萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

『MANSAI 解体新書 その参拾弍 完 「檄」 〜初心不可忘〜』を観る

ボレロ〜!
まさか最後の最後に!!
ありがとうありがとうありがとう!!!!!

入場して、休憩が入ることを知り、もしや休憩後にボレロなんてあったりして、と、実はチラッとは思ったけども。

いやいやいやいや、世の中そんな甘くないよな、と直ぐに打ち消したもの。

うわー
こんな事ってあるんだ。
世の中、時々は、甘いこともあるんだ。

萬斎さんは、背中に大きく鳳凰が配された単狩衣。
衣紋付に着付けてあり、襟元から紅白厚板の朱色がチラ見えして、同色の狩衣の露と響きあう。

紅地に金糸の大きめ唐草模様の半切(もしかしたら大口かも)、金地に紅蒼の花紋の腰帯。
なんとなく三輪ちっくな風情。
そう、まさに神の美しさ!!

カーテンコールにまで応えてくださり、オーラスは手まで振ってくださり、感無量でした。

ボレロ歓喜で、前半のトークの事をすっ飛ばしてしまったけど、
20年間、信念が揺らぐ事は無かった、とのお言葉が印象的。

それは萬斎さんご当人に、筋が一本ビシッと通っておられるから、って事もあるのでしょうが、その信念の設定の仕方も上手なのでしょうねー

会社のテストで以前に丸暗記した、企業理念の定義にも通ずるように感じました。