見しなくては!と。

能「紅葉狩」。
アイ(上臈たちのお供の女)が裕基くん。
ワキ(平維盛)が福王和幸さん、
ワキヅレが村瀬慧さん&村瀬提さん&矢野昌平さん。

大鼓が大倉正之助さん、
小鼓が船戸昭弘さん、
太鼓が金春惣右衛門さん。
笛は女性の方(番組表では一噌隆之さんだったけど)。

後見は5人で、主後見が宝生和英さん。
地謡も5人で、透明のシールドマスク。

前シテ&ツレお三方(上臈たち)と、後シテは、お素人さんと思われます。

裕基くんは、瑠璃紺色の地に紅葉を散らした縫箔、橙色の襟と帯。
ビ・ジ・ン~

曰くありげな妖気をまとって、福王和幸さんをユーワクしちゃいます。

いえ、ホントのところは、ユーワクするのは、上臈たちなんだけど。

でも、福王和幸さんの訪れを受けて、美女たちの中から応対に出ていくのが裕基くんなので、
美女たちの印象を決めるのは裕基くんではないかと。

お供の女子でさえ、こんなに美人なんだから、その女主の美しさもハイレベルに決まってるよね?
と、思わせる説得力バツグンです。

後場では、福王和幸さんが太刀を抜いての立ち回り。
颯爽としてダイナミックで、かっこよかた!

ところで、裕基くんが出てらした時、アチコチでカメラのシャッター音が。

福王和幸さんのご登場の時は、更に派手なシャッター音の嵐。

シャッター音のタイミング的に、お素人さんを撮っていると思われる時もあったけど、
裕基くんと福王和幸さんは、
明らかに狙いうちされてる。

目に余る撮影っぷりのためか、
さすがに
「紅葉狩」のあとに注意喚起のアナウンス。
「許可のない方は撮影をお控えください。スマホの電源はお切りください。」と。

アナウンスの後は、お玄人の方々
オンリーの番組編成だったので、ここらで注意せねば、ということだったのかも。

番外琵琶語り、
番外仕舞2番と続いた後に、
萬斎さんの番外小舞「通円」。

地謡は髙野さんを地頭に、裕基くん&淡朗くん。
後見は飯田くん。
飯田くんだけ普通の白いマスク。

萬斎さんは、淡い抹茶色の紋付きに、瓶覗色の紋付裃、ブルーグレーの襟。

紋付裃のワンカラーコーデって見たことなかったけど、アリですねー

地謡&後見は、黒紋付に、浅葱鼠色の紋付裃。

まず萬斎さんが出てこられ、続いて地謡メンバがスタンバイ。
小道具(柄杓&茶碗&茶せん)は、裕基くんが携帯され、まずご自分の傍らに仮置き。

が、その直後にご自分の身体が触れて、ガシャっと音を鳴らしてしまわれ。

が、そのあとの裕基くんは、端然とそれらをお父様の前に乱れなく整え置かれました。

大丈夫、ダイジョーブ、萬斎さんは穏やかなお顔でしたよぉ。

萬斎さんが柄杓やお茶碗を扱われると、ただでさえ美しい手がいっそう際立ちます。
腕を指し伸ばされた時なんて、手首の内側の筋が!
もぉキレイなの、なんの。

そして何より、「通円」だけど小舞なので、直面っていうのが嬉しい~

さきほどのアナウンスが効いて、
萬斎さんの時は、一度もシャッター音は鳴らずに済みました。

通円が終わったのが18:55ごろ。

ラジオ「職業、野村萬斎」では、「いま車のなか」って仰ってたので、宝生能楽堂から帰路につかれた道中だったのでしょうか。

「第23回 長島茂の会」を観る

10月24日、喜多六平太記念能楽堂へ。

最初に、金子直樹先生による解説。
ツレの人丸(景清の娘)の従者の配役に関する話が面白かったです。

今回は喜多流なのでワキツレがなさるけど、ある大きな流派(観世流派とは口にされず。)は、トモ(つまりシテ方)がなさるのだとか。

というのは、ツレと従者が一緒に
謡うところがあるので、同じ流派どうしでないと、合わせるのが難しいのだそうで。
ましてや、ワキ方にも3流派あって、それぞれ異なるので、
ツレが一緒にその全パターンを覚えるのは大変、という事情があるのだそうです。

更に、面と装束についてのお話も。

喜多流で使われる景清の面には髭があり、装束には大口を用いるのに対し、
他流では、髭なしの面を用いたり、大口を付けずに着流しにすることもある、と。

髭あり&大口つきだと、かつての勇壮な姿を表し、髭なし&着流しだと、今の零落した姿を表している、とも。

仕舞「鐘之段」
友枝昭世さん。

狂言「鶏聟」
舅が萬斎さん、聟が裕基くん、 教え手が深田さん、太郎冠者が月崎さん。

萬斎さんは、辛子色の唐草模様の素襖裃に、錆鉄色の段熨斗目、侍烏帽子。

裕基くんは、ワインレッドの
松皮菱の素襖裃に、紅白段熨斗目、侍烏帽子。
10/22の「末広かり」で萬斎さんがお召しだった段熨斗目より、赤みが鮮やか。

同じ舅&聟の配役を、2017年1月に大槻能楽堂で拝見しましたが、そのときより裕基くんが吹っ切れてる、というか、突き抜けてる。

ニワトリ鳴きを照れなく、高らかに!

この曲とか梟山伏は、テッテー的に突き抜けて爆発すると面白くなるのですね。

・・・と、感嘆していたのですが、応対する萬斎さんは、その遥かに上を越えてゆく突き抜けっぷり!

二人して、めちゃくちゃバカバカしいことをやってるのに、不思議と品格が保たれています。

お二人揃って、このうえなく端正なビジュアルに、荘厳なお声、かつ、キレのある所作っていうのがポイントなのかも。

能「景清」
景清が長島茂さん、
人丸が大島輝久さん、
その従者が梅村昌功さん、
里人が森常好さん。
 
大鼓が國川純さん、
小鼓が大倉源次郎さん、
笛が槻宅聡さん。

地謡は、友枝昭世さんを地頭に8人。

久々の8人!
マスクなし、シールド板なし、
見所も、ソーシャルディスタンス 目的の空席なし。
まるでコロナ以前の空間が戻ってきたかのようでした!

とはいえ、入口の検温&消毒はあるし、
2階の休憩コーナーは未だ飲食禁止(水分補給のための飲料のみ許容)でしたが。

人丸の唐織が、びゃくろく色&オレンジシャーベット色の段替。
キレイ~
まるでシテの装束みたいに凝ってる。

面も、ツレっぽくなくて、シテみたいな渾身のプリティーフェイス。

景清の面は、横向きに限りなく近い斜めアングルがカッコいい。

面の陰からのぞく、長島茂さんご自身の顎と首もカッコいい。
余分なものを全て削ぎ落としたような、ストイックなラインでした。

ところで、この曲って、蝉丸ちっくな要素もあるのですね。

片方が盲目ということだけじゃなくて、せっかく巡り会えた肉親どうしなのに、また離ればなれになっていくという所が。