萬斎さん観賞と日本画修得の日々

能楽や展覧会の観賞の感想を書いています

新作能「白雪姫」のブルーレイを観る

12月のアタマにブルーレイを観ました。
その翌日から仕事が噴火して、更に年末の諸々もあり、この話題を書きそびれているうちに大晦日を迎えてしまいました。

ということで、観てから日数が経ってしまいましたが、面白かったです!

観る前は、失礼ながら、学芸会チックかなものかと予測してたんだけど、驚くほどの完成度!!

女王&魔女が野村太一郎くん。
特典映像の中での説明によると、
太一郎くんのお役が、シテの位置付けになるのだそうです。

白雪姫が坂口貴信さん、
王子が観世三郎太くん、
鏡の精が大槻裕一くん、
太郎冠者が野村裕基くん。

7人の小人が、深田さん&高野さん&月崎さん&岡さん&中村くん&内藤くん&淡朗くん。

囃子方は、広忠さん&鵜澤洋太郎さん&竹市学さん&林雄一郎さん。

構成は、今は亡き太一郎くんパパ(五世野村万之丞)。
演出は太一郎くん。

監修は萬斎さん。
萬斎さんは、後見のお役も!

海外のお話なのに、ふしぎなくらい、能楽の様式性にフィットしてました。

あまりの馴染っぷりに、
一緒に観ていた母は、「白雪姫って、日本の民話なんだっけ?」と言い出す始末。

小人たち、気に入りました。
小人たちの装束は、全員、異なるフォルムの頭巾。
かぶる向きを90度、あるいは180度かえたり、一部を紐で結んでアレンジして、誰ともフォルムがカブらないようにしてあるんです。

いずれの頭巾も、狂言の装束として既存の物を流用しつつ、7つものパターンを創出していて、作り手のコダワリが感じられます。

高野さん小人がイチバン可愛い。
特にラストは、高野さんが、全部かっさらって行きました~

・・・と思ったら、ラストのラストに、カメラは方向を転じて後見座へ。

わーっ
大正解です!
視聴者の気持ちを熟知したカメラワーク!!

自分がライブで観ていたとしても、まさに同じタイミングで、後見座へ視線を向けたと思います。

メイキング映像には、前日のリハーサルに立ち会われた観世宗家のお姿も!
坂口さんにアドバイスなさったりして、熱心なのです。

裕基くんへのインタビューもあり、とあるシーンは裕基くんと裕一くんが相談しながら作り上げた、と知りました。

四苦八苦されつつも、充実した時間を、出演者の皆さまと共有してこられたことが伺われます。

この「白雪姫」、ライブでもぜひ観てみたいです。
2021年に叶いますように。