萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

萬斎さん公演メモ 2019年1月

1月後半から仕事が慌しくなり、ブログが更新できずにいました。

年度が替わって一段落するかと思いきや、更に慌しい状況に。

このままだとブログが凍結状態になりそうなので、この10連休中に手書きのメモを頼りに4ヶ月分の振り返りをしとこうと思いま。

1月は、1/8の『TENCHIJIN 「○□△」〜三日月公演〜』の感想まではアップしてたので、それ以降から。

●1/14、「銕仙会 1月定期公演」。

「翁」。
翁が観世淳夫さん、三番叟が太一郎くん、千歳が片山清愛くん、面箱が裕基くん、脇鼓の1人は大倉伶士郎くん、超フレッシュな顔ぶれ。

狂言後見は萬斎さん&深田さん。

面箱の裕基くんがワキ座のあたりに控えた姿がうつくしい。襟元から肩にかけてのラインが好き。

二人静」。
静御前と菜摘女の長絹はオソロなのに、襟だけ色違いで、静が白・白、菜摘女が白・紅。

「筑紫奥(つくしのおく)」。
丹波国の百姓が萬斎さん、筑紫奥の百姓が石田さん、奏者が万作さん。
萬斎さんは、折鶴&亀&松竹梅が配されたビリジアン&蜜柑色の掛素襖、黄土色の狂言袴、梅の腰帯。
笑いに包まれて、幸せがフワフワ立ち昇ってゆくような豊かな時間。

張良(ちょうりょう)」。
ワキの欣哉さんが主役みたいに大活躍。ワキなんだけど中入りして、装束もチェンジなさるの。

後見の野村四郎さんが投げられた沓は、あいにく脇正面側に落下。
四郎さんは慎重に慎重に、狙いをつけてお投げになったんだけど。

うやー どうなっちゃうのぉ、とハラハラしてたら、揚幕から登場した大蛇(桂三センセ)の手には、しっかり沓が。

終演後に番組表を見たら、沓が舞台から落下しちゃった時はどう対処するか、定められているのだ、と知りました。

ロビーに観世葉子さんのお姿。

●1/18、「第85回 野村狂言座」。

解説の萬斎さんは、黒紋付、水色の長襦袢、白の襟。予定の15分間を超過して18分間も解説くださった。

裕基くんの小舞「雪山」。
雪のように無垢な、というより、如何に汚れようとも清浄化する強靭さも感じられる。でも何故か生贄っぽさもある。イイ!

時々、三番叟の萬斎さんも生贄っぽい時あるけど、同じくらいヨイ!!

「ぬけから」。
太郎冠者は萬斎さん、主は万作さん、後見は裕基くん。
太郎冠者サマは、墨色の雪持ち笹の肩衣、白地に紺&山吹色の格子の縞熨斗目、紺の襟、煉瓦色の狂言袴、「ま」の腰帯。

寝入った太郎冠者サマの腕が肘まで顕わに。キレーー

面が外れたあとの場面転換が鮮やか。
道行もスッパリ省かれてるのに、いきなり万作さんチの場面に切り替わってる、ということを観客に解らせるってスゴイ。

見所に河合祥一郎センセのお姿。

●1/23、「能楽フェスティバル 第4回シンポジウム 〜2020東京オリンピックパラリンピックへ向け、能楽の未来を展望する〜」。
パネリストが観世宗家&宝生和秀さん&観世銕之丞さん、萬斎さんが司会。

萬斎さんてば頭の回転が速いんだなーとつくづく思う。
年末のセルリアン公演のような、圧倒的ホームでのトークも好きだけど、今回のようにアウェイな場面でもキチッと進行をなさる。

見所に村上隆さんらしき方。

●1/26、「なかのZERO新春公演」。

「二人大名」。
萬斎さんは使いの者。
びゃくろく色地にチャコールグレーの波頭が配された肩衣、鶸色の格子の縞熨斗目、瑠璃紺色の襟、同色の青海波の狂言袴、括り袴。

使いの者が、大名たちにレクチャーする謡に聞きほれる。

萬斎さんの起あがり小法師の舞(?)がキレッキレなのを以前に観たことがあり、それを再び観たいと思ってるんだけど、最近は、この演目ではシテしかなさらないですねー