10/24は、前週に引き続き、
「狂言ござる乃座 70th Anniversary」を観るべく、
国立能楽堂へ。
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前週の10/19の釣狐は小書なし、今回は小書あり、との事だったので、両方とも見なくては、と。
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舞囃子「善知鳥 翔入」
シテが片山九郎右衛門さん、
笛が杉信太朗さん、
小鼓が観世新九郎さん、
大鼓が広忠さん!!
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狂言「舟ふな」
主が万作さん、
太郎冠者が三藤なつ葉ちゃん
後見が石田さん。
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狂言「釣狐 白狐之習」
白蔵主&狐が萬斎さん、
猟師が裕基くん、
後見は万作さん&太一郎くん。
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前シテは、テールグリーンの紋紗(と、萬斎さんが後日ラジオで仰っていました)、
白い狐の面に、花帽子。
胸騒ぎの妖気!
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狐の耳と思しき箇所は、花帽子が釣鐘状に尖っていて、これが絶妙のフォルムで。
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狐の面の正中線にはスーッとラインが入っていて、縫合の傷痕のようにも見え、それがクローンちっくでクールな印象なのです。
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ケモノとクールという相反するな要素が同居して、不思議な魅力を醸し出していました。
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公演翌日のラジオでは、萬斎さんは男性(もしくは雄ってワードだったかも)のつもりで演じました、と仰っていたけど、謎めいたオーラがメーテルっぽい。
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番組表によると、この10/24公演は、白蔵主の面を使わずに、狐の面だけで通す、という試みだったのだとか。
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ありがとうございます!
とても気に入りました!!
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10/19の常の型を観た時も、凄っ、と興奮しましたが、こうして2パターン観せていただくと、私は10/24版の方が
いっそう好みです。
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なお、10/12京都公演は、「白狐之習」の小書つきでも、面は、白蔵主と狐の二面を使われたようです。
色んなパターンがあるなんて知っちゃうと、全部観たくなってしまう。
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そして、後場では、面の切り顎が大活躍。
着ぐるみだと、お遊戯会的な可愛らしさが出るリスクがありそうだけど、顎の動きが可愛らしさを完全に封じ込めていた気がします。
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顎の動きはシャープというか、エキセントリックで、なにものかが憑依して神託を語っているって風でした。
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今回、後場で橋掛から本舞台へ走り込む場面で、狐サマがシテ柱に激突され。。。
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走るっていっても、四つ這いで、しかも着ぐるみに面を付けて、と、何重にもハンデのある状態だったのです。
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そのあと本舞台に仰向けに倒れてしまわれたので、
これって、こういう演技なんだよね?
まさか着ぐるみの中で流血とかなさってないよね?
、、、と慄いてました。
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翌日にラジオで定常運行のお声が聴けて、ようやく安堵したのでした。
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