萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「小島英明 能の会 第十六回 碧風会」を観る

11月20日矢来能楽堂へ。

最初に小島英明さんご本人による見どころ解説。

今回の子方ちゃんは4歳

2歳で鞍馬天狗の稚児をなさって以来、2度目のお舞台だとか。
そして、親子共演は今回が初なのですって。

「櫻川」駒瀬直也さん。
「鐘之段」観世喜之さん。
解説でのお話によると、お能の曲に合わせて、
我が子を探す狂女物つながり、という選曲とのこと。

狂言入間川
大名が萬斎さん、
太郎冠者が内藤くん、
入間ノ何某が高野さん。

解説で小島先生が仰ることには、萬斎さんとご相談しての選曲とのこと。

隅田川とは東国の川つながりであり、
かつ、
昔は入間川隅田川の上流にあった、
という発想だそうです。

大名さまは、紺&金茶&常盤色の段熨斗目、枯茶色地に小槌ちっくな風車が配された素襖裃。
晩秋にふさわしく、深みのある厳かな色調です。

何某の逆さ言葉の合間合間に、
大名さまがリピートしたり、
う・うむ。
とか、
それそれ。
と、相の手を入れるのが絶妙です。

そして何某が、これまた、いーいトコで、間を作ってくれる。

何某とシーソーでもしてるかのように、キャッキャと興じる大名さまが可愛い。

太郎冠者は最初のうちこそ恭しく見守っていましたが、途中から冷めたモードに。

コレまだ続けるのかな?
早く終わらんかな?
と、スイッチoffしてる態。

それが、大名さまのはしゃぎっぷりを際立たせていて、余計に可笑しかった!


能「隅田川
狂女が小島英明さん、
その息子・梅若丸が小島伊織くん。
渡守が森常好さん、
旅人が舘田善博さん。

笛が松田弘之さん、
小鼓が飯田清一さん、
大鼓が柿原弘和さん。

狂女はスラリと背が高く、洗練された女性の印象。
船頭との問答も、マウントを取るために狂女が仕掛けてる風。

我が子を探し出すために強靭な意志をもつ、強い母という感じ。
こういう狂女もアリだなー、と面白かったです。

終演後に番組表を見たら、
隅田川」は、
能「班女」&狂言「花子」の後日譚という説がある、と。

納得〜
なるほど遊女だった女性なら、頭の回転も早くて、トークを操るのにも長けていそう。

そして、子方ちゃんがちっちゃいのに謡がしっかりしていて愛らしかったです!

「国立能楽堂 定例公演 演出の様々な形」を観る

11月18日、国立能楽堂へ。

狂言「樋の酒」
太郎冠者が高野さん、
主が中村くん、
次郎冠者が深田さん、
後見が月崎さん。

主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。

そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れることではない、と洒落が効いてるトコも愛嬌があります。

主も、怒ってる態で追いかけてはいるけど、
うーん、らやれたぁ、という程度で、怒り度数は低め。
なので、とっても爽やかな気持ちになりました。


能「天鼓 呼出 楽器」

天鼓パパ王伯&天鼓が、朝倉俊樹さん、
勅使が福王和幸さん、
勅使の従者が萬斎さん。

笛が一噌幸弘さん、
小鼓が田邊恭資さん、
大鼓が原岡一之さん。

萬斎さんは、榛色地に桔梗の群生の肩衣。
僅かに入ったろくしょうの差し色が美しい。

卵色地に焦茶の格子の縞熨斗目、茶の襟、枯色の変わり市松の狂言袴。

なんとすてきなコーデ!
この肩衣だいすきなのに、滅多にお目に掛かれない。
今年は観ることができて良かったです。

今回の2つの小書のうち、「楽器」は狂言方の小書。

従者は、自分も何か楽器を奏でたい、と勅使に申し出ます。

笛、笙、太鼓、の、順番に提案しますが、いずれの楽器も名前を知らないようで、特徴を述べたり、エアーで演奏の構えをしてみせたり。

萬斎さんのクイズコーナーみたいで、楽しくなってくる。
私も心の中で回答をつぶやきながら、クイズに参加しました。

笙なんぞという判りにくそうな楽器も、しっかり正解できて、おお、私ってばすごーい、と自己満足。

本当にすごいのは、リアルかつ、美し〜い萬斎さまの構えなのですが。

勅使も全問正解でした。
が、勅使は、スキル的にオマエには難しかろう、とコメント。
至極、ごもっとも。

しかし従者はめげずに、
楽器の替わりにイビキを奏でましょう、と再提案。

すると、勅使からは意外や、イイネのレスポンス。
勅使ってば、器がおおきい!

