7月28日、観世能楽堂へ「喜多流七月自主公演」を観に行ってきました。
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最初に佐藤陽さんによる解説。
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能「賀茂」
里女(前シテ)&別雷神か髙林呻二さん、
里女(前シテ連)が高林昌司さん、
天女が狩野祐一さん。
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神職が大日方寛さん、
従者が舘田善博さん&野口能弘さん、
賀茂明神の末社が飯田くん。
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笛が杉信太朗さん、
小鼓が飯富孔明さん、
大鼓が柿原孝則さん、
太鼓が小寺真佐人さん。
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前場からさっそく
お囃子がカッコよかった!
後シテの頭の両サイドに付いた、稲妻アクセサリーが可愛い。
けっこう小さめだったので、クリスマスツリーのオーナメント風に、たくさん付けても可愛いかも。
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狂言「栗焼」
太郎冠者が万作さん、
主人が裕基くん、
後見が月崎さん。
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万作さんが焼き栗の火をあおぐ場面があるのですが、その所作にほれぼれしました。
団扇を返す緩急が鮮やかで、舞の手のよう。
軽妙洒脱って、まさに万作さんのための言葉です!
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能「夕顔」
女&夕顔の上の霊が塩津圭介さん、
豊後国の旅僧が村瀬提さん、
五条辺の者が中村くん。
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笛が一噌隆之さん、
小鼓が幸信吾さん、
大鼓が柿原弘和さん。
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夕顔の立ち姿がきれい。
線が細い感じが、以前に観た月岡芳年の描く夕顔にも通じるように思いました。
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そして今週は、山種美術館にて、「夕顔」(作者:森村宜永)なる日本画に出会いました。
夕顔の上に仕えている童女が、夕顔の花を扇に載せて出てくる場面です。
光源氏が乗っていると思しき牛車も描かれており。
作者の森村宜永のプロフィールを読み、松岡映丘に師事していた事を知りました。
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ちょうど先日に「半蔀」も観ていた事もあり、夕顔づくしウィークとなりました。
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今回の解説の中で、
玉鬘(夕顔の娘)が幼少期を過ごしたのが豊後国(大分県)なので、
僧が豊後国から来たという設定にする事で、物語に一体感が生まれている・・・というお話が印象に残りました。
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源氏物語に馴染みがあったであろう観客達は、豊後国と聞けば玉鬘にまで繋がる因縁が喚起され、
お?玉鬘のゆかりの地から来た僧とな?と、前のめりになりそうですもん。
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喜多流の定期能に伺ったのは、数年ぶりでした。
入口では、日本語(2ページ)と、英語(8ページ)の解説が配布されており、英語版は詞章の英訳入り。
それもあってか、見所には 海外の方々が多くおらました。
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写真は、今週、山種美術館で買った松岡映丘の絵葉書です。
夕顔とは関係ありませんが。
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