萬斎さん観賞と日本画修得の日々

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「第109回 野村狂言座」(木曜日)を観る

1月30日、観世能楽堂へ「第109回 野村狂言座」を観に伺いました。
今年初の観世能楽堂です。
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解説は萬斎さん!
「夷大黒」の解説では、大黒は俵に載って、はじめて夷と同じ高さになる設定なんです、と。
でも小さく屈むのは身体的に過酷なので、大黒役の内藤くんがなるべく屈まなくて済むように、「夷をデカいのにした」んだそうです。
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素囃子「神舞」
大鼓が柿原孝則さん、
小鼓が田邊恭資さん、、
太鼓が大川典良さん、
笛が一噌幸弘さん。
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「夷大黒」
大黒が内藤くん、
長者が月崎さん、
夷が裕基くん、
後見が飯田くん&岡さん。
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解説で「屈む」と聞いてもピンときませんでしたが、実際に狂言を観て、納得です。
ヨガのチェアポーズをやり続けるような事なんだな、と。あれはツライ。
そして、裕基くん夷は身長が「デカい」とはいえ細身でシュッとしておられるのうで、恵比寿ビールのお腹タプタプなイメージが刷新されました。
これは「あり」と思います!
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この演目が作られた頃は、夷さん&大黒さんが馴染みのある存在だったのでしょうね。
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今だったら、人気キャラクターのコスプレの人が出てきたら、おおっ、と嬉しくなるような感覚なのかもしれません。
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「宝の槌」
太郎冠者が太一郎くん、
主が中村くん、
すっぱが石田幸雄さん、
後見が高野さん。
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騙された太郎冠者が主に怒られずに、ふわりと祝言性を薫らせるエンディングでした。
辛い思いをする人が誰も出てこないお話、好きです。
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「若菜」
海阿弥が萬斎さん、
果報者が万作さん、
大原女が高野さん、
深田さん、
飯田くん、
裕基くん、
岡さん。
後見が内藤くん。
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海阿弥は大名の同朋で、同朋とは、番組表によると
「将軍家や大名家などに近侍して、雑務に当たった僧形の者で阿弥号を名乗った」とのこと。
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解説の際に萬斎さんは、
大名と同朋の関係性について
「侍と道化を連想します、リア王とか」と。
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まさに「乱」仲代達矢とピーターですね。
そしてピーターの役名は狂阿弥。
おお、ちゃんと"阿弥"付き!
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さて、そんな解説を拝聴したうえで観てみると、私には
花月」っぽいコンビに感じられました。
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梅に目がある、
と思ったら鶯だ・・・云々のところなんて、特に「花月」ちっく。
花月」での梅に鶯のくだりは、二人の仲を周囲に悟られてはいけない、という暗示だと、何かで聴いた事があります。
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お供の使用人達に見え隠れについて来い、なんて言うのも、水入らずでピクニックを楽しみたいからじゃないでしょうか。
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そんな曰くありげな前半もよいのですが、後半の大原女との酒宴もすてきでした。
とくに、裕基くんのユリを駆使した謡と、萬斎さんの酒はもと薬なりー、、、の謡がとても美しくて。
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「若菜」を観たら「田植」も観たくなりました。また再演されますように。
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次回(第110回)は、4月17,18日で、解説はまたしても萬斎さんだそうです。
ありがとうございます!!
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