後シテの半切は杏色地に、金糸の花唐草模様。
大きめ柄が映えます。
古色を帯びた光沢控えめな風合いが魅力的。

一噌さんのお笛が、とても楽しそう。
ピーヒャラ吹きまくりです。
まるで、一噌さんに天鼓が乗り移ったかのよう。
天鼓って、鼓の話じゃなくて笛の話だっけ、と錯覚してしまう。

前場では、天鼓が受けた理不尽な仕打ちがどうも釈然としない!と思いましたが、後場はその思いも吹っ飛びました。

 

楽器さえ奏でられれば、もう過去のことはノープロブレムさ!というハッピーオーラ全開なんだもの。

「国立能楽堂 定例公演 演出の様々な形」を観る

11月18日、国立能楽堂へ。

狂言「樋の酒」
太郎冠者が高野さん、
主が中村くん、
次郎冠者が深田さん、
後見が月崎さん。

主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。

そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れることではない、と洒落が効いてるトコも愛嬌があります。

主も、怒ってる態で追いかけてはいるけど、
うーん、らやれたぁ、という程度で、怒り度数は低め。
なので、とっても爽やかな気持ちになりました。


能「天鼓 呼出 楽器」

天鼓パパ王伯&天鼓が、朝倉俊樹さん、
勅使が福王和幸さん、
勅使の従者が萬斎さん。

笛が一噌幸弘さん、
小鼓が田邊恭資さん、
大鼓が原岡一之さん。

萬斎さんは、榛色地に桔梗の群生の肩衣。
僅かに入ったろくしょうの差し色が美しい。

卵色地に焦茶の格子の縞熨斗目、茶の襟、枯色の変わり市松の狂言袴。

なんとすてきなコーデ!
この肩衣だいすきなのに、滅多にお目に掛かれない。
今年は観ることができて良かったです。

今回の2つの小書のうち、「楽器」は狂言方の小書。

従者は、自分も何か楽器を奏でたい、と勅使に申し出ます。

笛、笙、太鼓、の、順番に提案しますが、いずれの楽器も名前を知らないようで、特徴を述べたり、エアーで演奏の構えをしてみせたり。

萬斎さんのクイズコーナーみたいで、楽しくなってくる。
私も心の中で回答をつぶやきながら、クイズに参加しました。

笙なんぞという判りにくそうな楽器も、しっかり正解できて、おお、私ってばすごーい、と自己満足。

本当にすごいのは、リアルかつ、美し〜い萬斎さまの構えなのですが。

勅使も全問正解でした。
が、勅使は、スキル的にオマエには難しかろう、とコメント。
至極、ごもっとも。

しかし従者はめげずに、
楽器の替わりにイビキを奏でましょう、と再提案。

すると、勅使からは意外や、イイネのレスポンス。
勅使ってば、器がおおきい!

後シテの半切は杏色地に、金糸の花唐草模様。
大きめ柄が映えます。
古色を帯びた光沢控えめな風合いが魅力的。

一噌さんのお笛が、とても楽しそう。
ピーヒャラ吹きまくりです。
まるで、一噌さんに天鼓が乗り移ったかのよう。
天鼓って、鼓の話じゃなくて笛の話だっけ、と錯覚してしまう。

前場では、天鼓が受けた理不尽な仕打ちがどうも釈然としない!と思いましたが、後場はその思いも吹っ飛びました。

 

楽器さえ奏でられれば、もう過去のことはノープロブレムさ!というハッピーオーラ全開なんだもの。

「国立能楽堂 定例公演 演出の様々な形」を観る

11月18日、国立能楽堂へ。

狂言「樋の酒」
太郎冠者が高野さん、
主が中村くん、
次郎冠者が深田さん、
後見が月崎さん。

主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。

そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れることではない、と洒落が効いてるトコも愛嬌があります。

