萬斎さん観賞と日本画修得の日々

能楽や展覧会の観賞の感想を書いています

「宝生月浪能 特別会」を観る(その2)

(その1の続き)

狂言「鶯」
シテが万作さん、アドが深田さん、後見が月崎さん。

万作さんが鶯を献上したい「梅若殿」は、
姿は登場しないんだけど、なんとなく美少年ぽいイメージを彷彿とさせます。

そういうイメージといい、
鶯のかごの作りの繊細さといい、全体が優美なベールに包まれてるかのよう。

万作さんがリピートなさった最後のセリフ、2回目が格別に味わい深くて、長く余韻が残りました。

このあとの能1番は、事情があり拝見できず。

能「烏帽子折」
シテが武田孝史さん、
子方ちゃんが水上嘉くん、
ツレが野月聡さん、
若武者が高橋亘さん、
立衆が小林晋也さん&亀井雄二さん。
法師が、佐野玄宜さん&藪克徳さん&内藤飛能さん&佐野弘宜さん&川瀬隆士さん&小倉伸二郎さん。

盗賊の手下(?)が萬斎さん&中村くん&内藤くん。
3人とも、お髭は黒。
里人が太一郎くん。
早打ちが飯田くん。

笛が松田弘之さん、
小鼓が住駒匡彦さん、
大鼓が佃良勝さん、
太鼓が小寺佐七さん。

地謡は7人編成の2列で、後ろの4人の方々はフェイスシールド装着。

地謡が、とても素敵でした。
切り組シーンは圧巻。
牛若ちゃんも、とてもよかった~
単に上手というだけでなく、
自分の運命を受け入れて、達観したような雰囲気があって。

萬斎さんは、蜜柑色&金糸の燕尾頭巾、白地に洗朱の格子の縞熨斗目、煉瓦色の狂言袴の括り袴、
色刀の鍔が配された厚板をブラウジングしてアウターに。

松明を振りかざしては、ぴ。と止める、その一瞬の停止の姿が美しい。
この3人組の間狂言は、もうコントそのものなんだけど、
ビジュアルも所作も端正なので、格調高さが破綻しないのですよねー

飯田くんが橋懸りに出ていらした時、がっつり不織布マスクを。
すぐに気付かれたようで、スッとご自身でマスクを外されましたが。
出番の直前まで、楽屋でもマスクをしておられるってことなのでしょうね。