
4月13日、国立能楽堂へ、「故 北山左門五十回忌追善 櫻間會別会」を観に行ってきました。
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能「道成寺」
シテが北山春彦さん
ワキが野口琢弘さん、
ワキツレが野口能弘さん
&吉田祐一さん。
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オモアイが裕基くん、
アドアイが飯田くん。
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笛が藤田貴寛さん、
小鼓が飯冨孔明さん、
大鼓が柿原孝則さん、
太鼓が金春惣右衛門さん。
囃子方は長裃。
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囃子方後見、地謡、狂言方鐘後見の方々は裃。
鐘後見と後見は、ちゃんとチェックしてなかったけど、裃もくしく長裃。
物々しくて壮観です!
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後見が櫻間金記さん
&塚原明さん&本田芳樹さん。
鐘後見が、櫻間右陣さん
&本田布由樹さん#伊藤眞也さん&阪本昂平さん。
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狂言方鐘後見が、
深田さん&中村くん&内藤くん&岡さん。
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裕基くんの道成寺オモアイを観るのは、今回が初。
失礼ながら母親のような心持ちでドキドキしながら臨みました。
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道成寺は久しぶりでしたが、鐘を釣るタイミングとか、
狂言方メンバ内の役割分担が、以前に観たときの記憶とは違っていたような。
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もしかしたら金春流ならではの対応なのかも。
もしくは、単なる私の記憶違いかもしれないけど、忘備録も兼ねて、今回の狂言方界隈のお役目を書き止めておきたいと思います。
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まず、ワキ、ワキツレ、オモアイが連なって出てきて、
ワキがオモアイに、鐘を釣るように命じます。
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ワキと対話する裕基くんは、
片膝を付いた姿も、低く響きわたるお声も美しく、堂に入ったオモアイっぷり。
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で、オモアイはいったん幕に入り、鐘を担いで再登場。
鐘を担ぐときの並びは、
先頭から
裕基くん(オモアイ)、
深田さん、
鐘、
中村くん、
飯田くん(アドアイ)。
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鐘の側面サポートは、
手前側(見所側)が内藤くん、
奥側が岡さん。
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鐘を本舞台に搬入すると、
オモアイは鐘の上手に、
アドアイは鐘の下手に控えます。
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続いて、
深田さん&中村くんが、
綱を滑車に通すための竿を本舞台に運び入れた後、
深田さんはオモアイの背後に、
中村くんはアドアイの背後に、
介添え?として控えます。
深田さんがおられると安定感が。
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裕基くんは滑車の角度を確認後、フック付きの竿を使って、冷静に滑車の角度をチューニング。
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その間、飯田くんは切込み入りの竿に、綱の先端の輪っか部を装着。
続いて飯田くんが輪っかを貨車に搭載し、裕基くんが輪っかにフックを引っかけて綱を引き下ろす、と。
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つまり滑車通しは、オモアイ&アドアイが実施なさいました。
滑車通しは狂言方鐘後見が実施するんじゃなかったのですね。
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その一方で、ラストに鐘を床に降ろす役目は、深田さん&中村くん。
このお二人に内藤くん&岡さんを加えたメンバで、鐘を担いで撤収となりました。
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今年は、他の流派の道成寺も狙っているので、今回のパターンとの比較を楽しんでいきたいと思います。
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そして鐘入ですが、白拍子は鐘に飛び入ろうとする衝動に抗っているように感じられました。
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今回の白拍子は、寺男(裕基くん)に鐘供養を拝ませて欲しい、と頼んだ時は、ほんとーに他意は無かったんじゃないかなぁ
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でも、舞を奉納してるうちにフツフツと蛇のマインドが沸き起こってきちゃって、抗いながらも、ついに鐘へ、、、という風で。
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道成寺って、演じられる方によっては、最初から鐘に入る企みを抱いて寺男をたらし込む、って風な白拍子だったり、と色んな見え方があるのが面白いです。
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ところで鐘後見の右陣さんは、今回もカッコよかったです。
実は、私が右陣さんの事を初めて認識したのは、十数年前の、やはり道成寺の鐘後見でした。
その時も采配ぶりがカッコよく、このお方は何者ぞ?と、
番組表に照らしてお名前を知ったのでした。
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「二千石」
主が萬斎さん、
太郎冠者が石田さん、
後見が石田淡朗くん。
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萬斎さんは、テールグリーンの細かい毘沙門亀甲模様の長裃、裏葉色の段熨斗目。
今回の長裃、初めて見ました。
めちゃくちゃすてきです!
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太郎冠者が謡を謡おうとすると、主は
「さて、囃子の者でも呼びにやろうか」と。
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なんて風流な。
昔って、こんな気軽な感じで、囃子方に来てもらうような文化があったってこと?
ちょっとコーヒー届けて、くらいのノリで?
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近所に囃子方がワンサカ住んでるのが、フツーだったのかしら。
もしくは、プロじゃなくても嗜みとしては、何とかこなせるくらいの人は、かなり居たのでしょうか。
学校で、ピアノの伴奏ができる子が、クラスに数人はいたのと同じように。
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仕舞「鵜之段」
櫻間金記さん
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独吟「車之段」
本田光洋さん
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半能「海人 懐中之舞」 シテが右陣さん、
子方ちゃんが黒田真生くん、
ワキが宝生常三さん、
ワキツレが、野口能弘さん
&野口琢弘さん。
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笛が成田寛人さん、
小鼓が大倉源次郎さん、
大鼓が広忠さん!
太鼓が吉谷潔さん。
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子方ちゃんが、めちゃくちゃ小柄ながら整ったビジュアルで、精巧に動く機会じかけのお人形のようでした。
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「海人」の半能って後場だけをやるのかな?と思っていたら、最初の場面はちゃんとありました。
でも前シテは出てこなくて、玉之段とかの中間をワープして後場へ至る構成でした。
継ぎ目が分からないくらい自然な流れになるんだぁ、と不思議な気がしました。
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そして、囃子がかっこ良かったです。
広忠さんと源次郎さんが並んだ光景は、なにやらとてつもない特別感がありました。
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