萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「第九回 未来につながる伝統 佐野萌十七回忌追善 能公演」を観る

9月28日、宝生能楽堂へ「第九回 未来につながる伝統 佐野萌十七回忌追善 能公演」を観に伺いました。
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9月初旬に宝生能楽堂空調機故障のアナウンスがあり、そのために延期となった公演もあると聞き及んでおりました。
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なので今回の9/28公演もどうなるか心配でしたが、予定どおり決行くださったのでした。
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会場入口では、熱中症対策としてお水やウチワが配布され、見所にはスポットクーラーも。
スポットクーラー本体は見所の扉の向こうに置き、半開きにした扉からスポットクーラーの送気孔を見所に差し向ける、という仕組み。
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スペシャトーク
佐野登さん、
保志康徳さん。
保志さんは、アルテマイスターという仏具を扱う会社社長さんだそうです。
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演目解説
佐野登さん、
小山龍介さん。
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舞囃子「海人」
宝生和英さん、
笛が一噌幸弘さん、
小鼓が観世新九郎さん、
大鼓が柿原光博さん、
太鼓が桜井均さん。
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「無布施経」
僧が万作さん、
施主が高野さん、
後見が岡さん。
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狂言には、演者ご本人の名前で呼び掛ける演目がありますが、この演目のそのうち1つらしく。
が、万作さんは高野さんのお名前をど忘れされたようで、「これ何某どの」と。
そのあとは、ちゃんと"和憲どの"呼びをされてましたが、咄嗟にナニガシってワードが出てくるのがすごい。
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この演目を観ると「釣狐」が喚起されます。
お布施への未練断ち難く去りかけては戻る僧が、
罠の餌に惹かれて戻る狐さんに重なるのです。
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道成寺
白拍子&蛇体が佐野登さん。
道成寺の僧が舘田善博さん、
従僧が野口能弘さん&小林克都さん。
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オモアイの能力が萬斎さん、
アドアイの能力が裕基くん。
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笛が一噌幸弘さん、
小鼓が飯田清一さん、
大鼓が柿原光博さん、
太鼓が桜井均さん。
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後見が和久荘太郎さん&川瀬隆士さん。
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鐘後見が宝生和英さん&小倉健太郎さん&水上優さん& 金森良充さん&鶴田航己さん。
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狂言鐘後見は、
太一郎くん&中村くん&内藤くん&飯田くん。
鐘の綱の滑通しは中村くん、
の棚のキャッチは太一郎くん。
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鐘の綱は、鐘の本体に張ってある布と同じような外観。
丸ぐけの帯締を太くしたような感じ。
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他の流派ではロープみたいな綱だった記憶があるけど、丸ぐけタイプの方が、ツルッとしてて摩擦が少なそう。
滑車から綱を引きずり降ろすのをスムーズにするための工夫でしょうか。
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前シテは、雪持ち椿の唐織、黒地に丸紋の縫箔。
「無布施経」の直後に観たためか、乱拍子は白拍子の逡巡タイムに思えました。
鐘入りしたい気持ちと、それを抑制する気持ちの間を揺れ動いているようで。
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能力さまコンビが橋掛に控えておられる姿がうつくしい。端正な一対の陶器のようでした。
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写真は、宝生能楽堂のロビーに展示されていた痩男の能面です。
今回の公演演目とは関係ないのですが、気に入っちゃいました。
痩男って、もっともっと頬が削げた不気味な顔って印象があったのに、この面は整ったお顔です!
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