9月10日、観世能楽堂へ。
おはなし 武田文志さん
笛が藤田貴寛さん、
小鼓が森澤勇司さん、
大鼓が安福光雄さん、
太鼓が桜井均さん。
能「鶴亀」
皇帝が武田宗典さん、
鶴が武田祥照さん、
亀が武田崇史さん。
大臣は、村瀬慧さん。
ワキツレの大臣(?)は、村瀬提さん&もうお1人。
官人は裕基くん。
アイの幕は太一郎くん。
囃子方は、先程の「高砂」と同メンバ。
亀の面が、苦み走ったイケメンでした。
皇帝は直面。
宗典さんの整ったお顔だちが、設定にピッタリです。
裕基くんは、チャイナな味わいの装束。キビキビと洗練された所作が美しい。
狂言「狐塚」
太郎冠者が萬斎さん、
主が深田さん、
次郎冠者が高野さん、
後見が中村くん。
秋の風情を堪能しました。
どっちじゃ、どっちじゃ?
こっちじゃ、こっちじゃ。
と声を掛け合う場面がリズミカルで楽しい。
太郎冠者は、捕まえた主&次郎冠者を狐と決めつけてケムリで燻しちゃう。
狐はケムリで燻すと正体を現す、という共通認識が昔はあったのでしょうか。
ゲーム感覚で燻しにいそしむ太郎冠者がチャーミングです。
そしてラストは、主&次郎冠者が太朗冠者に仕返しを。
二人で太郎冠者の手足を持って、ぶんぶんぶーーんっ、と本舞台前方へ放り投げ!
投げられた萬斎さまが滑走してくるー
このままだと本舞台から落っこちるぅぅぅ
・・・のスリルの後に、舞台のキワでピタッと停止されたのでした。
キザハシの突起に頭がぶつかるギリギリの所で。
深田さんと高野さんてば、手加減ナシなんだもの。
いくら萬斎さまでも、逆らえる慣性力には限度ってものがあると思いますよぉ
仕舞「柏崎 道行」
武田志房さん。
能「野宮」
里女&六条御息所が武田友志さん、
旅僧が大日方寛さん、
里人が太一郎くん。