12月4日、国立能楽堂へ。
舞囃子「高砂 八段之舞」
佐久間二郎センセ。
仕舞「箙」 観世喜正さん。
狂言「靭猿」
大名が万作さん、
猿曳が萬斎さん、
太郎冠者が中村くん、
小猿がなつ葉ちゃん
後見が深田さん&石田淡朗くん。
なつ葉ちゃんは、12/2〜3の野村狂言座に続き、この日で三連日のご出演。
小学一年生にして、万作家ご一門に共通の過密スケジュールをこなしてしまうとは。
猿曳サマの謡が極上でした。
謡が徐々にノリノリになってゆくと、子猿ちゃんもどんどん活き活きしてくる。
見所にも、高揚感と、なつ葉ちゃんへの愛も満ち満ちてゆきます。
幸せのエネルギーに浸った、至福の時間でした。
個人のお能の会に「靭猿」を企画してくださるなんて、佐久間センセが益々すきになりました!
ありがとうございます〜
一管「笛独奏」一噌幸弘さん 。
フリーダムに吹きまくりです。
こんな暴走してるけど、見所のみんなついて来れてるかな?なぞという逡巡は、微塵もなく。
そして、意気揚々、といった風情で引き揚げてゆかれました。
あっぱれなお方です。
仕舞「卒都婆小町」観世喜之さん。
能「安達原 黒頭」
里女・鬼女が佐久間センセ、
阿闍梨祐慶が野口能弘さん、
従者が野口琢弘さん、
能力が高野さん。
笛が一噌幸弘さん、
小鼓が田邉恭資さん、
大鼓が柿原弘和さん、
太鼓が林雄一郎さん。
地謡は、観世喜正さんを地頭に6人編成。
寝屋の戸口の前に立ち、後ろ手に戸を押さえた所作に、哀しみが漂います。
見〜たぁ〜な〜、という憤りではなく、見られてしまった、という恥じらいを感じました。
大満足の公演となりました。
来年もこちらの会に伺えますように。