主も、怒ってる態で追いかけてはいるけど、
うーん、らやれたぁ、という程度で、怒り度数は低め。
なので、とっても爽やかな気持ちになりました。


能「天鼓 呼出 楽器」

天鼓パパ王伯&天鼓が、朝倉俊樹さん、
勅使が福王和幸さん、
勅使の従者が萬斎さん。

笛が一噌幸弘さん、
小鼓が田邊恭資さん、
大鼓が原岡一之さん。

萬斎さんは、榛色地に桔梗の群生の肩衣。
僅かに入ったろくしょうの差し色が美しい。

卵色地に焦茶の格子の縞熨斗目、茶の襟、枯色の変わり市松の狂言袴。

なんとすてきなコーデ!
この肩衣だいすきなのに、滅多にお目に掛かれない。
今年は観ることができて良かったです。

今回の2つの小書のうち、「楽器」は狂言方の小書。

従者は、自分も何か楽器を奏でたい、と勅使に申し出ます。

笛、笙、太鼓、の、順番に提案しますが、いずれの楽器も名前を知らないようで、特徴を述べたり、エアーで演奏の構えをしてみせたり。

萬斎さんのクイズコーナーみたいで、楽しくなってくる。
私も心の中で回答をつぶやきながら、クイズに参加しました。

笙なんぞという判りにくそうな楽器も、しっかり正解できて、おお、私ってばすごーい、と自己満足。

本当にすごいのは、リアルかつ、美し〜い萬斎さまの構えなのですが。

勅使も全問正解でした。
が、勅使は、スキル的にオマエには難しかろう、とコメント。
至極、ごもっとも。

しかし従者はめげずに、
楽器の替わりにイビキを奏でましょう、と再提案。

すると、勅使からは意外や、イイネのレスポンス。
勅使ってば、器がおおきい!

後シテの半切は杏色地に、金糸の花唐草模様。
大きめ柄が映えます。
古色を帯びた光沢控えめな風合いが魅力的。

一噌さんのお笛が、とても楽しそう。
ピーヒャラ吹きまくりです。
まるで、一噌さんに天鼓が乗り移ったかのよう。
天鼓って、鼓の話じゃなくて笛の話だっけ、と錯覚してしまう。

前場では、天鼓が受けた理不尽な仕打ちがどうも釈然としない!と思いましたが、後場はその思いも吹っ飛びました。

 

楽器さえ奏でられれば、もう過去のことはノープロブレムさ!というハッピーオーラ全開なんだもの。

「国立能楽堂 定例公演 演出の様々な形」を観る

11月18日、国立能楽堂へ。

狂言「樋の酒」
太郎冠者が高野さん、
主が中村くん、
次郎冠者が深田さん、
後見が月崎さん。

主に露見しても、太郎冠者は少しも悪びれないってトコが、たくましい。

そして、主への言い訳が、・・・でござるによって、少しも枯れることではない、と洒落が効いてるトコも愛嬌があります。

主も、怒ってる態で追いかけてはいるけど、
うーん、らやれたぁ、という程度で、怒り度数は低め。
なので、とっても爽やかな気持ちになりました。


能「天鼓 呼出 楽器」

天鼓パパ王伯&天鼓が、朝倉俊樹さん、
勅使が福王和幸さん、
勅使の従者が萬斎さん。

笛が一噌幸弘さん、
小鼓が田邊恭資さん、
大鼓が原岡一之さん。

萬斎さんは、榛色地に桔梗の群生の肩衣。
僅かに入ったろくしょうの差し色が美しい。

卵色地に焦茶の格子の縞熨斗目、茶の襟、枯色の変わり市松の狂言袴。

なんとすてきなコーデ!
この肩衣だいすきなのに、滅多にお目に掛かれない。
今年は観ることができて良かったです。

今回の2つの小書のうち、「楽器」は狂言方の小書。

従者は、自分も何か楽器を奏でたい、と勅使に申し出ます。

笛、笙、太鼓、の、順番に提案しますが、いずれの楽器も名前を知らないようで、特徴を述べたり、エアーで演奏の構えをしてみせたり。

萬斎さんのクイズコーナーみたいで、楽しくなってくる。
私も心の中で回答をつぶやきながら、クイズに参加しました。

笙なんぞという判りにくそうな楽器も、しっかり正解できて、おお、私ってばすごーい、と自己満足。

本当にすごいのは、リアルかつ、美し〜い萬斎さまの構えなのですが。

勅使も全問正解でした。
が、勅使は、スキル的にオマエには難しかろう、とコメント。
至極、ごもっとも。

しかし従者はめげずに、
楽器の替わりにイビキを奏でましょう、と再提案。

すると、勅使からは意外や、イイネのレスポンス。
勅使ってば、器がおおきい!

後シテの半切は杏色地に、金糸の花唐草模様。
大きめ柄が映えます。
古色を帯びた光沢控えめな風合いが魅力的。

一噌さんのお笛が、とても楽しそう。
ピーヒャラ吹きまくりです。
まるで、一噌さんに天鼓が乗り移ったかのよう。
天鼓って、鼓の話じゃなくて笛の話だっけ、と錯覚してしまう。

前場では、天鼓が受けた理不尽な仕打ちがどうも釈然としない!と思いましたが、後場はその思いも吹っ飛びました。

 

楽器さえ奏でられれば、もう過去のことはノープロブレムさ!というハッピーオーラ全開なんだもの。

「神奈川特別公演 江之浦」を観る

11月16日、小田原文化財団 江之浦測候所へ。

まず、硝子能舞台にて
「三番叟」〜!

