




7月29日、「『能 狂言 刀剣乱舞』妖蜘蛛編」(12時の回)を観に国立能楽堂へ。
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原案:「刀剣乱舞ONLINE」(DMM GAMES/NITRO PLUS)
作詞:大槻文藏
監修:野村萬斎
作調:亀井広忠
膝丸:大槻裕一
髭切:野村裕基
僧&蜘蛛の精:大槻文藏
源頼光:梅若志長
時間遡行軍&蜘蛛の眷属
:武富康之&齋藤信輔
胡蝶:赤松禎友
独武者:福王和幸
笛:竹市学
小鼓:飯田清一
大鼓:亀井広忠
太鼓:林雄一郎
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原作に暗い私でも、十分に楽しむ事ができました!
それもそのはず、お能の「土蜘蛛」の中に、刀剣男士である髭切&膝丸が時を渡り入り込む、という趣向だったのです。
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髭切&膝丸は、ちゃんと名乗りをしてくれるので、そこで基本情報は把握できたし。
名乗りの時の立ち位置が見所、というのが変則的なだけで。
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オフィスオーツキが企画された漫画原作の能・狂言は、今作を含め3作を拝見しましたが、その中でも今回は特に、ベーシックな能に近いと感じました。
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今回のような、時を渡ってその現場へ行く、という作り方なら、沢山の能の演目が刀剣乱舞にマッチしそう。
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殺生石とか紅葉狩とか安達ヶ原とか葵上とか、舟弁慶や熊坂や烏帽子折もいいな。
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世阿弥が夢幻能の形式を作り上げた時って、
ひゃーっ、この方式なら平家物語のエピソードでいくらでも能を作れるじゃないか!
と嬉しくなったと思われますが、
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文藏さまも、今回の上演をなさってみて、刀剣男子に時を渡らせる方式なら、能の現行曲のエピソードで、いくらでも新作能を作れるじゃないか!
と確信されたのではないかと妄想しています。
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この時を渡らせる方式は、広い意味で「夢幻能」の形式ともいえそうですが、文藏さまが生み出された新たな方式として、名前があっても良いように思います。
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「時渡り能」とか、「時超え能」とか。
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そうそう、今回の作詞は文藏さまなのです。
パンフには、文藏さまによる詞章(初稿)が載っており、その下段の解析まで文藏さまが書かれた、という豪華っぷり。
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そして、何より素晴らしいのは、本家の「土蜘蛛」よりも、
敗者の痛みを印象づける演出になっていた事です。
本家の「土蜘蛛」以上に能のスピリッツを感じさせてくれた気がします。
それでいながら、斬組の華やさやキレッキレの囃子のカッコよさも、髭切&膝丸のアイドル的な魅力も味わえる、という全方位に大サービスな曲でした。
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終演後には、裕基くんによる髭切モードの放送があり、
「今から写真タイムがあるので、SNSとやらいうものに投稿して」
と。
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見所を裕基くんと裕一くんが巡回してお写真を撮らせてくださる、という夢のような時間でした。
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しかも、その巡回タイムの間中、囃子方が生演奏を!
裕基くんや裕一くんの背後に、あえて広忠さんが映り込むように撮影しちゃいました。
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とはいえ、「我々以外の人の写り込みのないように」と裕基くんが仰っていたので、アップする写真は囃子方が写り込んでいないものを厳選しております。
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さて、今回の萩尾望都さんのチラシ公開当初、腰帯がなぜ「小袖曽我」チックなのか、と疑問だったけど、観終わってみて納得です。
「小袖曽我」の時の腰帯は、兄が千鳥、弟が蝶と決まっている、と以前に聞いた事があり。
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で、まさしくチラシでは、千鳥の腰帯の方が兄の髭切で、蝶の腰帯の方が弟の膝丸だったのだな、と遅ればせながら気付いたのでした。
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