萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「第七四五回大槻能楽堂自主公演能 新春能 二日目」を観る

1月4日、「第七四五回大槻能楽堂自主公演能 新春能 二日目」を観に、大槻能楽堂へ。
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「翁」
翁が大槻文蔵さま
三番叟が萬斎さん、
千歳が上野雄介さん、
面箱が内藤くん、
笛が竹市学さん、
小鼓頭取が曾和鼓堂さん、
胴脇が成田達志さん、
手先が成田奏さん、
大鼓が亀井広忠さん、
狂言後見が深田さん&高野さん。
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翁の面は、笑みが控えめで、梅若万三郎さんに似た面差し。
気品あるお顔立ちが、文蔵さまにピッタリ。
腕を差し伸ばして袂を捌く様が厳かです。
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広忠さんは、毘沙門天亀甲の茄子紺の素襖裃に、浅葱鼠の熨斗目。
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小鼓の素襖裃はお三方とも桔梗が群生したような柄で、テイストも同じなんだけど、頭取だけちょっとトクベツ感が。
頭取だけ群生してる数が多いのです。
色も頭取が一番凝っていて、紺地の白抜の白抜き部に、女郎花色の暈しが入っており。
熨斗目も女郎花色で、めちゃくちゃかわいい。
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左右のお二人の素襖裃は、山葵色に白抜きで、桔梗の咲いてる量を抑えめにしています。
小鼓の三人で、こんなふうに統一感を出したコーデで楽しませて頂けるなんて、「翁」ならでは。
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萬斎さんは、錆浅葱地に、鶴亀、松葉が配された直垂、朱色入りの格子の厚板。
素襖裃の松葉は、裾から上方に生え昇るような図柄。
松葉白抜きなので、雪の結晶の連なりのようでもあり。
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そのためか、萬斎さんの身体が、雪に閉ざされた大地から芽吹き始めた草木そのものようにも見えました。
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黒色尉は、黒さが強めで、ちょっと吊り目ぎみ。
こんな表情のパターンもあるのかぁ。
飄逸というより、得体の知れない何かとてつもないおおき存在に思われ。
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例えば、雨が災害にも恵みにもなるように、接する角度よって自然は全く異なる事象になってしまうんだよなぁ、なんて事まで、なぜか考えてしまいました。
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面替りでお顔を巡らせる様は、螺旋状に上昇してゆくかのよう。
最後にクイッと急上昇するときの煌めきが!
もう手裏剣のようで!! 
新年早々、すごい美を浴びてしまいました。。。
ありがとうございます!
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「鍋八撥」
鍋売りが万作さん、
鞨鼓売りが裕基くん、
目代が飯田くん、
笛が竹市学さん、
後見が高野さん。
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万作さんの鍋売りが何ともチャーミングで、見所じゅうが万作さんに惹きつけられてゆくのをまざまざと感じました。
ときおり沸く笑いがあたたかい。
こんな風に、万作さんを愛でる幸せを見知らぬたくさんの方々と共有できるって幸せな事です。
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裕基くんは、鞨鼓をうつ姿がシャープできれい。
水車も鮮やかで美しくて。
で、またまた見所じゅうが、はぁーって見惚れてる感が分かるのです。
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張良
老翁&黄石公が浅井文義さん、
龍神が浦田保親さん、
張良が福王知登さん、
ワキ方後見は、番組表にはお名前は無かったけど福王茂十郎さん!
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張良の下人が太一郎くん、
笛が左鴻泰弘さん、
小鼓が久田舜一郎さん、
大鼓が河村大さん、
太鼓が中田弘美さん。
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沓は、ワキ方後見がお投げになり、目付柱と本舞台中央のライン上の、ちょっと目付柱寄りに落ちました。
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張良が逆巻く波に抗いながら沓を取りに行く場面は、キレッキレ。
ほんとに大きな波が見えた気がする。
ひゃーっ
かっこいい!
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公演パンフによると、ワキは「沓の落ちた位置によって臨機応変に様々な型」をすることになっているそうで。
色んな位置のパターンを観てみたくなります。
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何パターンあるのか分からないけど、確率も絡んでくるてので、コンプリートするのは中々大変そうですが。
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