萬斎さん観賞と日本画修得の日々

吉祥寺で一棚だけの本屋さん(ブックマンション,145号,いもづる文庫)を始めました。お店番に入る日や棚のテーマ更新は、Instagramでお知らせします。

「-能狂言- 『日出処の天子』」を観る

観世能楽堂へ、「-能狂言- 『日出処の天子』」を観にいってきました。
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萬斎さんの王子なしでは、この舞台は成立しなかった!
すごい再現度でした。
もう王子そのものビジュアル。
直面でやってくださり、ありがとうございます!!
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髪型のフォルムも完璧です。
しかも、ちゃんとお花を何パターンも変えてくれてる、というトコまで原作に寄り添ってくださってるー
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髪型の再現度は、毛人も素晴らしくて。
そもそも福王和幸さんてば、毛人をやるためにワキ方のおうちに生まれてきたとしか思えません!
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今回の企画元オフィスアーツキが手掛けられた鬼滅の時は、福王ブラザーズはダブルキャストで務められてたけど、
今回ばかりは、和幸さんオンリーでなくてはならなかったのですね。
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泊瀬部と馬子の役を、狂言方に割り振られたのも素晴らしいです。
萬斎さんがシテ方だったらなぁ、と折に触れて思ってきましたが、
いやいやいや萬斎さんが狂言方だからこその、この演出。
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私は40年来の原作ファンですが、原作の素晴らしさを裏切らないでくださり、感無量です。
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事前に、40年来ファン仲間と、これはぜったい入れて欲しいっていうエピソードを
勝手に妄想して楽しんでいたのですが、ほぼ全てが入っていたのも嬉しかったです。
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原作が壮大な長さなので、鬼滅の時のように、ある部分だけを取り上げるスタイルにならざるを得ないかな、
と思っていたのに、トータルでやってくださったことにも、驚愕してます。
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2時間くらいの中に、ぎゅぎゅーっと凝縮して、
時には、能楽ならではの時間のワープを使ったり、
謡の短いフレーズで処理したり、と。
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能楽と、づる天(=日出処の天子の事です。40年前から使ってきた、このワードで語らずにいられません)は、親和性がめちゃくちゃ良いのですね。
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王子と毛人の会話とか、原作のまんま!という箇所もたくさんあり、山岸先生てば、40数年後に能狂言化される事を想定されてた?
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それと、私は原作ではフツヒメ嫌い派なんだけど、能狂言版では、嫌悪感が緩和されました。
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さらにさらに、原作のラストは、あまりに切なく、やるせないというか、やりきれないというか、居た堪れない思いになってしまったのだけど、、、
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狂言版では、救いを感じました。
原作からラストを変えてしまった訳ではないのに。
なんでなのでしょう。
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王子は何もかも失ってしまった、という喪失感を抱いた私を、40年の時を経て、萬斎さんに慰めていただいた気がします。
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平家物語源氏物語から、たくさんの謡曲が生まれたように、
まだまだ続編ができそう!
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淡水と調子麻呂のエピソードとか。
私は淡水が、けっこう好きなのです。
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あと、王子が池に飛び込んでしまうエピソードとか。
毛人が足を挫いて、王子が冷やしてあげるエピソードとか。
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見所に萩尾望都さまのお姿。
ひゃーっ
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