初台のNTTインターコミュニケーション・センター(以下、ICC)で、萬斎さんのレア映像が観れると知り、先日の日曜に行ってきました。
「鷹姫」の空賦麟(くうふりん)を萬斎さんが洋装で演じられ、これが衝撃的にカッコよかったので、あの感動を再び味わいたくて。
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そして、この度、新たな感動が!
様々なアングルで撮られた映像のおかげで、俯瞰した目線で観ることができ、
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そして、この度、新たな感動が!
様々なアングルで撮られた映像のおかげで、俯瞰した目線で観ることができ、
会場の上空に設えられた水槽や、そこから揮発していく蒸気が、より強く意識に働きかけてきてくれた為かと思います。
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で、あの時に上演された演目は、いずれもが水というテーマで繋がって、舞台美術ともリンクしていたのかぁ、とようやく気付きました。
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生で観る時って、私の意識は、ついつい萬斎さんにズームしてしまうので、大枠の事に気付かなかったようです。
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そして、鷹姫が第2部で上演され、第1部は能楽の古典曲だったために、第1部と第2部を完全に切り離して捉えていたのかも。
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そんな訳で、今回は第2部だけが上映されるのだろうと思って出かけのですが、
いやいやいや!
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生で観る時って、私の意識は、ついつい萬斎さんにズームしてしまうので、大枠の事に気付かなかったようです。
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そして、鷹姫が第2部で上演され、第1部は能楽の古典曲だったために、第1部と第2部を完全に切り離して捉えていたのかも。
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そんな訳で、今回は第2部だけが上映されるのだろうと思って出かけのですが、
いやいやいや!
第1部も込みで上映する事に意味があったのですねー
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帰宅してから当時の公演パンフを読み返してみると、どういう思いで教授が、この公演を企画したのか、ちゃんと書いてありました!
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当時も、パンフ文字は目に写っていたはずなのですが、今回は実感を伴って受理できました。
出演者名は、2013年公演のパンフから転記しています。
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【第一部】(55分)
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【第一部】(55分)
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狂言「田植」
狂言「田植」
シテ(神主) 野村萬斎
立衆(早乙女) 高野和憲 中村修一
内藤連
後見 飯田豪
笛 一噌隆之
小鼓 大倉源次郎
大鼓 亀井広忠
太鼓 小寺真佐人
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舞囃子「賀茂 素働」
舞囃子「賀茂 素働」
シテ(別雷神)
梅若紀彰
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素囃子「猩々乱」
素囃子「猩々乱」
ピアノ 坂本龍一
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【第二部】(30分)
【第二部】(30分)
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LIFE-WELL
「鷹の井戸」
LIFE-WELL
「鷹の井戸」
「鷹姫」
「湖の島イニスフリー」
朗読者・空賦麟
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第1部と第2部は、連続して上映され、トータル85分の上映でした。
第1部と第2部は、連続して上映され、トータル85分の上映でした。
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番組を転記していて思ったのですが、単に水にちなんだ演目をセレクトしたのではなく、上演の順番もマストだったのかなと思い至りました。
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というのは、
「田植」は「賀茂」に「御田」の小書がついた時の間狂言なので、
「田植」の次に
「賀茂」の後場、
という順番は当然とも受け取れますが、
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それだけでなく、視界をどんどん拡張させていく作戦も含まれていたのかな、と。
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つまり、まず、
「田植」で、
日本の陸地、
「賀茂」の後場で、
日本大陸の上空、
「猩々乱」で
中国の海域、
そして「LIFE - WELL」で、
海を隔てたアイルランドへ、と視座の高度を上げて行く事で、地球そのものにまで意識を向けよう、としておられたのかな、という気持ちになっています。
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10年3ヶ月の時を経て、教授の思いを受け取れた思いです。
いや、まだ、ほんの一部しか
受け取れていないかもしれませんが。
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観る度に、新たな発見ができるように仕組まれている可能性もありますし。
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映像に教授のお姿が登場するのは、第1部の途中からですが、教授のスピリッツは冒頭からラストまで、くまなく行き渡っていることが、今はしみじみ感じられます。
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今回、「田植」の途中で退場してしまった方がおられましたが、
うーん教授が出てこないな?、と思われての退場だとしたら、勿体ない事でした。
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イベントは、3/10までですが、《LIFE - WELL》は土日祝日のみの上演ですので、
イベントは、3/10までですが、《LIFE - WELL》は土日祝日のみの上演ですので、
残るチャンスは、あと10数回です。
ICCのサイトから事前予約できますので、多くの方にご覧頂ければと思います。
ICCのサイトから事前予約できますので、多くの方にご覧頂ければと思います。
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