三番叟が萬斎さん、
千歳が裕基くん、
笛が竹市学さん、
小鼓頭取が大倉源次郎さん、
脇鼓が飯冨孔明さん&清水和音さん、
大鼓が広忠さん。


地謡が、高野さん
&太一郎くん
&内藤くん
&飯田くん。
後見が、深田さん
&中村くん。

能舞台サイズよりも、少し横長サイズのようで、囃子方地謡座エリアに。
その対面の縁に、地謡&後見。

萬斎さんは、あの稲妻の直垂に、紅白段替の厚板。
裕基くんは、明るめの鶯色地に鶴亀・梅の直垂。

囃子方&地謡&後見は、紋付裃。
広忠さんの裃は淡いグレーで、パッと見は無地っぽく見える細かい亀甲模様。
ペカペカしてない風合いが好みです。

硝子舞台の向こうには、鏡板の代わりに太平洋が拡がり、上空には千切雲。
橋掛かりの脇には、蜜柑の実がたわわな木々。

入場してしばらくは日が翳っていましたが、開演直前に少し日が差してきました。

舞台の上で、日が当たる場所が少しだけあり、スポットライトのよう。
そのライトの場所が、雲の動きにつれて、うつろう様も美しい。

萬斎さんの直垂の裾が風で大きく翻るのも風情があります。

すごい体験でした!
三番叟って、穏やかな自然との相性がとても良いのですねー

以前に厳島神社にて、夜の豪雨の中で萬斎さんの三番叟を観た時は、荒れたダークな自然と三番叟の相性ピッタリ、と思ったのに。

もしかして、萬斎さんが自然に合わせにいっておられるのかしら?
合わせる、と書くと意図的な要素があるけど、その時々の自然の状況を萬斎さんが受信して、それを体現なさっている、とでも言いましょうか。


そう考えると、好天にも、荒天にも、フィットするのも納得です。

三番叟が終わると、そこから数10メートルほど離れた石舞台に場所を移して、
能 「松風」。

松風が観世銕之丞さん、
村雨が観世淳夫さん、
旅僧が宝生欣哉さん、
笛が竹市学さん、
小鼓が飯冨孔明さん、
大鼓が広忠さん。
囃子方の皆様は、裃から黒紋付にお着替えされていました。
後見は、清水寛二さん&鵜澤光さん。
本舞台には上がられなかったけど、小早川泰輝さんのお姿も。
地謡は、西村高夫さん
&柴田稔さん
&小早川修さん
&桑田貴志さん
&谷本健吾さん
&安藤貴健さん

こちらの舞台は、鏡板の代わりに、右下がりの山並み。
右手が海に連なっているので、直接は海が見えなくても、この演目にピッタリな景観です。

シテが途中から身につけた長絹の裾には金糸の笹の葉。
この笹の葉が日に透けて、山並みの前で揺れる様が綺麗。

シテの面は、光の加減で時おり、ハッとするほど妖艶に見えました。

とても素敵な一日でした。
企画してくださった方々に深くお礼申し上げます

 

 

「狂言ござる乃座 66th」を観る

10月30日、国立能楽堂 へ。

「重喜」
住持が萬斎さん、
重喜が三藤なつ葉 ちゃん
地謡は、深田さんを地頭に、
高野さん&中村くん&内藤くん&飯田くん、
後見が岡さん。

なつ葉ちゃんが可愛い。
見た目の愛らしさとは裏腹に、所作や発生はキリリとしてる。

番組表によると、萬斎さんがお祖父様と共演した思い出の曲なのだとか。

幼かりしタケちゃんがお祖父様と共演した際に、シテのお役についてもじわりと相伝された部分があるのでしょうか。
そのお役を数十年を経てご自身でなさる、と。
なんと雄大な時間軸スケールなのでしょー

「空腕」
太郎冠者が萬斎さん、
主が万作さん、
後見が太一郎くん。

主人に泳がされているのも知らず、太郎冠者は大嘘を展開していきます。
この太郎冠者を見守る私は、どきどきしつつ愉悦のキモチ。

泳がされっぷりで魅せる、というのは、隠狸にも通じる所がありますね。
"泳がされモノ"とでもいいましょうか。
「花子」もここに分類したいところです。

「仁王」
博奕打が裕基くん、
何某が石田幸さん、
参詣人が
高野さん&深田さん&金澤桂舟くん&内藤くん&中村くん&飯田くん。
足の不自由な参詣人が太一郎くん。
後見が月崎さん。

裕基くんの仁王ポーズがフォルムとして美しかった。
片手を高く振り上げ、
他方の手では棍棒?を前方に構え、
クワッと開口した姿。

仁王の像を彫った昔の人が、立像としての理想形を追求していったらあの姿になったのかもしれず、そう考えれば美しくて正解なのかも。

面白いより、まず美しくある事を指針とされる万作家のスピリッツが隅々まで行き渡った公演でした。