10月6日、宝生能楽堂へ。
萬斎さんの三番叟つき翁がある、となれば、平日の昼間であろうと
万難を排して駆けつけない訳にはゆきません!
会議があったけど、かなり前から参加メンバに根回しをして
他の日に変えてもらいました。
「翁」
翁が辰巳満次郎さん、
三番叟が萬斎さん、
千歳が辰巳和磨さん、
面箱が石田淡朗くん。
笛が竹市学さん、
小鼓頭取が大倉源次郎さん、脇鼓が飯富孔明さん&清水和音さん。
大鼓が広忠さん~
狂言方後見が、太一郎くん&高野さん。
黒色尉の紐を結ぶのは太一郎くん。
小鼓頭取の後見は紋付裃の伶士郎くん。
萬斎さんは、茄子紺の直垂、枇杷色の地にグリーン&金糸の格子の厚板。
広忠さんは、ブルーグレーの熨斗目に、紺色の毘沙門亀甲の素襖裃。
すごい三番叟でした!
美しくて、スタイリッシュで、
鋭利な刃物のようで、
でも、大いなる癒しも内包している三番叟。
いま、この時代に萬斎さんがおられて、ほんとうに良かった。
コロナ渦になってみて、不思議に思うのだけど、
2020年にコロナがくることが予め定められたことだったのだとしたら、
これに拮抗する三番叟を踏む者として、
神様は、萬斎さんを今の時代に
誕生させてくださったのでしょうか。
半能「高砂」
住吉明神が宝生和英さん、
神主友成が森常好さん、
囃子方は、翁メンバ マイナス脇鼓 プラス太鼓の金春惣右衛門さん。
つづいて榎戸二幸さんによる箏曲「大和の界」。
ここで休憩時間。
休憩時間に、ロビーで「書パフォーマンス」なるものがありました。
ロビーの絨毯のうえに、グレーのビニールシート、その上に緋毛氈が敷きつめられています。
3種類のサイズの和紙が設えられています。
小・中・大、というよりは、中・大:特大、といった方が相応しいサイズ感。
特大に書くときは、太いハタキみないな筆を使われました。
意外なくらい短時間でシュシュッと書かれるものなんですねー
急いでるんじゃないけど、リズムを意識しておられるように見えました。
息継ぎとは違うのかもしれないけど、この字とこの字の間は一息に書きたい、とか、そういうコトかしら?
最後に、和太鼓舞「ウズメノマイ」。
アメノウズメが小島千絵子さん、
篠笛が木村俊介さん、
和太鼓がTahさん。
ロビーには、杉本洋さんという方の日本画展示も。
この方は、番組表によると、夜の部のシンポジウム登壇者のお一人だったようです。
ちょっと聴いてみたかった気がします