萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「国立能楽堂三月 企画公演」を観る

3月28日、「国立能楽堂三月 企画公演」を観に、国立能楽堂へ。
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公演の副題として、
「◎〈復興と文化〉東日本大震災十五年」と掲げられていました。
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復曲狂言「鷺」
太郎冠者が萬斎さん、
主が万作さん、
笛が竹市学さん、
後見が深田さん、
万作さんの鬘桶サポートは内藤くん。
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萬斎さんは、白地に鈍色の格子の縞熨斗目、マンサクの花が咲き乱れている深緑の肩衣。
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主に無断で都見物に出かけていた太郎冠者が戻ってくると、主がそれを咎めに訪ねてきます。
つまり、前半は「文蔵」とかと同じような展開。
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で、都でなんか面白い事あった?と主に問われた太郎冠者が、都で聞いてきた話をする、と。
その話の中身が、お能の「鷺」とほぼ一緒なのです!
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そして太郎冠者は、鷺の舞と謡も聴き覚えてきたので披露します、と言い出して、鷺も模した扮装にチェンジ。
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白い着物を頭から被って、その着物の上方の隙間から、閉じた扇を突き出すようにすると、おお!
ちゃんと鷺になってる!
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特別な作り物を使わなくても、身の回りにある物だけで鮮やかに変身できちゃうのですねー
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特別な拵えが無くたって、鷺を再現できるだい、という矜持も感じられます。
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萬斎さんの鷺は、重力から解き放たれているかのような軽やかな動き。
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この鷺は太郎冠者オリジナルでなく、都の人がやってたのを太郎冠者が真似てる、という設定。
昔は流行の伝搬って、こんな風なルートもあったのかも。
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最後の方、万作さんがちょっと言葉に詰まられ、深田さんがプロンプトするも万作さんに届かず。
深田さんは再トライなさったけど、やはり不達。
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でも、その深田さんの言葉が主から発せられた態で、萬斎さんがレスポンスなさり、いい感じにお話が展開できたのでした。
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復曲能「名取ノ老女」
名取ノ老女が武田孝史さん、
護法善神が宝生宗家、
孫娘が寶生知永くん。
熊野山伏が御厨誠吾さん、
笛が竹市学さん、
小鼓が鵜澤洋太郎さん、
大鼓が安福光雄さん、
太鼓が林雄一郎さん。
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宗家の龍神がイケメン。
コワモテなんだけど、眉目秀麗なお顔立ちの能面なのです。
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そして、孫娘をなさった子方ちゃんのお声が、伸びやかで綺麗でした。
ご宗家のご子息で、この春に小学3年生に上がられるようです。
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この演目は、2016年に国立能楽堂特別企画公演で復曲初演されたそう。
その際に、原作には無い孫娘が、未来につなぐという意図的で加えられたのだとか。
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今回は、1/23開催の事前講座(あぜくらの夕べ)を受講してから臨みました。
講座では、復曲上演にもトレンドがある事を知り、面白かったです。
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